TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2013年 →PWG:Ten 8/9/13

PWG:Ten 8/9/13の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヤング・バックス(ch)vs.Dojo Bros(ロデリック・ストロング、エディ・エドワーズ)vs.インナー・シティ・マシンガンズ(リッチ・スワン、リコシェ)

@ウィリー・マック、B-Boy、キャンディス・ラレーvs.vs.ジョーイ・ライアン、ピーター・アヴァロン、ライアン・テイラー
Aブライアン・ケイジvs.アンソニー・ニース
Bフォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)vs.ロックネス・モンスターズ
Cマイケル・エルガンvs.ARフォックス
Dジョニー・ガルガーノ、チャック・テイラーvs.ブライアン・ケンドリック、ポール・ロンドン

Eカイル・オライリーvs.TJパーキンス
 TJPがレスリング・テクニックを存分に発揮。
 開始時は抑え込まれていたオライリーも盛り返してヒート・アップしてきます。
 TJPにはこれを求めていたんだというレスリングの妙技。
 序盤だけでお金を払う価値があります。
 しかしながらプロレスの構築、中盤以降の試合運びに関しては
 やはり物足りないものがあると言わざるを得ない。
 対角コーナーにそれぞれ走るシーンはやや的外れだし、ムーブのミスも見られました。
 正直オライリーの独壇場というイメージが後半はありましたね。
 ただし限界までTJPの潜在能力を引き出せる相手が
 他ならぬオライリーなのではないか、という予感を与えた意味ある試合でした。
 中々良い試合。

FPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・マッチ:アダム・コール(ch)vs.ドレイク・ヤンガーvs.ケビン・スティーン
 まずは2人でコールいじめ。
 ヤンガーはハードに、スティーンは股間に押し付けたりファンに攻めたてます。
 コールが椅子に座ると椅子が潰れたりするアクシデントまで加わって
 序盤はゲリラ・ウォーフェアの過酷さはありません。
 中盤から迫力ある大技を解禁していくと、
 3人目が排除されている間にその一発一発で仕留めようという攻防。
 終盤はテーブルへのカナディアン・デストロイヤー、
 椅子の上でのパッケージ・パイル・ドライバー、
 更に手加減なしのブレーン・バスタァァァァーと印象的なスポットが飛び出し盛り上がりました。
 3ウェイの化学融合は見られず、
 メインに遠慮してかゲリラ・ウォーフェアとしての突き抜け感もいまいち。
 一つ一つのスポットを大きくしての足し算マッチ。
 中々良い試合止まり。

Gタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヤング・バックス(ch)vs.Dojo Bros(ロデリック・ストロング、エディ・エドワーズ)vs.インナー・シティ・マシンガンズ(リッチ・スワン、リコシェ)
 YBのヘタレからの逆襲の流れ、
 それをトリオのトルネードで行うのは難しいので
 必要以上のダウン調整もありますが、
 行動量を落とすことはせずタッグとしてのムーブを積み重ねていきます。
 天井につきそうな特大ラダーを投入しながらも
 即座に過激ムーブにつなげずに試合を展開させる感覚は良いですね。
 3ウェイ・タッグであることとラダー・マッチであることを組み合わせて
 新たなムーブ作りにも挑戦しています。
 後半にかけては一部スポット頼みで濁している部分があるものの
 対角ダイブやテーブル葬は極めて迫力がありました。
 ぎりぎり好勝負。

総評
 10周年記念大会ということでいつも以上に豪華なカードを組んできましたが
 内容は予想を超えるとまではいかなかった印象。
 MOTNのメインも去年の試合が頭にありますからね。
 (執筆日:9/?/13)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果


@ウィリー・マック、B-Boy、キャンディス・ラレーvs.vs.ジョーイ・ライアン、ピーター・アヴァロン、ライアン・テイラー
Aブライアン・ケイジvs.アンソニー・ニース
Bフォーエヴァー・フーリガンズ(ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ)vs.ロックネス・モンスターズ
Cマイケル・エルガンvs.ARフォックス
Dジョニー・ガルガーノ、チャック・テイラーvs.ブライアン・ケンドリック、ポール・ロンドン
Eカイル・オライリーvs.TJパーキンス
FPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・マッチ:アダム・コール(ch)vs.ドレイク・ヤンガーvs.ケビン・スティーン
Gタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヤング・バックス(ch)vs.Dojo Bros(ロデリック・ストロング、エディ・エドワーズ)vs.インナー・シティ・マシンガンズ(リッチ・スワン、リコシェ)