TOPアメリカン・プロレスROHROH 2014年 →ROH:All Star Extravaganza 9/6/14

ROH:All Star Extravaganza 9/6/14の分析


名勝負 なし
好勝負 AJスタイルズvs.アダム・コール

@マーク・ブリスコvs.ハンソン
A4コーナー・サバイバル:BJウィットマー、アダム・ペイジvs.ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ガブリエル・オーウェンズvs.カプリス・コールマン、渡辺高章vs.RDエヴァンス、ムース
Bザ・アディクション(クリストファー・ダニエルズ、フランキー・カザリアン)vs.ザ・ディケイド(ロデリック・ストロング、ジミー・ジェイコブス)

CAJスタイルズvs.アダム・コール
 リスペクトを持っての対決としながら
 初動ロープ・ワークでズレがあると見るや、
 フェイス/ヒールの流れに転換して
 まずは感覚のズレの修正に時間を費やします。
 出だしは遅れた形ですが、
 コールが主導権を掴んでからは
 まずコールが優れたアピール・センスを見せます。
 AJの技の配置がまだ適正化なされず
 一度スタイルズ・クラッシュ狙いまでいくも
 コールが上手い切り返しで防ぎ、
 AJの技に意味合いと深みのある展開へと繋いでいきます。
 強烈な鉄柱4の字からコールが脚攻め。
 AJvs.みのるに触発されたのか
 コールがコールらしさで持って刹那で強烈な表現を見せます。
 AJがエプロンでのブレーン・バスターから舞台をリセット。
 スプリングボード式450を重ねる必要性はなかった気がしますけどね。
 終盤はぎりぎりのニア・フォール。
 見応えはありますが、フェイスvs.ヒールの色を濃くした中で、
 一気に転換してこういう見せ場でボリュームを持たせるのは
 ややMOTY狙いの意図が過剰にチラついている気がしないでもない。
 ぎりぎり好勝負。

DTV王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.セドリック・アレキサンダー

EROH王座戦:マイケル・エルガン(ch)vs.ジェイ・ブリスコ
 序盤から打撃を主体に積極的な一進一退。
 エルガンがやや感情的なファイトを選ぶも
 自分の形ではない上に王者としての立ち位置が失われています。
 わざわざジェイの土俵でやる必要があるかは疑問。
 十分な技巧を活かさないまま
 椅子、テーブルを盛り込みハードコア要素を取り込みます。
 ポイントは迫力あるスポットで、
 AJ vs.コールと同じく激戦っぽい攻防に持っていくも
 残念ながらそこへ至るまでの密度が違います。
 王座交代劇としては全然物足りない。
 平均的な良試合。

Fタッグ王座戦、3本勝負:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.ヤング・バックス
 場外で定番の連携技で意表を突いていますが、
 形が崩れている方が目につきますね。
 連携技を豊富に使っているものの
 取り合えずばらまいている感が強いですね。
 単なる地元ネタかと思った
 ホッケースティックを落としどころにしてまず1本決めます。
 2本目は定型の流れから
 レッドラゴンを完全に分断・叩きのめして
 ヤング・バックスが1本取り返します。
 この流れは見事でした。
 ただそれぞれの1本目と2本目の取り方が3本目に活かされたかというと否。
 タッグならではの動きを色々やっていますが散漫です。
 ビッグ・マッチながらどうにも乗り切れなかった一戦。
 中々良い試合。

DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:9/?/14)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@マーク・ブリスコvs.ハンソン
A4コーナー・サバイバル:BJウィットマー、アダム・ペイジvs.ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ガブリエル・オーウェンズvs.カプリス・コールマン、渡辺高章vs.RDエヴァンス、ムース
Bザ・アディクション(クリストファー・ダニエルズ、フランキー・カザリアン)vs.ザ・ディケイド(ロデリック・ストロング、ジミー・ジェイコブス)
CAJスタイルズvs.アダム・コール
DTV王座戦:ジェイ・リーサル(ch)vs.セドリック・アレキサンダー
EROH王座戦:マイケル・エルガン(ch)vs.ジェイ・ブリスコ(新チャンピオン!)
Fタッグ王座戦、3本勝負:レッドラゴン(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.ヤング・バックス(2-1)