TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2009年 →PWG:The Gentle Art of Making Enemies 1/10/09

PWG:The Gentle Art of Making Enemies 1/10/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

総時間1時間50分です。

@カットラー・ブラザーズvs.ロス・ルチャス
 ブラザーズを名乗るに値しないタッグ。
 バラード・ブラザーズを思い出させますね。
 噛み合わない中ルチャスの迫力あるダイブなどにより盛り上がりだけはしている。
 悪い試合。

Aオースチン・エリーズvs.TJパーキンス
 TJが間をおきながら試合を運べるまでに成長したのに
 エリーズが軽く見て無理にでも作ろうとした点と
 攻防を外す形が必要以上に多い点からやや移入しにくかったですね。
 良い試合ができる可能性は感じられましたが
 平均レベルに押さえられてしまいました。

Bジョーイ・ライアンvs.ボビー・クアンス
 久しぶりの参戦となったクアンス。
 欲を出さずライアンに試合運びを任せ
 そのライアンが上手くクアンスをショー・アップしています。
 しかし終盤WWEムーブのパクリ合戦をするぐらいなら
 時間設定をもう少し短くすべき、と思ってしまいました。
 平均レベル。

Cブライアン・ダニエルソンvs.スコット・ロスト
 スコットの不意打ちから始まるのですけれど
 アメドラが遠慮してスコットにまかせたために
 スコットが攻めすぎになり掴みは成功したとはいえません。
 途中に挟まれる場外でのハードな攻防も意図不明です。
 しかし後半両者の攻防が見られるようになると
 期待していた物が見られるようになりましたね。
 まあまあ良い試合です。

Dエル・ジェネリコvs.チャック・テイラー
 子供を盾にしたり子供にチョップさせたりと自由度は高めですが
 その中で芯はしっかり通っている。
 振りを外すスポット連発なのにそれが受け入れられて盛り上がって行くんですからね。
 期待に見事応えた内容です。
 平均的な良試合。

Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.デイビー・リチャーズ、ロデリック・ストロング
 セットアップと、打ち合いの中で変化をつける場面で粗さが出ていますが
 流れにのるともう素晴らしい動きを見せており
 バックスはメイン・イベンターとしてやっていけますね。
 一方のリチャーズ、ストロング。
 連携技はバックスに劣りますが
 方向性がしっかり出来ていてこちらも素晴らしいタッグです。
 終盤の打ち合いはかなり迫力があって大盛り上がりでしたね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 
総評
 いつもの2時間なし興行ですが右肩上がりの内容で充実しています。
 (執筆日:4/29/09) 
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カットラー・ブラザーズvs.ロス・ルチャス
Aオースチン・エリーズvs.TJパーキンス
Bジョーイ・ライアンvs.ボビー・クアンス
Cブライアン・ダニエルソンvs.スコット・ロスト
Dエル・ジェネリコvs.チャック・テイラー
Eタッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.デイビー・リチャーズ、ロデリック・ストロング