TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2009年 →PWG:One Hundred 4/12/09

PWG:One Hundred 4/12/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約2時間30分です。

@タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.カットラー・ブラザーズ
 フィニッシュを利用した形ながらカットラーズの反撃へ印象的に移行させるなど
 上手い事カットラーズの悪い部分を出さないように作り上げたな、という試合。
 オープニングにしては技に頼ることもなく
 しっかりしているのもポイントで盛り上がりました。
 まあまあ良い試合。

Aスコット・ロストvs.ロデリック・ストロング
 ストロングの魅力がこれっぽちも出ていない凡戦。
 腰攻めの使い方は一番ひどかった。
 一方のロスト。
 最近、充実しているのは確かながら中々試合という形で結果を出せないですね。
 シングルでもタッグの試合運びをしているからでしょう。
 後序盤を省くケースも多いですし。
 気持ちののったぶつかり合いになっているのが救いか。
 でも構築が失敗しているのに気持ちがのっているのもどうかと思うなぁ。
 悪くない試合。

Bブライアン・ダニエルソンvs.ケニー・オメガ
 今大会目玉のカード。
 コメディーが入りながらもそれを残念と思わせないほど
 卓越したセンスを発揮し見事に試合を運んで行きます。
 腕相撲、指相撲、歌を歌ったりとやりたい放題してくれました。
 クオリティは素晴らしく高く、
 フィニッシュにもう1ネタあればこのジャンルであろうと
 迷うことなく好勝負に入れてましたね。
 好勝負に少し届かず。

Cポール・ロンドンvs.ジョーイ・ライアン
 ライアンの世界に引きずり込まれたかと思いきや
 ロンドン自身の問題で、試合運びが下手で見せ場が空々しくなっています。
 かつて見せた才能はWWEで磨耗してしまったか。
 少し悪い試合。

Dオースチン・エリーズ、チャック・テイラー、ヒューマン・トルネードvs.B-Boy、キャンディス・リレイ、スコーピオ・スカイ
 久しぶりのキャンディスですが相変わらず可憐です。
 ここまでスポットが絵になるディーバもいませんよ。
 エリーズはキャンディスに対して見事な引き立て。
 他も自分の役割を果たしました。
 平均的な良試合。

Eタイラー・ブラックvs.デイビー・リチャーズ
 一進一退の良い試合。
 それ以上でもそれ以下でもないレベルです。
 終盤だけは良い感じでしたけど。
 平均的な良試合。

Fソンジェイ・ダットvs.エル・ジェネリコ
 ソンジェイがヒールとして試合をコントロールするのだけど、
 一方通行のアピール過多で中身が乏しいです。
 悪くは無いけれどこれだと2試合目ぐらいが適切。
 悪くない試合。

GPWG王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.コルト・カバナ
 ファニーなカバナ・ウイルス。
 ヒーローの世界に感染して重みをスティール。
 ボアリングでフィニッシュはウィーク。
 全然ファニーじゃなくて観客からはブーイング。
 平均レベル。

 試合後ライアンが「ヒーローは良い王者だが、偉大な王者は俺だ」と言う。
 ロストが背後から襲いかかりライアンとヒーローを攻撃。
 ロンドンとアメドラが現れると逃げていく。
 ヒーローは「今すぐやってやるぜ」と挑発するが
 ライアンは「3対2でやるつもりはない。しかし王座は取り戻す」と言って退場。

総評
 ファンという部分に焦点を当てているのは分かるが
 メイン含め外れが目立っていますねぇ。
 オメガvs.アメドラが特別な物になったから良い物の。
 好調PWGの100回大会としては少し期待外れ。
 (執筆日:9/5/09) 
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Bブライアン・ダニエルソンvs.ケニー・オメガ
  アメドラが握手を求める。
  オメガは自分の手に唾を吐き握手を求める。
  アメドラはレフェリーの服でぬぐってから握手。
  オメガの腕を取ると倒す。
  肘を折り曲げリングに手をつけると踏みつける。
  そしてオメガみたいにピース・サイン。
  オメガは右のエルボー・パッドを外して左に重ねる。
  オメガがバックを取る。
  アメドラが腕を取り倒す。
  肘を折り曲げリングに手をつけると踏みつける。
  オメガは右のニー・パッドを外すと左の腕に重ねる。
  アメドラがバックを取る。
  腕を取って腕折。
  しかしオメガは平気な顔をしている。
  アメドラが腕折をするも平気な顔。
  ならばと倒して肘を折り曲げ手をリングにつける。
  オメガは跳びおきると体を乗り越えて外しタックルへ。
  アメドラがキャッチ。
  オメガは腕を捻って離すと突進。
  アメドラが脚を取って倒す。
  オメガが回転して逃れる。
  オメガはポーズを取って回る。
  アメドラは腕を取ると左腕のニー・パッドを外す。
  そして手をリングにつけると踏みつける。
  アメドラはオメガにニー・パッドを渡す。
  オメガはそれを再び重ねようとする。
  それを待っているアメドラの隙を突き蹴りかかる。
  殴りつけロープに振る。
  アーム・ドラッグで腕を取る。
  アメドラがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  逃れられるもドロップ・トー・ホールド。
  ロメロ・スペシャルを狙う。
  オメガはレフェリーを掴んだりしてもがく。
  アメドラはオメガの頭をこずいてからロメロ・スペシャル。
  ドラゴン・スリーパーに移行。
  オメガがサミングで逃れる。
  アメドラがオメガに疲れたのかと聞くと、オメガは力比べを要求。
  観客が騙されるな、奴はチェインソウを隠し持っているぞと言う。
  オメガはそんなもの持っていないと釈明。  
  オメガがお前の筋力を試してやる、と力比べを要求。
  アメドラはならば腕相撲でやろうと構え。
  これにオメガも応じる。
  オメガは左手も使って押し込みにかかる。
  しかしアメドラが片手だけで破ってみせる。
  オメガは俺がやりたいのはこっちだと腕を上げる。
  アメドラはならばと指相撲で応じる構え。
  オメガも応じる。
  アメドラが押さえるも1。
  オメガが押さえて1,2,3。
  アメドラは1−1、決着をつけようと腕を上げる。
  ナックル・ロックの力比べ。
  アメドラが押し込む。
  オメガは立ち上がると押し込む。
  アメドラが五分に戻そうとする。
  オメガが蹴りつけ押し込む。
  アメドラは後転して腕を捻り上げる。
  ノーザンライト。
  オメガはブリッジで返すとそのままパワー・ボムを狙う。
  アメドラがリバース・スープレックス。
  オメガはブリッジで返すとカナディアン・バック・ブリーカー。
  アメドラが逃れてロープに走る。
  同じくロープに走ったオメガにネック・ブリーカー・ドロップ。
  すぐに両手を掴む。
  オメガは起き上がると脚をかけて倒す。
  両肩をつけるがアメドラは様々な形でカウント2で返す。
  アメドラが腹に足を当てモンキー・フリップ。
  かぶさろうとしたアメドラにオメガがモンキー・フリップ。
  かぶさろうとしたオメガにアメドラがボディ・シザース。
  オメガは手をほどくとレッグ・ロック。
  殴りつける。
  そこから両者倒立の形へ。
  張り手の打ち合い。
  アメドラがマウントを取りうパンチ。
  オメガが逃げる。
  オメガはこんな事は狂っている。やめようと言う。
  お前がBest Wrestler in the Worldなら証明して見せろ、と言う。
  俺が挑戦してやる。
  To the Spotだと言う。
  とにかく走り続けるらしい。
  オメガがロープ・ワークを開始。
  アメドラものって十字のロープ・ワークへ。
  オメガが疲れて止まりSTOP。
  STOPと叫び延髄切りを狙うもジャンプが低くへなちょこロー・キック。
  お前はアメリカン・ドラゴンといわれているが本当の名前はなんだ?
  言え。
  アメドラがジョンだという。
  ジョン・何だ?
  ジョン・ジェイコブ・ジングルだ。
  ジョン・ジェイコブ・ジングル・何だ?
  ジェイコブ・ジングル・ハマーシュミットだ。
  何だと。俺の名前と一緒だ。
  出かけるときはこう叫ぶんだといってジョン・ジェイコブ・ハマーシュミットの歌を歌いだす。
  観客も合唱。
  アメドラと腕を組んで回ります。
  アメドラものり出す。
  オメガが突然バック・スライド。カウントは2。
  アメドラが蹴り殺すぞ、と脅す。
  オメガは魔が差したんだ、と言って仲直りの握手を求める。
  アメドラが応じる。
  オメガが突然エルボー。
  コーナーに振り突進。
  アメドラはコーナーを使ってムーンサルトを決めるとロープに走る。
  オメガがカウンターでニール・キック。
  場外に落ちたアメドラにコーナーのセカンド・ロープからムーンサルト。
  リングに戻すと飛び技へ。
  アメドラがカウンターでドロップ・キック。
  ドロップ・キックを決めカバー。カウント2。
  場外に逃れたオメガにトペ・スイシーダ。
  リングに戻すとミサイル・キック。
  ロープに走り胸を蹴りつける。
  カバーするもカウント2。
  コーナーで張り手。
  起こして張り手。
  張り手。
  オメガがかかってこい、ジョニー、と言う。
  コーナーに振り突進。
  オメガは背を通って越えるとコーナーに走る。
  コーナーを使ってクロス・ボディへ。
  アメドラが体勢を入れ替える。カウントは2。
  オメガがソバットからハーフネルソン・スープレックスを狙う。
  アメドラが体勢を入れ替えジャーマンへ。
  オメガは着地すると  延髄切り。
  馬飛びからフェイス・クラッシャー。
  そして波動拳。
  ドラゴン・スープレックスはカウント2。
  肩車するとコーナーを登っていく。
  アメドラが後ろに逃れジャーマン。
  ニー・ストライクを決める。
  オメガの両腕を取ると頭部へのストンピング連打。
  トライアングル・チョークでタップを奪う!
  アメドラの勝利!
  レフェリーが離さないアメドラに注意しカウントを数え始める。
  アメドラはカウント4で離しI've till 5。
  勝者はジョン・ジェイコブとアナウンス。
  それを聞いてオメガが俺か、と言って喜ぶ。
  アナウンサーが訂正しアメドラのほうだという。
  オメガはI'm Sorryと言って謝る。
  握手を求める。
  アメドラがさっきは騙したよなと指摘。
  オメガが反省していると身振り。 
  アメドラは応じるも強く握りつける。
  オメガは軽く痛がりながらもありがとう、ジョニーと言ってハグ。

試合結果

@タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.カットラー・ブラザーズ
Aスコット・ロストvs.ロデリック・ストロング
Bブライアン・ダニエルソンvs.ケニー・オメガ
Cポール・ロンドンvs.ジョーイ・ライアン
Dオースチン・エリーズ、チャック・テイラー、ヒューマン・トルネードvs.B-Boy、キャンディス・リレイ、スコーピオ・スカイ
Eタイラー・ブラックvs.デイビー・リチャーズ
Fソンジェイ・ダットvs.エル・ジェネリコ
GPWG王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.コルト・カバナ