TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2009年 →PWG:Threemendous II 7/31/09

PWG:Threemendous II 7/31/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間10分です。

@ブランドン・ガットソン、ジョニー・グッドタイム、ジェロミ・ロビンソンvs.カットラー・ブラザーズ、チャールズ・マーキュリー
 所々どころかあらゆるジャンルのミスがあります。
 捻ったムーブを見せたとはいえこれで
 You can't wrestleではなく歓声が起きていたのは
 観客が優しすぎる、というしかありません。
 少し悪い試合。

Aスコット・ロストvs.アレックス・シェリー
 ロストさん、またですか。
 試合開始時の不意打ちは飽きましたよ。
 しかも特別そこから面白い物を生み出せてないのにやるんだからなぁ。
 そこから腕攻め対腰攻めへの導入となりますがこれも突飛ですね。
 途中からはシェリーの技の調整もあって
 かなり良い技術戦になっていっただけに惜しまれます。
 まあまあ良い試合。

Bブライアン・ダニエルソンvs.クリス・セイビン
 アメドラが思ったより何もしなかったり
 セイビンも相手を考えぬ入りをしたりと序盤はいまいち。
 その他ハード・ヒッティングを中心にしたり、
 終盤はあっさり目なのに一発で決まるよう尖らせた内容でもなく
 とにかく意図を測りかねる内容。
 良い事は良いけど期待外れでまあまあ良い試合程度。
 
Cコルト・カバナvs.チャック・テイラー
 ピュア・コメディー。
 誰でも出来る物ではないが
 特別面白くもないしこの2人はコメディーを絡めながらでも良い試合が出来る選手です。
 またピュア・コメディーするならロープ悪用フォールなんて安直なフィニッシュを選ばずに他になんかないかな。
 悪くない試合。

Dデイビー・リチャーズvs.ロデリック・ストロング.
 真っ向からの打ち合い。
 12分という短さ、シンプルさから
 中盤の試合運びが弱くなっていますが
 精力的にぶつかり合って試合をこそげ落としていき
 最後にピュアな戦いにまで練成しました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Eヤング・バックスvs.2スキニー・ブラック・ガイズ(エル・ジェネリコ、ヒューマン・トルネード)
 同じ戦法により反対のチームへの攻守切り替えを
 流れるように実行するのは上手いし、
 初めてヒールお披露目となるYバックスはヒール仕様の技を使い反応も上々。
 ガイズもアピール力のあるタッグです。
 しかし考えるより先に体が動かず攻防の精度が低いですし、
 ブレーン・バスタァァァァァー炸裂など派手な物ばかり優先させ
 それを飾り付ける骨組み、控えの押さえ方などが弱く、甘い考えで終盤を作っています。
好勝負に届かずも中々良い試合。

FPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・マッチ:クリス・ヒーロー(ch)vs.ジョーイ・ライアン
 ハード・ヒッティングではありますが
 主導権の握り合い、フット・ワークがある訳ではなく
 この試合もヒーローの偏った打撃戦になっています。
 流血、チェーン、ゴミ箱、腕攻めと具材が増えるにつれて自然と豊かになっていきますが
 チェーンが解けているのに解けてない振りをしたり、
 キャンディス・スポット、テーブル・スポットの使い方が適切でなかったりと
 ラインを乗り越えられない、煮え切らない内容でした。
 とにかくその試合時間、約40分を半分に圧縮したらこんな間違いが起こらなかったように思いますが・・・。
 平均的な良試合。

 試合後ヒーローはブーイングを送るファンを侮辱。
 ライアンがそれには納得していないもののヒーローを王者として認め握手。
 ヒーローは応じるも次の瞬間エルボー。

総評
 全体を通して楽しめ、良い内容だけど
 上限ラインが思ったより低く09年のPWGからすると物足りない。
 (執筆日:12/2/09) 
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Eヤング・バックスvs.2スキニー・ブラック・ガイズ(エル・ジェネリコ、ヒューマン・トルネード)  
  マットが腕を取る。
  トルネードが前転から腕を取り返す。
  マットが前転から取り返す。
  トルネードが前転から脚を取って倒し脚へのエルボー・ドロップ。
  レッグ・ロック。
  マットがアーム・バーに切り返す。
  トルネードがロープに足をかける。
  トルネードが観客を挑発していたニックに触れる。
  マットが組むと見せかけ蹴り。
  殴りつけロープに振る。
  クローズラインへ。
  避けられたので持ち上げようとする。
  トルネードは逃れると巻き投げ。
  カウント2で返されるもすぐに次の丸め込み。カウント2。
  巻き投げてカバー。
  カウント2で返されるやすぐ丸め込み。カウント2。
  マットがたまらず場外に逃げる。
  トルネードはマットのハンカチをつけておどける。
  ニック対ジェネリコ。
  ジェネリコが蹴りを入れヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ニックがロープに走りヘッド・シザース。
  ドロップ・キック。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもエプロンに出てショルダー・ブロック。
  背を通ってリングに戻るとジェネリコの手をとる。
  コーナーを使ってアーム・ドラッグ。
  腕折。
  タッチしたマットがコーナー上から腕へのダブル・ストンプ。 
  10カウント・パンチ。
  ロープに走る。
  ジェネリコがカウンターでバック・ブリーカー。
  腕を取りタッチ。
  トルネードがセカンド・ロープから飛び腕を殴りつける。
  腕を捻って倒しカバー。カウント2。
  ロープに振るとアトミック・ドロップ。
  両脚をとって倒し変形スコーピオン・デス・ロック。
  Yバックスのポーズをとる。
  ニックが入ってきて胸を突く。
  交代したジェネリコがチョップ。
  バック・ドロップへ。
  マットは着地するとバックを取る。
  バックを取り返されるも頭部を取りリバースDDT。
  タッチ。
  ニックがジェネリコを捕まえスナップ・メア。
  ハンマー・ロック+アーム・ロック。
  フロント・ヘッド・ロック。
  交代したマットが背中を殴りつけターン・バックルにぶつける。
  ボディ・スラムを決めるとタッチ。
  ニックがヒーロ。
  自陣でショルダー・ブロック。
  タッチすると2人でジェネリコをロープに振りヒップ・トス。
  ドロップ・キックを決める。
  マットがカバー。カウント2。
  起こすとタッチしロープに振る。
  ヒップ・トスにドロップ・キック。
  ニックが控えのトルネードを殴りつける。
  フロント・ヘッド・ロック。
  交代したマットが殴りつける。
  自陣に向かうジェネリコの脚を掴みけりつける。
  控えのトルネードを殴りつける。
  ターン・バックルにぶつけタッチ。
  ニックがブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  交代したマットが背中を殴りつける。
  殴りつけコーナーに振る。
  突進。
  ジェネリコがカウンターで蹴り。
  向かってきたマットに蹴り。
  もう1発。
  トルネードにタッチ。
  トルネードがマットにクローズライン。
  ニックにクローズライン。
  マットにバック・エルボー。
  ニックにボディ・スラム。
  マットに蹴りを入れコーナーのニックにぶつける。
  2人まとめてスプラッシュ。
  トルネードがニックを、ジェネリコがマットを振ってぶつけようとする。
  マットとニックは腕を絡めて激突を避けるとクローズラインへ。
  ジェネリコ、トルネードは避けるとその先の2人にフライング・フォア・アームズ。
  それぞれハウス・パーティを決める。
  マットは場外へ。
  ジェネリコがニックをクローズラインで追い出す。
  トルネードが2人にトペ・コンヒーロ。
  トルネードはマットをリングに戻すとチョップ。
  コーナーに振る。
  コーナーを使って回ろうとしたマットにスクール・ボーイ。カウント2。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもセカンド・ロープから飛びつきトルネードDDT。
  カバーするもカウント2。
  タッチすると2人でマットをロープに振る。
  ジェネリコがショルダー・スルーを狙う。
  マットが蹴り上げる。
  トルネードの蹴りを受け止めるとまわす。
  トルネードがそれを利用して延髄切り。
  ジェネリコがバックを取る。
  トルネードのドロップ・キックの援護を受けハーフネルソン・スープレックス。カウント2。
  2人でマットをロープに振りクローズラインへ。
  マットは避けるとジェネリコのバックを取り押し飛ばしてトルネードにぶつける。
  マットはコーナーのトルネードにクローズライン。
  もう1発狙うべく反対コーナーへ。
  ジェネリコが追いビッグ・ブーツへ。
  マットは受け止めると張り手。
  コーナーに振り突進。
  ショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地。
  同時にニックが入ってきてジェネリコにハイ・ニー。
  ロープに走るとトルネードにトペ・スイシーダ。
  マットがコーナー上からジェネリコに飛びつきエース・クラッシャー。
  カバーするもカウント2。
  マットがジェネリコを起こそうとする。
  ジェネリコが張り手を連発しロープに走る。
  マットがカウンターでスピアー。
  スタンディング・ムーンサルト。
  同時にニックがスプリングボード式ボディ・プレス。
  トルネードがカウント2でカット。
  ニックがトルネードを落とす。
  マットはジェネリコを殴りつけていく。
  ロープに走る。
  ジェネリコがカウンターでビッグ・ブーツ。
  マットがスピン・キックを決めロープに走る。
  ジェネリコがカウンターでビッグ・ブーツ。
  マットが延髄切り。
  ロープに走る。
  ジェネリコがカウンターでみちのくドライバー。カウント2。
  両者タッチ。
  ニックとトルネードが入りクローズラインにいくも相打ち。
  フォア・アームズの打ち合い。
  トルネードが蹴り上げロープに走る。
  ニックがカウンターでバック・エルボー。
  スピン・キック。
  ジェネリコに走る。
  ジェネリコがカウンターでコーナーへのエクスプロイダー。
  ニックがロープに走る。
  ジェネリコにボディ・シザースで飛びつきフェイス・バスター。
  トルネードが飛んでニックに張り手。
  全員ダウン。
  ニックとトルネードが立ち上がる。
  ニックが蹴り。
  トルネードがチョップ。
  ロープに振る。
  ニックがロープを掴んでとまり突進してきたトルネードに蹴り。
  突進してきたジェネリコをロープを下げることで落とす。
  エプロンに出る。
  突進してきたトルネードにショルダー・ブロック。
  ロープ越しに飛んでフェイス・バスター。
  エプロンに出てジェネリコにムーンサルト。
  マットがトルネードにファイヤーマンズ・キャリー。
  ニックに450°スプラッシュ。
  マットがムーンサルトにつなげる。
  カバーするもジェネリコがカット。
  ニックはジェネリコを落とす。
  マットがトルネードにファイヤーマンズ・キャリーを狙う。
  トルネードが後ろに逃れスクール・ボーイ。カウント2。
  ニック、マットはトルネードをロープに振り蹴り。
  払い蹴りで倒しスーパー・キック。
  マットはトルネードを起こすと担ごうとする。
  ジェネリコが入りコーナーで待機するニックにビッグ・ブーツ。
  トルネードが逃れマットにDND。
  ジェネリコがジェネリコにブレーン・バスタァァァァァァーを決め1,2,3!
  2スキニー・ガイズの勝利!
  試合後2チームは握手しハグ。
  マットはマイクを取ると王座戦での再戦を要求。
  トルネード、ジェネリコが了承。
  場面は変わってテイラーがジェネリコに襲い掛かっている。
  オメガ・ドライバー。
  オメガと俺のタッグが挑戦するのだと言い次回シングルで挑戦権をかけて戦う事になる。

試合結果

@ブランドン・ガットソン、ジョニー・グッドタイム、ジェロミ・ロビンソンvs.カットラー・ブラザーズ、チャールズ・マーキュリー
Aスコット・ロストvs.アレックス・シェリー
Bブライアン・ダニエルソンvs.クリス・セイビン
Cコルト・カバナvs.チャック・テイラー
Dデイビー・リチャーズvs.ロデリック・ストロング
Eヤング・バックスvs.2スキニー・ブラック・ガイズ(エル・ジェネリコ、ヒューマン・トルネード)
FPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・マッチ:クリス・ヒーロー(ch)vs.ジョーイ・ライアン