PWG：Titannica 4/10/10の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
１枚、約２時間１０分です。
①ブランドン・ボナムvs.マラカイ・ジャクソン
技への入り方が適当すぎます。
今のPWGの客はハードで派手ならどうだろうと盛り上がってはくれるけどさ。
これじゃ駄目ですよ。
悪い試合。
②ブランドン・ガットソンvs.ライアン・テイラー
挑発合戦から適当な張り合いを作る。
盛り上がっているPWGの客がいる。
この２つの条件が揃うと予想のつかぬ目新しい技を見せるだけで
１捨てても１．５ぐらい回収できる確変状況になっています。
しかし観客は気にしていないですがリズム、間の取り方は普通に悪い。
観客がこの程度で支持をしてしまうのは非常に危険です。
予想よりは上だが所詮は平均レベル程度。
③カットラー･ブラザーズvs.ジョニー・グッドタイム、ジェロム･ロビンソン
どちらも戦いよりアピールが先に来るのでうざったいですね。
ただ手を重ねているだけに①なんかと違い、
行動があって、その結果として盛り上がっている。
見せ方のあるファン･マッチです。
悪くない試合。
④エル･ジェネリコvs.ポール･ロンドン
ロンドンはビールを飲みにいって、馬鹿げたサブミッションをかけ、マスクを剥ごうとする。
自己中心的な道化です。
観客の操り人形になれ、とは言わないがこれは余りに不義というものです。
ジェネリコが強制的に止めても問題ないレベルでしたよ。
終盤もロンドンはひどいミス、セール無視を見せており、ただ技に盛り上がりなおしただけです。
少し悪い試合。
⑤ジョーイ･ライアンvs.クリスティーナ・ヴォン・エリー
ライアンがベビーフェイス、クリスティーナがヒールという状況で何故このカードという感じですね。
しかし恥ずかしい事にこれまでの4試合のどれよりも真面目にプロレスをしています。
セクハラ・ネタのコメディーは面白く基本から広げ、女だからと手加減していません。
ライアンの調整も光っていましたね。
平均レベル。
⑥PWG王座戦：デイビー･リチャーズ（ch）vs.ロデリック･ストロング
経験と技術と身体、この3つが同居していて素晴らしい身のこなしが出来る。
個々の状態は良いのでしょう。
しかしそのレベルに反して、この2人はまあビジョンが見えていない。
特に打撃の扱いが微妙。
ストロングは打撃に腰が入っていないし、
リチャーズはそんな打撃にダウン受けをしてはいけません。
それは自身の切れすぎた刃をもてあます結果にもつながる。
またストロングはペースの変え方が歪で攻防もずれている。
だが、それにも関わらず試合に対する努力、意識は途切れていないので一応のハイ･クオリティにはなっています。
終盤でもストロングのセルとノー･セルの融合表現が微妙だったりするのですが、
絶対的な気持ちの乗ったハード･ヒットの打ち合いは簡単なクオリティ･アップですからね。
悪い意味でストロングらしい後一歩な内容。
好勝負に少し届かず。
⑦タッグ王座戦：ヤング･バックス（ch）vs.ブリスコ･ブラザーズ
びっくりするほど普通ですね。
試合開始時の展開、奇襲にしてもブリスコズがあのペースで一方的に攻めていては
椅子を投げようと何しようと繋がりません。
それでたどり着けるラインは高くもなく低くもない。
技一発一発は重いけれども全然それが価値を見出せる構築でもありません。
終盤は控えが走り回りすぎ。
ある意味新しいけれどここまで元気だと消耗感には程遠い。
そんな状態で間を使い、ズルして頂きで締めていては過程の価値がなくなります。
平均的な良試合。
総評
相変わらず盛り上がってはいますが前半は空っぽ。
ダブル･メインも思ったより伸びませんでしたね。
（執筆日：8/5/10）
DVD Rating：★☆☆☆☆
注目試合の詳細
⑥PWG王座戦：デイビー･リチャーズ（ch）vs.ロデリック･ストロング組むと押し合う。
ストロングがロープに押し込む。
リチャーズが体勢を入れ替える。
離れる。
組み付く。
ストロングがフロント･ヘッド･ロックへ。
リチャーズがアーム･ロック。
ストロングが側転からアーム･ロック。
グラウンドに倒す。
リチャーズが足をかけて倒しレッグ･ロック。
リチャーズが逃れてサーフボード･ストレッチ。
回転して丸め込む。
ストロングがカウント２で返しサーフボード･ストレッチ。
回転して丸め込む。カウント２。
ストロングがリスト･ロック。
回転して倒す。
リチャーズが跳ね起きる。
側転からファイヤーマンズ･キャリー。
ストロングがグラウンド･ヘッド･シザース。
リチャーズが体勢を変え反転。
すり抜けレッグ･ロック。
アーム･ロック。
ハンマー･ロック。
ストロングがロープに押し込む。
チョップで倒してから離れる。
組むとストロングがリスト･ロック。
リチャーズが跳ね除けスナップ･メア。
背中に蹴り。
仕切りなおし。
組むとストロングがエルボー。
エルボーの打ち合い。
リチャーズがヘッド･ロック。
ロープに振られショルダー･タックル。
ロープに走る。
ニール･キック。
起こそうとする。
ストロングが跳ね除けチョップで倒す。
コーナーに押し込みショルダー･ブロック。
チョップ。
リチャーズがチョップ。
エルボーの打ち合い。
ストロングが倒してカバー。カウント２。
ダウンするリチャーズを場外に出しエルボー。
場外でエルボーと張り手の打ち合い。
リチャーズがソバット。
エプロンに叩きつけようとする。
ストロングは防ぎエプロンに叩きつける。
担いで腰からエプロンに落とす。
リングに戻す。
場外に出る。
リングに戻ったリチャーズをカバー。カウント１。
バタフライ･ロック。
リチャーズが両肩を押し込む。
ストロングが丸め込む。
カウント２で返しキャメル･クラッチ。
リチャーズがロープに足をかける。
リチャーズが近づいてきたストロングの腹にパンチ。
ストロングがニー。
エルボーを連打。
崩れたリチャーズにチョップ。
カバー。カウント２。
リチャーズが近づいてきたストロングにヘッド･バッド。
ストロングはロープにもたれるも蹴り飛ばす。
リチャーズがふらつくも蹴り。
ストロングがエルボー。
リチャーズが蹴り。
ストロングがエルボー。
リチャーズがソバット。
ハンマー･ロック＋レッグ･ロック。
ストロングがロープを掴む。
ストロングを起こすと殴りつける。
スナップ･スープレックスを決めカバー。カウント２。
ヘッド･ロック。
ストンピング。
起こそうとする。
ストロングが跳ね上げチョップ。
リチャーズがチョップ。
ストロングがエルボーにチョップ。
ロープに振る。
リチャーズがハンドスプリング・ジャンピング・キック。
カバー。カウント２。
蹴り。
変形4の字。
ストロングがロープを掴む。
リチャーズがストロングを中央に引っ張る。
エルボーと張り手の打ち合い。
リチャーズがヘッド･バッド。
コーナーに振り突進。
ストロングがカウンターで蹴り。
クローズライン。
バック･エルボー。
コーナーに振り突進。
リチャーズがカウンターで蹴りをいれ突進。
ストロングがカウンターでパワー･スラム。カウント２。
バック･ブリーカーを決めカバー。カウント２。
リチャーズを起こしてコーナーにもたれさせるとチョップ。
担ぐ。
リチャーズはエルボーを入れて逃れるとロープに走る。
ストロングが担ぐとダブル･ニー･ガット･バスターへ。
リチャーズは着地するとテキサス･クローバー･ホールド。
ストロングがすぐロープを掴む。
リチャーズがストロングの頭部を蹴り飛ばす。
スナップ･メアから首4の字。
ストロングがロープを掴む。
リチャーズがストロングを起こすとバック･ドロップへ。
着地したストロングに突進。
ストロングはカウンターで蹴りを入れるとロープを掴んでジャンピング･キック。
リチャーズが突進。
ストロングがかわすとリチャーズは場外に出る。
ストロングがプランチャで追撃。
チョップを打ち込んでいく。
リングに戻す。
スリングショット･スープレックスを狙う。
リチャーズが後ろに着地しロープに走る。
ストロングがエルボーを打ち込みロープに走る。
リチャーズがカウンターで蹴り。
ソバット。
ロープに走る。
ストロングがカウンターでドロップ･キック。
カバー。カウント２。
コーナーのリチャーズに突進。
リチャーズがカウンターで蹴り。
突進。
ストロングがカウンターでハイ･ニー。
担いでTKO。
カバー。カウント２。
持ち上げ腹から落とす。
ロープに走りエルボー。
持ち上げスリングショットからファルコン･アロー。カウント２。
ボストン･クラブを決める。
リチャーズがロープを掴む。
ストロングがエルボー。
チョップ。
チョップ。
チョップ。
リチャーズが耐え額を付き合わせる。
エルボーの打ち合い。
リチャーズがソバット。
近づく。
抱きついてフロント･ヘッド･ロック。
ストロングが崩れながらもロープを掴む。
リチャーズがコーナーのストロングに突進。
カウンターでショルダー･スルーを食らうもエプロンに着地しジャンピング･キック。
ストロングが耐えジャンピング･キックで落とす。
リングからロープ越しに蹴りつけようとする。
リチャーズは受け止めると回して場外へのDDT。
リングに戻る。
ストロングがリングに体を入れる。
リチャーズがコーナーで起き上がったストロングにフライング･エルボー。
ロープに走りジャンピング･ビッグ･ブーツ。
ジャーマン。カウント２。
ジャーマン。
側頭部を蹴り飛ばす。
シャープ･シューター。
ストロングがロープを掴む。
リチャーズが蹴り。
起こして蹴り。
蹴り。
ストロングが唾を吐く。
リチャーズが顔に平手打ち。
エルボーと張り手の打ち合い。
ストロングがエルボーを連打。
ロープに走る。
リチャーズが打ち上げ蹴り上げる。
ストロングは受け止めると回転させエルボー。
リチャーズが耐えジャンピング･キック。
ストロングが担いでダブル･ニー･ガット･バスター。
ロープに走りビッグ･ブーツ。
リチャーズが受け止め投げ捨てる。
ロープに走る。
ストロングがカウンターでジャンピング･ビッグ･ブーツ。
両者ダウン。
ストロングが上にかぶさる。カウント２。
リチャーズを起こすとギブソン･ドライバーの体勢。
リチャーズがコーナーに押し込んで逃れる。
殴りかかる。
ストロングは避けるとかついでダブル･ニー･ガット･バスター。
ギブソン･ドライバー。
カウント２で返されるなりロープに走りジャンピング･ビッグ･ブーツ。
カバーするもカウント２。
ストロングはエプロンで起き上がったリチャーズに近づく。
リチャーズがロープを使ったドラゴン･スクリュー。
エプロンに上がる。
ストロングが捕らえリング内へのブレーン･バスターを狙う。
リチャーズは耐えるとロー･キック。
コーナーに上る。
ストロングが殴りつけスーパープレックスを狙う。
リチャーズが殴りつけ突き落とす。
ストロングが着地しジャンピング･キック。
コーナーに上るとバック・ブリーカァァァァァー。
カバーするもカウント２。
ロープに走る。
リチャーズがカウンターで低空ドロップ･キック。
ブレーン･バスターを狙う。
ストロングが後ろに着地しバックを取る。
リチャーズがバックを取り返し肩に乗る。
ヴィクトリー･ロールからアンクル･ロック。
ストロングが反転し蹴り飛ばす。
リチャーズはロープに跳ね返ると胸を蹴り飛ばそうとする。
ストロングはかわすとスクール･ボーイを狙う。
リチャーズは回転すると座り込む。
ストロングが丸め込む。
リチャーズがカウント２で返し押さえ込む。
ストロングが体勢を入れ替える。カウント２。
ストロングが押さえ込む。
カウント２で返されるなりボストン･クラブ。
リチャーズがロープに這い寄ろうとする。
ストロングが中央に戻そうと反転させる。
リチャーズが丸め込む。カウント２。
ロープに走る。
ストロングがカウンターでビッグ･ブーツ。
ロープに走る。
リチャーズがカウンターでビッグ･ブーツ。
ストロングがロープに走る。
同時に蹴り。
同時に蹴り。
リチャーズがソバット。
スピン･キック。
持ち上げると胸を蹴り上げる。
ロープに走りラリアットへ。
蹴り飛ばされるもそれを利用してローリング･ラリアット。
カバー。
カウント２で返されるなりアンクル･ロック。
反転してストロングにテキサス･クローバー･リーフ。
中央に引っ張り座り込みタップさせる！
リチャーズの防衛！
リチャーズはNo Remorseだとだけ言って握手を交わす。
試合結果
①ブランドン・ボナムvs.マラカイ・ジャクソン②ブランドン・ガットソンvs.ライアン・テイラー
③カットラー･ブラザーズvs.ジョニー・グッドタイム、ジェロム･ロビンソン
④エル･ジェネリコvs.ポール･ロンドン
⑤ジョーイ･ライアンvs.クリスティーナ・ヴォン・エリー
⑥PWG王座戦：デイビー･リチャーズ（ch）vs.ロデリック･ストロング
⑦タッグ王座戦：ヤング･バックス（ch）vs.ブリスコ･ブラザーズ