TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2009年 →PWG:The Secret of Guerrilla Island 6/28/09

PWG:The Secret of Guerrilla Island 6/28/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間10分です。

@ジョニー・グッドタイムvs.チャールズ・マーキュリー
 ジョニーはリズムが悪く、技の使い所を間違っていて、と序盤で見切りをつけられる。
 チャールズもましとはいえ同じ傾向があり、
 試合を壊すハード・スポットが幾つも見られる。
 PWGに出るべきレベルではありません。
 ひどい試合。

Aヒューマン・トルネードvs.チャック・テイラー
 テイラーの動きの悪さが目立ちますね。
 両者の試合運びも良くなく散逸な内容です。
 これならいっそコメディーに徹するという対応もありだったと思います。
 少し悪い試合。

BCKジャクソン、LTPvs.カットラー・ブラザーズ
 デビューしたLTPは背の低さという個性を持っているものの
 生来のレベルであり特にそれを活かすような能力は持ち合わせておらず。
 CKは相変わらず無理してまで身体能力の高さを見せたい様子。
 定着したカットラーズは引っ張る能力無しですっからから。
 @みたく非難する気もないけれど
 4人ともこのままでは駄目になるのは目に見えているよね、という内容。
 悪い試合です。
 
Cケニー・オメガvs.ロデリック・ストロング
 心理戦と呼ぶには余りにコメディー然として
 緊張感の無い立ち上がりにして序盤の意味がありません。
 その後良いアクションが見られますけれども攻防の配分が薄く広い。
 延長1分のニアフォールの連発含め、やらせが過ぎます。
 まあまあ良い試合。

Dスコット・ロストvs.エル・ジェネリコ
 ロストはいつも不意打ちから始まりますね。
 別に出来が悪い訳じゃないけれどバリエーションを増やして欲しい所です。
 試合は溜めと放出の大きさの比が素晴らしかったものの
 場外への道連れブレーン・バスター後のクライマックスが尻すぼみで勿体無い。
 ロストの側頭部蹴りはフィニッシュとしていまいち絵になっていない気がします。
 平均的な良試合。

Eデイビー・リチャーズvs.ニック・ジャクソン
 デイビーの態度がはっきりしませんね。
 間を空けて連続攻撃を警戒する一方で
 スコップや椅子を持ってきて侮ってもいる。
 ニックはシングルでもここまで出来るか、と感心する程
 めまぐるしく互角の攻守の切り替わりが面白かったものの
 最後も小さいミスが重なり、フィニッシュは追い込まれるも貫禄で潰したという物。
 中身は良いがそれを収める器が出来ていない。
 平均より少し上。

Fストリート・ファイト:ジョーイ・ライアンvs.ネクロ・ブッチャー
 一方的且つ密度がそれ程高くないシーンで構成されているので
 かけられている時間以上にまったり感じますね。
 ハサミはPWGの観客にとって衝撃的だったようですがデス・マッチを見ていると
 ハサミ自体にたいしてインパクトは受けません。
 その後のライアンの脚攻めは強烈で良かったけれど
 ネクロはたいした反撃も出来ずに沈んでいます。
 ネクロがChoose Hollywoodのシャツで登場してきた時点で嫌な予感はしていたけどねぇ。
 ネクロをメインで使うのはもう無理があります。
 平均より少し上。

総評
 大物も参戦せず中身も良くない。
 小休止どころか大休止な大会です。
 (執筆日:10/22/09) 
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョニー・グッドタイムvs.チャールズ・マーキュリー
Aヒューマン・トルネードvs.チャック・テイラー
BCKジャクソン、LTPvs.カットラー・ブラザーズ
Cケニー・オメガvs.ロデリック・ストロング(ダブル・ピン→1分時間切れ)
Dスコット・ロストvs.エル・ジェネリコ
Eデイビー・リチャーズvs.ニック・ジャクソン
Fストリート・ファイト:ジョーイ・ライアンvs.ネクロ・ブッチャー