TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2008年 →PWG:All Star Weekend 7 Night One 8/30/08

PWG:All Star Weekend 7 Night One 8/30/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

総時間2時間35分です。

エヴァンスが前回に続いて欠場しROHに続いてPWGともオサラバか。
スカイは背中の怪我で欠場。

@ホック・ボンバリー、TJパーキンスvs.マーク・デイビス、アシュ・ライオット
 ホック、TJのヒートを買う能力を買っているのは分かるが
 ASWなんだからもう少しまともな相手を当てないと。
 必要以上の時間をかけるから、
 ある客が太ったデイビスにスーパー・ドラゴンとチャントを送るなんて
 面白い事を思いついてしまったじゃないか・・・。
 ひどい試合。

Aヴィン・ジェラードvs.ジミー・ジェイコブス
 欠場の影響を受けて雑魚を受け持つ羽目になったジェイコブス。
 災難は重なるもので音響機材の故障にも見舞われます。
 (DVDには関係ないけれど以降入場曲はなし)
 しかしジェイコブスは流石だね。
 いつぞやのレイシーに捧げるバラード曲を歌って出てくるんだから。
 相手が悪く、悪い試合ではあったけれど
 素晴らしい仕事をしました。

Bアレックス・コズロフvs.ロッキー・ロメロ
 コズロフは久しぶりのPWG参戦ですね。
 離れている間にTNA、AAAで評価を上げただけに
 安定した試合運びを見せ
 まあまあ良い試合となっています。

Cダイナスティvs.ロス・ルチャス
 いくらなんでもやる気なさ過ぎでしょう。
 これが終わって〜、それで〜、次はそう動いて〜ってな感じの
 スロー・ペースで合わせているのとか丸分かりですよ。
 悪い試合。

Dタイラー・ブラックvs.ロデリック・ストロング
 新たに組まれたカード。
 全体的に高レベルを保っている充実の一戦で
 ROHにおいて見られるような内容です。
 素早い攻防やハードな打ち合いは見応え十分。
 タイラーは終盤にかけては完成されているので
 序盤当たりにAJのドロップ・キックみたいなお約束が欲しいですね。
 好勝負に少し届かず。

Eキャンディス・ラレーvs.チャック・テイラー
 テイラーはその金切り声を上げるギミックのために呼ばれてもこんなばっかですね。
 それでもしっかりと仕事をしてPlease Come Backの声を頂いてますよ。
 平均レベル。
 試合後も痛めつけようとするテイラーから
 ライアンが救い出しキャンディスと握手を交わす。

Fケビン・スティーン、エル・ジェネリコ、横須賀享vs.PAC、ヤング・バックス
 ストロング、エヴァンスの代わりにバックスが入り行われたセミ。
 久しぶりに登場となるPACに注目ですね。
 最初こそPACと他の選手との間にずれが見られたものの
 試合を進めるにつれて修正。
 スクランブル・ルールを活かして
 予想もつかぬハイ・フライングな攻防を
 ノン・ストップで繰り出し疾走して行きます。
 この中でもやはりジェネリコとPACの絡みは際立っていましたね。
 再びPACvs.ジェネリコを組んで欲しいなぁ。
 好勝負に少し届かず。

GPWG王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ロウ・キーvs.エディ・キングストンvs.ネクロ・ブッチャー
 ディノがHolding Out for a Heroを合唱するという
 サプライズから始まった今夜のメイン・イベント。
 つけられた名称は4ウェイ・マッチ。
 4ウェイと言っておきながら4コーナー・マッチだったりするのは
 インディーのお約束だけどPWGは実際に4ウェイをやってしまうんですよねぇ。
 それでも練りこまれていたら良いんだけど
 大して考えていないんだからどうしようもない。
 誰も立場を持たず、方向を示さなかった結果
 ハードな打撃も虚しく積もる散逸な内容になり、
 また微妙なフィニッシュにはブーイングもおきました。
 平均より少し上程度。
 

総評。
 呼んでる人数は多いんですけど
 ASWならではのビッグ・カードがないですね。
 メインも低調ですし。
 取りあえずこの日は欠場が良い方向に働き
 D、Fのおかげで悪い大会になるのは避けられた形です。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Dタイラー・ブラックvs.ロデリック・ストロング
  グラウンドの攻防から離れる。
  タイラーがヘッド・ロック。
  ストロングは力で外すと押し倒す。
  タイラーは跳び起きるとリスト・ロック。
  ストロングは側転から外すとロープに走る。
  タイラーがヒップ・トスを狙う。
  ストロングがモンキー・フリップに切り返す。
  着地したタイラーにヒップ・トスを狙う。
  タイラーは丸め込みに返す。
  ストロングが体勢を入れ替える。カウント2。
  仕切り直し。
  タイラーが組むと見せかけ殴りつける。
  打撃を入れていく。
  ロープに振りクローズラインへ。
  避けられるやドロップ・キックを狙う。
  ストロングがロープを掴んで外す。
  タイラーは一回転して着地するとストロングの股下をくぐると同時に引いて倒す。
  ショルダー・ブロックを決める。
  ブレーン・バスターでカバー。カウント2。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもヘッド・シザースを狙う。
  ストロングはロックを外すとガット・バスターに返す。
  チョップを浴びせていく。
  バック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  ロシアン・レッグ・スイープでカバー。カウント2。
  フォア・アームズの打ち合い。
  ストロングがチョップで打ち勝ちスリングショット・スープレックスを狙う。
  タイラーは後ろに着地するとオコーナー・ロールを狙う。
  ロープを掴んで防がれるもアトミック・ドロップから腹を蹴りつける。
  マウントでパンチを入れていく。
  ロープに首を押し付ける。
  場外に出す。
  ストロングがチョップを連発。
  タイラーがストロングをエプロンにぶつける。
  エプロンにねかせると頭部にビッグ・ブーツを狙う。
  ストロングが避ける。
  タイラーがダイビング・クローズラインへ。
  ストロングは避けるとチョップ。
  コーナーにぶつけレッグ・ラリアット。
  カバーするもカウント2。
  スリングショット・スープレックスからカバー。カウント2。
  抱え上げる。
  タイラーがもがいてエプロンに着地する。
  フォア・アームズの打ち合い。
  タイラーがロープを使ってのスタナー。
  スプリングボード式クローズラインを決めカバーするもカウント2。
  蹴りをいれフィッシャーマンズ・バスターを狙おうとする。
  ストロングがかわしタイガー・ドライバーへ。
  タイラーはハリケーン・ラナに返すと打ち上げて蹴り上げる。
  リバースDDTからカバーするもカウント2。
  フォア・アームズを浴びせコーナーに振ろうとする。
  ストロングは防ぐと同時にドロップ・トー・ホールドでタイラーをターン・バックルにぶつけると顔へハイ・キック。
  ハーフネルソン・バック・ブリーカーからカバーするもカウントは2。
  チョップを浴びせコーナーに振ろうとする。
  振り返されるも蹴りをいれコーナー上へ。
  タイラーが捕まえスーパープレックス。
  ロックを外さず抱え上げるとフェイス・バスター。
  カバーするもカウントは2。
  コーナーに上ろうとする。
  ストロングは下ろすとコーナーに押しこんで叩きつける。
  担ぎ上げようとする。
  タイラーが逃れて蹴りをいれフィッシャーマンズ・バスターを狙う。
  ストロングがインサイド・クレイドルに切り返す。カウント2。
  蹴りをいれ担ぎ上げようとする。
  タイラーがサンセット・フリップに切り返す。
  ストロングはカウント2で返すとボストン・クラブを狙う。
  タイラーが丸め込みに切り返す。
  カウント2で返されるも続けてスクール・ボーイ。
  これもカウント2で返されるが不意を突いて蹴りを入れる。
  スーパー・キックからカバー。カウント2。
  ならばとフェニックス・スプラッシュへ。
  ストロングは避けると着地したタイラーの両脚を引いて倒しボストン・クラブを狙う。
  蹴り飛ばされるも延髄切りを決める。
  ビッグ・ブーツからダブル・ニー・ガット・バスター。
  もう1発ビッグ・ブーツを決めカバー。カウント2。
  ならばとハーフネルソン・バック・ブリーカーからタイガー・ドライバー。
  カウント2で返されるやボストン・クラブ。
  タイラーがたまらずタップ・アウト!

試合結果

@ホック・ボンバリー、TJパーキンスvs.マーク・デイビス、アシュ・ライオット
Aヴィン・ジェラードvs.ジミー・ジェイコブス
Bアレックス・コズロフvs.ロッキー・ロメロ
Cダイナスティvs.ロス・ルチャス
Dタイラー・ブラックvs.ロデリック・ストロング
Eキャンディス・ラレーvs.チャック・テイラー
Fケビン・スティーン、エル・ジェネリコ、横須賀享vs.PAC、ヤング・バックス
GPWG王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.ロウ・キーvs.エディ・キングストンvs.ネクロ・ブッチャー