TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2012年 →PWG:Death to all but Metal 5/25/12

PWG:Death to all but Metal 5/25/12の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦、ノーDQ:ヤング・バックスvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ

エル・ジェネリコvs.リコシェ

@B-Boy vs.フェイマスB
ATJパーキンスvs.ライアン・テイラー
BPWG王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.ブライアン・ケイジ

◆スパドラの復帰の目処が立たないためにタッグ王座を返上することに。

Cタッグ王座戦、ノーDQ:ヤング・バックスvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
 やや緩いスタートでしたが
 観客席の上に転落したりとハードなことをするので観客の観る目は変わりません。
 序盤からベースラインを逸脱せずに可能な限り過激化に走っていますね。
 ただこの空間の使い方はラダー・マッチ的でノーDQとしてはやや歪ではありますが。
 ストゥピファイドが実況席からトペコンを放ちアピールし一区切り。
 その後はYバックスのターン。
 ハードコア仕様で工夫をしながら盛り上げていきます。
 道具を使った攻防は本来よりも精度が落ちている印象がありましたが
 Yバックスの形を活かした勢いの生み方は流石で一気に取り戻していました。
 最後はレフェリーのカウンターから締め。
 良くも悪くもPWGらしい一戦。
 ぎりぎり好勝負です。

Dピーター・アヴァロン、レイ・ローザス、ジョーイ・ライアンvs.キャンディス・ラレー、ロックネス・モンスターズ

Eマイケル・エルガンvs.ウィリー・マック

Fエル・ジェネリコvs.リコシェ
 ゴングが鳴った後ジェネリコがつかつかとにじり寄りますが
 その際のリアクションによりリコシェはDG版ヒールでいくことを明示している。
 1動作で立ち位置を示すとは見事です。
 ジェネリコが最近の常通りトップ・レスラーとしての揺ぎ無い姿を見せれば、
 リコシェも憎めないキャラを出しながら演舞の要素も絡めます。
 ロープのしなりを利かせた素晴らしいロープ・ワークが技を引き立てました。
 それぞれの見せ場を相互に挟む王道の構成で盛り上げていきます。
 単純ではありますが、そのシーンの中ではそれぞれの経験も光っていましたね。
 リコシェは間、技の選択が素晴らしかったですが、もっと肉体的にジェネリコを甚振っても良かったですね。
 終盤もそうですがジェネリコが仮想的役回りになっていて
 イメージするハイ・フライヤー対決とちょっとずれてしまった所は否めない。
 今の2人だからこその凄い試合。
 ぎりぎり好勝負です。

総評
 クオリティを狙える試合を揃えながら
 マックvs.エルガンを組んだりとPWGらしさの拡張も忘れていない良大会。 
 (執筆日:9/9/12)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@B-Boy vs.フェイマスB
ATJパーキンスvs.ライアン・テイラー
BPWG王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.ブライアン・ケイジ
Cタッグ王座戦、ノーDQ:ヤング・バックスvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ(新チャンピオン!)
Dピーター・アヴァロン、レイ・ローザス、ジョーイ・ライアンvs.キャンディス・ラレー、ロックネス・モンスターズ
Eマイケル・エルガンvs.ウィリー・マック
Fエル・ジェネリコvs.リコシェ