TOPアメリカン・プロレスROHROH 2016年 →ROH:Supercard of Honor Night One 4/1/16

ROH:Supercard of Honor Night One 4/1/16の分析


名勝負 なし
好勝負 ROH王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.リオ・ラッシュ

@ボビー・フィッシュvs.クリストファー・ダニエルズ

Aロデリック・ストロングvs.ムース
 ムースはいつの間にか固定アピール、
 腕を立てて上げ下ろし、を身に着けたんですね。
 これが試合の要所で観客との一体感を生み出している。
 ロデリックがムースの猪突猛進ファイトぶりを
 際立てる戦略を取って動いており、攻防も見応えあり。
 後はムースがもう少し攻撃的であっても良いですね。
 逆にこれぐらいの抑え目にするなら
 ロデリックは腰攻めで抑え込んでいる感を出すと尚良いかな。
 終盤の攻防がやや散漫なものの見応えのある内容でした。
 中々良い試合。

Bダルトン・キャッスルvs.チーズバーガーvs.ジョーイ・ダディエゴ
vs.アダム・ペイジvs.フランキー・カザリアンvs.ドノヴァン・ダイジャック

Cカイル・オライリーvs.マット・サイダル
 サイダルはリズムが良いものの
 逆に言うとリズムで考えるので
 オライリーはバチバチにぶつかりきれず、序盤は普通の出だしです。
 サイダルが脚攻め。
 オライリーが痛めた足を使いながらの反撃し、腕攻め。
 彼らレベルが一極攻めを交錯させると
 試合が深まっていく展開ですが、
 それぞれ相手のリズムを崩そうとせず
 やや踏み込みが浅かったのが残念。
 それでも流れを作るためのシークエンスは綺麗で
 終盤もちゃんと攻防が整っている。
 この試合だけのワン・ナイト・オンリーなものは見られなかったが、
 地力だけでここまでの内容を作り上げたと見れば凄い。
 好勝負に少し届かず。

Dマンディ・レオン、ソロ・ダーリングvs.アンバー・オニール、デオナ・プラッツォ

Eアダム・コールvs.ACH
 人気者同士の対決とあって
 序盤の熱の下地作りは問題なし。
 中盤から緩急の中に技を置き、
 受け手もちょっとした攻防を入れてサポート。
 相手へのリアクションの入りが少し遅いのが気になるものの
 終盤は一気に技の連打で勢いを増して強烈な攻防。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Fブリスコ・ブラザーズ、ウォー・マシーンvs.オールナイト・エクスプレス、サイラス・ヤング、ビア・シティ・ブルーザー

GROH王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.リオ・ラッシュ
 リオは制動できない部分もあるが
 鋭い動きを際立たせ、一方でレスリングは落ち着いていてグッド。
 リーサルが馬鹿にしていく行動を韻で挟む中、
 リオも比較的リズムにのって動けています。
 黒人の中ではバランス良い方ではないでしょうか。
 可能性を感じますね。
 女子マネ+トペ・スポットで大きな盛り上がりを作りブースト。
 ストーリーとスポットが一致している試合で、
 静かに、深く、ドラマに入り込んでいきます。
 格から基本的にはリーサルの敗北は見えず、
 ハラハラ感のある攻防はなかったが、
 それでも完成度は予想以上で飛び切りの内容。
 ぎりぎり好勝負です。

Hヤング・バックスvs.モーター・シティ・マシンガンズ
 高い演武性を誇る攻防とユーモア。
 ただしMCMGは今の一線級と比べると一歩退いた感ありますね。
 動きにキレが足りていませんし、
 中盤の作りもオーソドックスで
 能力でより惹きこんでいきたかった。
 ホット・タッチ後は場外も使ってスポットを広げつつ、
 定番のスポットで盛り上げていきました。
 2対2で戦い続けて試合を成立させたのは流石。
 新しいものは見られず組まれるのが遅すぎた感はあるものの
 メインとしては合格点を与えられる内容。
 好勝負に届かず中々良い試合です。

DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:5/?/16)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ボビー・フィッシュvs.クリストファー・ダニエルズ
Aロデリック・ストロングvs.ムース
Bダルトン・キャッスルvs.チーズバーガーvs.ジョーイ・ダディエゴvs.アダム・ペイジvs.フランキー・カザリアンvs.ドノヴァン・ダイジャック
Cカイル・オライリーvs.マット・サイダル
Dマンディ・レオン、ソロ・ダーリングvs.アンバー・オニール、デオナ・プラッツォ
Eアダム・コールvs.ACH
Fブリスコ・ブラザーズ、ウォー・マシーンvs.オールナイト・エクスプレス、サイラス・ヤング、ビア・シティ・ブルーザー
GROH王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.リオ・ラッシュ
Hヤング・バックスvs.モーター・シティ・マシンガンズ