TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2010年 →PWG:Kurt Russell Mania 1/30/10

PWG:Kurt Russell Mania 1/30/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間15分です。

観戦時の注意と宣伝を行っているとYバックスとスパンキーが登場する。
Yバックスは俺たちをGeneration Meと呼べ、と言いTNA賛歌。
そしてスパンキーを古い時代のレスラーだと言いリンチする。
そこにロンドンが現れ追い払い、スパンキーと組んでタッグを行う事が決定。

@ジョニー・グッドタイム、マラカイ・ジャクソン、ジェロム・ロビンソン、キャンディス・ラレーvs.カットラー・ブラザーズ、ライアン・テイラー、クリスティーナ・ヴォン・エリー
 いつもの面子にキャンディスが加わり豪華仕様、って所ですが
 クライマックス以外さぼっていて完全にキャンディス任せ。
 キャンディスが普通に男と渡り歩くのでクリスティーナの立場も無い。
 少し悪い試合。

Aブランドン・ボナムvs.ブランドン・ガットソン
 そういやボナムをBoLAに登場させたら良かったのに
 と思ったけど試合を見ているとガットソンに比べ優れているという訳でもないか。
 場外にダウンしている相手へのトペコンを
 流れとリズムと技が一致していない
 少し悪い試合。

テイラー欠場によるカード変更を発表。

Bヒューマン・トルネードvs.スーパー・クレイジー
 クレイジーは体重が重くなってインディーのクオリティの高め方が出来ない。
 経験上ポイントは押さえているがそれも粗い。
 トルネードは引っ張るという訳ではないが精力的に動いて試合を楽しめる内容に。
 悪くない試合。

Cデイビー・リチャーズvs.ケビン・スティーン
 序盤はキスや鼻クソによる心理戦になっていますがヒール対ヒールなら仕方ないかな。
 PWGですしね。
 前半はインパクトに欠けましたが安定した攻防で確実にクオリティを上げると
 リチャーズの鉄板、腕攻めとスティーンの良い受け表現&強烈な技で最後は結構盛り上がりました。
 平均的な良試合。

Dスコット・ロスト、ジョーイ・ライアンvs.KAI、グレート・ムタ
 ムタは相当膝が悪いようでムタのキャラを活かしたカオスな行動も控えめ。
 それは仕方ないという事はいえ問題はKAI。
 ルチャ経験を活かさずヘビー級として変なキャラを見せて試合を退屈にする。
 ムタが動けない分を補わないといけなかったのに。
 悪い試合。

Eエル・ジェネリコvs.獣神サンダー・ライガー
 ライガーの最近のビッグ・マッチの傾向通り仕掛けてくるのかと思ってましたが
 レスリングから入って徐々に上げていく真っ向勝負でしたね。
 ブレーン・バスター共通で、掌底とビッグ・ブーツが同型、と
 必殺技、得意技の見せ方が同じなので終盤も作りやすく観客を盛り上がらせる事が出来ていましたね。
 まあ、ちょっと味気ないと言えば味気ないけれど良い出来といっても構わないでしょう。
 平均的な良試合。

Fヤング・バックスvs.ブライアン・ケンドリック、ポール・ロンドン
 ケンドリックがヒールのままなので独りよがりな状況になっているし、
 ロンドンはWWEに在籍していたとは思えない程独創性を失っていないが
 ミスの多さもあって試合を壊す恐れを孕んでいる。
 終盤の加速度的スポットの連続は素晴らしかったが
 結局最初から最後までYバックス任せで、余り感心できなかったですね。
 平均的な良試合。

GRVDvs.クリス・ヒーローvs.ロデリック・ストロング
 スポット以外は3人が接触せず基本1対1で進みます。
 序盤でストロングがRVDの動きを引き出し現役としてまだまだ通用するように見せたのに対し、
 ヒーローはRVDなんか、と馬鹿にして追い込んで見せたのは面白いですね。
 ただ試合が進むにつれストロングとヒーロー間のハード・ヒットな攻防がヒート・アップしてRVDが忘れ去られていきます。
 だからベビーフェイスのRVDが勝利を掻っ攫ったような印象さえ受けます。
 しかしこの2人の攻防故に、RVDが外で待機する構築を受け入れられたのであって一長一短ですけどね。 
 平均的な良試合。

総評
 ゲストが十分な働きをせず、試合のクオリティが余り高くないので微妙ですね。
 しかしとにかくゲストが豪華なら良いんだ、それを楽しもう、っていうのが
 このWrestlereunion PWGの部なので一応星1つは上げますか、といった按配。
 (執筆日:5/21/10) 
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョニー・グッドタイム、マラカイ・ジャクソン、ジェロム・ロビンソン、キャンディス・ラレーvs.カットラー・ブラザーズ、ライアン・テイラー、クリスティーナ・フォン・エリー
Aブランドン・ボナムvs.ブランドン・ガットソン
Bヒューマン・トルネードvs.スーパー・クレイジー
Cデイビー・リチャーズvs.ケビン・スティーン
Dスコット・ロスト、ジョーイ・ライアンvs.KAI、グレート・ムタ
Eエル・ジェネリコvs.獣神サンダー・ライガー
Fタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.ブライアン・ケンドリック、ポール・ロンドン
GRVDvs.クリス・ヒーローvs.ロデリック・ストロング