TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2013年 →PWG:All Star Weekend 9 Night Two 3/23/13

PWG:All Star Weekend 9 Night Two 3/23/13の分析


名勝負 ARフォックス、インナー・シティ・マシンガンズ(リコシェ、リッチ・スワン)vs.アンブレーカブル・ファッキン・スティーン・マシーンズ(ブライアン・ケイジ、マイケル・エルガン、ケビン・スティーン)
好勝負 PWG王座戦:アダム・コール(ch)vs.ドレイク・ヤンガー

@ジェイ・リーサルvs.ウィリー・マック
Aジョニー・ガルガーノ、チャック・テイラーvs.ロックネス・モンスターズ(ジョニー・グッドタイム、ジョニー・ユーマ)
Bポール・ロンドンvs.トレント?

CARフォックス、インナー・シティ・マシンガンズ(リコシェ、リッチ・スワン)vs.アンブレーカブル・ファッキン・スティーン・マシーンズ(ブライアン・ケイジ、マイケル・エルガン、ケビン・スティーン)
 前日MOTNを生み出したフライヤー3人がトリオを組み、
 対するは人気者スティーンが率いるUFSM。
 試合前から大盛り上がりになっていますね。
 構図はフライヤーvs.パワー・ファイターという
 伝統的且つダイナミックな激突です。
 まずはスティーンvs.フォックス。
 スティーンはヘビー級として荒々しい打撃を放ちつつ、
 平時の打撃は鋭くハードにして相手を応援させます。
 スワンとエルガンも最高の対比。
 エルガンの機動性、重戦車ぶり、とスワンのアンダードッグ性が発揮されました。
 ケイジが不安でしたが他の巨漢寄りの人とは一味違う
 彼にしか出来ない素晴らしい軌道のステップで独自性を生み出しています。
 最初のシングル対決の時点で全員が輝いており、その後も勢いを失わなかった。
  ファニーなシーンもあればスティーンがスパドラみたいに相手セコンドにいくシーンもある。
 タッチ後には複数が絡むスポットも積極的に取り入れている。
 スポット・フェストの嫌いもあるでしょうが、
 滅茶苦茶なインパクト技の数々にはHoly Shit!と叫び続けること間違いなしの試合。
 ぎりぎり名勝負です。

DTJパーキンスvs.サムライ・デル・ソル

Eサミ・キャリハンvs.カイル・オライリー
 キャリハンはここぞで抑えて
 オライリーとのバランスを絶妙な按配で取っていますね。
 オライリーの打撃に対するリアクションをその都度変えてドラマを生み出しているのも素晴らしい。
 一方のオライリーも彼のリアルな部分を維持しつつ
 リアリスティックな観点からラッシュを仕掛けている。
 印象的な場外スポットを温存し、
 そのスポットを使わずに着実な積み重ねが出来ていたのは大きいですね。
 ただスポットを使ってからの流れは甘い。
 間の見せ方にPWGファンが勝手な反応をする余地がありますね。
 良くも悪くも反応が大きいからこそぶれが生まれている。
 中々良い試合。
 
Fタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.DojoBros(エディ・エドワーズ、ロデリック・ストロング)
 まずはYバックスがリング・アナウンサーにダブル・スーパー・キック。
 いつも奇襲で始まるのが定番になっているが、これは予期せぬ行動で掴みとしては良いですね。
 チョップの特性を上手く使ってYバックスをやっつけ序盤の盛り上がり。
 そこからYバックスがDojo Brosを孤立させる形。
 このパートの観客への煽りと対戦相手との鬩ぎあいのバランス感覚は流石といったところ。
 終盤も流れるようにスポットを繋げており、
 カードから予想されるように完成度の高い内容となっています。
 好勝負に少し届かず。

GPWG王座戦:アダム・コール(ch)vs.ドレイク・ヤンガー
 まずはヤンガーが場外ダイブから攻め立てます。
 一方的でありながらもそのリズムが素晴らしいので成立している。
 コールが環境も使いながらいなします。
 ヤンガーが昨夜の試合を受けて頭に包帯を巻いているので
 そこから流血させてコールの煽りとでボルテージを上げるのかと思いきや後半戦もヤンガー主導で構成。
 観客を良く見ているし、ここぞの技の凝縮は圧巻。
 気合で起き上がったりと耐え表現を
 右とナタイミングで作り上げる格好良さは飛びぬけています。
 凶器を一切使わずここまでやるとは思いませんでした。
 普通にコールが食われていました。
 PWGでの勢いを見ていると近いうちにPWG王者になっても不思議ではないと思わせる。
 ぎりぎり好勝負。


総評
 1日目を超える年間最高大会候補。
 (執筆日:5/?/13)
DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジェイ・リーサルvs.ウィリー・マック
Aジョニー・ガルガーノ、チャック・テイラーvs.ロックネス・モンスターズ(ジョニー・グッドタイム、ジョニー・ユーマ)
Bポール・ロンドンvs.トレント?
CARフォックス、インナー・シティ・マシンガンズ(リコシェ、リッチ・スワン)vs.アンブレーカブル・ファッキン・スティーン・マシーンズ(ブライアン・ケイジ、マイケル・エルガン、ケビン・スティーン)
DTJパーキンスvs.サムライ・デル・ソル
Eサミ・キャリハンvs.カイル・オライリー
Fタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.DojoBros(エディ・エドワーズ、ロデリック・ストロング)
GPWG王座戦:アダム・コール(ch)vs.ドレイク・ヤンガー