TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2008年 →PWG:Life during Wartime 7/6/08

PWG:Life during Wartime 7/6/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚約2時間35分です。

5周年という事でディノ、エクスカリバーが感謝の意を。
ここにストロングが現れパートナーであるエヴァンスの欠場を告げますが
ジェネリコ(対戦相手のジェイが欠場)が代役を申し出るとストロングも受諾し握手を交わす。

@ブランドン・ボアハンvs.エリック・キャノン
 エリックがまったり支配し
 それにボアハンが反撃していく。
 オープニングなのだからもう少し派手にやらかしても良かったのに。 
 少し悪い試合。

Aホック・ボンバリー、TJパーキンスvs.チャック・マーキュリー、マイキー・ニコールズ
 ホック、TJのタッグは成功で
 その小悪党ぶりは良いと思うのですけれど
 相手のチャック、ニコールズにこれという魅力がないので
 10分オーバーはきつい。
 少し悪い試合。

Bクラウディオ・キャスタニョーリvs.フェニックス・スター
 ヒール、時々挟むアピール、体格差スケールと
 CCが複合的な要素の絡んだ、歴史を感じさせるスタイルを見せ
 ようやく記念大会らしくなってきました。
 終盤が思ったほどダイナミックにならなかったのは
 勿体無いが試合順を意識したか?
 まあまあ良い試合。

Cネクロ・ブッチャーvs.菊タロー
 余りにかけはなれていただけに
 ドリームする事すらなかったカードが実現。
 試合はハードコアを題材にしたファン・マッチ。
 いつものコメディーまでの面白さではないものの
 菊タローとネクロのパンチの打ち合いはシュールで素晴らしい。
 最後も客に椅子を投げ入れさせておきながら
 それにぶつかりKOというECWに捧げるエンディング。
 ファン・マッチとしてはまあまあ良い試合です。
 只なんで一部のファンしか椅子を投げ入れなかったんでしょうね。
 ある意味歴史的と言える1シーンに参加できるっていうのに。
 そのために思ったほど視覚的インパクトを生み出せ無かったのが非常に惜しまれます。

D4コーナー・マッチ:ダイナスティvs.カズマ、MIYAWAKIvs.ヤング・バックス
 バックスがムーブで、日本組がハード、そしてダイナスティがヒール。
 それぞれ良い物を見せているのですが
 スポット・フェスト的な意識で
 無為に試合時間を進めている感じを受け
 思ったほどのれなかったですね。
 平均より少し上。

Eクリス・ボッシュvs.スコーピオ・スカイ
 ボッシュが一夜限りの復活。
 よく見ればやや劣るものの概して引退していたとは
 思えぬ良い動きを見せてくれます。
 PWGが復活に感謝し全権を与えたか
 ボッシュは伸び伸びと思いっきり全力を尽くし
 スカイと素晴らしい攻防を見せてくれました。
 シングルではボッシュのキャリアで見ても最高位といってもいい。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 
Fタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、エル・ジェネリコ(ch)vs.エイジ・オブ・ザ・フォール
 エヴァンス欠場で完成されたタッグ同士の激突といかず
 手探りしながらのスタートでしたが
 やはり上手いもので唸らされるようなタッグ・スポットに
 気がつくといつの間にか引き込まれています。
 特別な試合ではありませんでしが、これは中々良い試合でした。

GPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・ケージ・マッチ:ヒューマン・トルネード(ch)vs.クリス・ヒーロー
 長らく続いてきた抗争もこれで決着。
 決着にふさわしい過激な、そして素晴らしい試合になりました・・・
 って言いたかったんだけどねぇ・・・。
 B-Boy vs.ライアンを思わせるように35分もの
 試合時間が長過ぎる、ってのもあるけれど
 最初に場外を使ったり、脚攻めやCCとネクロの乱入などの
 多彩な要素を含んでいるために
 少なくとも足を引っ張っる結果にはなっていないので
 この際問題とはしません。
 そんなことよりとにかく気に入らないのはキャンディスの扱い。
 この抗争をヒットさせた要因はヒーローでもトルネードでもなくキャンディスな訳です。
 このキャンディス絡みのスポットが要所で挟まれブーストしていく。
 そしてキャンディス自身も戦うエリザベスと称すべきような魅力を持っている。
 これが素晴らしいのですよ。
 それを一番最後までキャンディスを絡ませず
 ようやく出番だと思ったらトルネードへのキスですか(勿論フェイクの裏切りですけれど・・・)。
 サプライズだったら何でも良いって訳じゃないでしょう。
 まったくもって興醒めです。
 こんな最悪の筋書きを書いた奴にはTwo Wordsを送りたいですね。
 平均的な良試合。

総評
 欠場とキャンディスの件を考慮しても
 ビッグ・イベントと呼べるだけの物があるので
 それなりには良いと思いますよ。

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Fタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、エル・ジェネリコ(ch)vs.エイジ・オブ・ザ・フォール
  タイラーvs.ストロングで試合開始。
  ロープ際で体勢を入れ替えあう。
  ストロングは胸を突いてから離れる。
  腕を取ったタイラーがジェイコブスと交代。
  リスト・ロックを食らっているストロングがジェイコブスにボディ・スラム。
  ジェネリコにタッチ。
  ジェイコブスはジェネリコをコーナーに押し込むと胸を突いて離れる。
  ジェネリコはジェイコブスをコーナーに押し込むとチョップしてから離れる。
  ジェイコブスが打撃をいれチン・ロック。
  ジェネリコがリスト・ロックに返す。
  ジェイコブスがチン・ロックに返すも即座にジェネリコがリスト・ロックに戻す。
  ストロングに交代。
  ジェイコブスはパンツを引っ張ってコーナーにぶつけるとタイラーに交代。
  タイラーはストロングをターン・バックルにぶつけニー・ドロップ。
  ストロングがチョップを浴びせていくもジェイコブスが殴りつけ妨害。
  タイラーがストロングをロープに振ろうとする。
  ストロングは振り返すとドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  ジェネリコに交代。
  ジェネリコはタイラーをコーナーに押し込みぶつけるとストロングに交代。
  ストロングがバック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  タッチしてからフォール・アウェイ・スラム。
  続けてジェネリコがアラビアン・プレス。ジェイコブスがカット。
  ジェネリコがジェイコブスに攻撃を加えようとするも逃げられる。
  コーナー上へ。
  ジェイコブスが脚にしがみついて邪魔をする。
  ジェネリコは蹴り飛ばすとダイビング・クロス・ボディへ。
  タイラーは受け流してキャッチすると場外に投げ捨てタッチ。
  ジェイコブスがエプロンからエルボー・ドロップを決めリングに戻す。
  カバーするもカウント2。
  ジェネリコの痛めている腰に狙いをつけ追い込んでいく。
  ジェイコブスがグラウンド・ベア・ハグ。
  かけたままタイラーにタッチ。
  タイラーがロープ越しに飛びレッグ・ドロップ。
  カバーするもカウント1。
  ジェネリコがフォア・アームズを浴びせて自陣に寄っていく。
  タイラーがショルダー・ブロックでダウンさせる。
  ジェイコブスにタッチすると2人でロープに振りチョークでマットに叩きつける。
  ジェイコブスがコーナーのジェネリコに突進。
  ジェネリコがバック・エルボーをいれ自陣に歩み寄る。
  突進してきたジェイコブスにビッグ・ブーツを決める。
  ふらつきながらジェイコブスがタイラーにタッチ。
  タイラーがジェネリコに突進。
  ジェネリコが伏せてかわす。
  タイラーはそのまま場外に出るとストロングの足を引いてエプロンに叩きつける。
  ジェネリコが飛びついてタッチしようとするも間に合わず。
  ジェイコブス、タイラーがジェネリコにマウント・パンチ。
  2人でバック・ドロップを狙う。
  ジェネリコは後ろに着地するとダブル・クローズラインを避けストロングにタッチ。
  ストロングがジェイコブスにベリー・トゥー・ベリー。
  タイラーにはレッグ・ラリアットを決める。
  ロープに走る。
  場外のタイラーが足を引いて倒す。
  倒れたストロングの背を踏み台にジェネリコがタイラーにトペ・コンヒーロ。
  ストロングがジェイコブスにパワー・スラム。カウント2。
  バック・ブリーカーを決めコーナーに投げてぶつける。
  バック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  交代したジェネリコがダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  コーナーに振りオッレッ!へ。
  エプロンのタイラーがジェイコブスを押し倒し避けさせる。
  ジェネリコのパンチを避けると延髄切り。
  ジェイコブスがスピアーに続けるもカウント2。
  交代したタイラーがダイビング・クローズラインを決めカバーするもカウント2。
  ジェネリコを逆さ吊りにするとストロングを落としておいてから連続攻撃。
  カバーするもカウント2。
  ジェイコブスがジェネリコを殴りつける。
  ジェネリコがジェイコブスの足を引いて倒しマウント・パンチ。
  ジェイコブスはサミングで逃れるとヘッド・シザースを決める。
  ジェネリコに突進。
  ジェネリコがカウンターでブルー・サンダー・ドライバー。
  両者ダウン。
  両者タッチ。
  ストロングとタイラーが打撃を打ち合う。
  タイラーがペイレイ・キックを決めると担ぎ上げようとする。
  ストロングは逃れるとロープに押し飛ばす。
  返ってきた所を打ち上げダブル・ニー・ガット・バスター。
  続けてタイガー・ドライバーを決めるもカウント2。
  スーパープレックスを狙う。
  ジェイコブスは殴りつけて防ぐとタッチして雪崩式コントラ・コードを狙う。
  ストロングは防ぐとジェイコブスにスーパープレックス。
  ジェネリコが続けてダイビング・ボディ・プレス。
  ストロングがカバーするもカウント2。
  ジェネリコにタッチ。
  ジェイコブスをコーナーに振り2人で連続攻撃。
  カバーするも場外のタイラーが足を引っ張り妨害。
  ストロングがタイラーにハーフ・ネルソン・バック・ブリーカーを狙う。
  タイラーは逃れるとリバースDDT。
  ジェネリコがタイラーにオッレッ!を決めるとブレーン・バスタァァァァーを狙う。
  ジェイコブスがロー・ブローで落とすとタイラーがフェニックス・スプラッシュを決め1,2,3!
  ストロングのカットは間に合わず。
  AOTFが新タッグ・チャンピオンとなる!
  ストロングはジェネリコを見捨てて去っていく。


GPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・ケージ・マッチ:ヒューマン・トルネード(ch)vs.クリス・ヒーロー
  ヒーローはケージ内にいるがトルネードはリング側でアピールしている。
  ヒーローが油断を突き扉越しにドロップ・キックで急襲。
  扉で挟み、扉越しに蹴りつける。
  観客にぶつける。
  シャツを剥ぐとチョップ。
  クラバートを決め椅子にぶつける。
  ヒーローは松葉杖をついて馬鹿にする。
  松葉杖を首に押しつける。
  椅子の間に首を挟んで地面にぶつける。
  トルネードが振り返しヒーローをケージにぶつける。
  ヒーローに椅子を投げつける。
  腹を椅子で突き、背中に椅子を叩きつける。
  キャンディスを捕まえようとするも逃げられ諦める。
  トルネードはテーブルを取り出しエプロンにたてかける。
  トルネードがヒーローに椅子を投げつける。
  ヒーローはガードするとトルネードにエルボー。
  トルネードにクラバート・スープレックスでテーブルに投げ込もうとする。
  トルネードはバック・エルボーで逃れると椅子をぶつけてテーブルにもたれさせる。
  トルネードはステージに登ると助走を取りトペ・コンヒーロへ。
  しかし時間を取りすぎてテーブルに自爆。
  ヒーローがカバーするもカウント2。
  ヒーローがケージの中に椅子を6脚投げ入れる。
  トルネードと共にケージに入る。
  ヒーローはケージにぶつけたり椅子の上に落としたりと攻めていく。
  椅子付ダイビング・セントーンを狙う。
  しかし避けられて自爆し脚を痛めてしまう。
  トルネードは好機とばかりにヒーローの脚に椅子を突き、投げつける。
  外からゴミ箱を持ってきてリングに入る。
  ヒーローがトルネードに椅子を投げつける。
  ゴミ箱へのヒーローズ・ウェルカム・チャンピオンシップ・エディションを狙う。
  トルネードは逃れるとネック・ブリーカー。
  ダウンしているヒーローにゴミ箱をかぶせると椅子を叩きつけダイビング・バック・エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ヒーローは流血し顔が真っ赤にそまっている。
  トルネードがゴミ箱を投げつけたりケージにぶつけたりする。
  ヒーローがゴミ箱を投げつけ脚にもぶつける。
  トルネードが先に起き上がり蹴りつけていく。
  ヒーローがゴミ箱をぶつけ頭部に叩き込む。
  両者ダウン。
  ヒーローが先に起き上がりトルネードの椅子に椅子をぶつけたりする。
  ローリング・エルボーで倒す。
  椅子の間に脚を挟むとコーナー上へ。
  脚の痛みから時間がかかる。
  トルネードが椅子を投げつけるとヒーローは体勢を崩し脚をロープに引っかける。
  トルネードが椅子ごしにドロップ・キックを決める。
  コーナーに蹲ったヒーローをリズミカルに蹴りつける。
  ヒーローがもっとやってみろと挑発。
  トルネードは挑発にのって蹴りつけて行き首に押しつける。
  ヒーローはその足をキャッチし起き上がるとローリング・エルボー。
  両者ダウン。
  ヒーローがチョップを何度となく叩きつけていく。
  トルネードがたまらずダウン。
  コーナーに振りフライング・エルボー。
  ブロンコ・バスターから丸め込み。カウント2。
  ケージにこすりつけぶつける。
  流血したトルネードをキャメル・クラッチで締め上げる。
  背中にかつぐとクラバートを決めながらケージにぶつける。
  トルネードは逃れるとローリング張り手。
  ロープに走る。
  ヒーローが受け流しローリング・エルボー。
  ヒーローズ・ウェルカムを決めてカバーするもカウントは2。
  DNDを狙う。
  トルネードが抵抗しロー・ブロー。
  トルネードがDNDを決めるもヒーローがレフェリーにぶつかる。
  トルネードがカバーするもレフェリーは気絶中。
  CCが現れる。
  キャンディスを押しのけるとケージの中に入る。
  ヒーローにリコーラ・ボムを決める。
  トルネードにカバーさせセカンド・レフェリーを呼び込む。
  セカンド・レフェリーが入りカウントするもカウント2。
  CCはセカンド・レフェリーにアッパーカート。
  レフェリー服を奪って自分がレフェリーになる。
  トルネードが立てた椅子へのDND。
  カバーしCCがカウントするもカウント2。
  CCがヒーローを肩車しトルネードがコーナー上へ。
  ネクロがケージに入ってきてトルネードにゴミ箱をぶつける。
  CCの拳にパンチを決めヒーローを下ろす。
  CCをケージにぶつけレフェリー服を奪い自分がレフェリーになる。
  椅子を2脚立てて椅子をのせる。
  コーナー上のトルネードをクラバート・スープレックスでそこに投げ捨てる。
  カバーしネクロがカウントするもCCがカット。
  ネクロはCCをケージにぶつけ外に出す。
  場外で乱闘。
  ヒーローがDNDを狙う。
  トルネードが防いでロー・ブロー。
  レフェリーが起き上がる。
  キャンディスがケージに入りヒーローにゴミ箱の蓋を投げる。
  トルネードはヒーローがつかみ損ねた蓋をどけるとキャンディスにそこで見ていろとレフェリーの方へ押しやる。
  ヒーローにゴミ箱を投げつける。
  キャンディスは起き上がりトルネードに向き合うと飛びついてキス。
  トルネードが押しのける。
  キャンディスが再び飛びつきキス。
  トルネードがもがくとキャンディスに馬乗りになる体勢へ。
  トルネードはキャンディスを起こすとハグ。
  トルネードは椅子を手にするとヒーローの脚に椅子を叩きつける。
  ヒーローを立てた椅子の間に挟むとコーナー上へ。
  キャンディスをヒーローをどけるとその椅子でトルネードの股間を突く。
  そして雪崩式ロシアン・レッグ・スイープ・スープレックス。
  ヒーローがトルネードにヒーローズ・ウェルカムを決め1,2,3!
  ヒーローが新PWGチャンピオンに!
  ヒーローはキャンディスと抱き合って喜ぶ。

試合結果

@ブランドン・ボアハンvs.エリック・キャノン
Aホック・ボンバリー、TJパーキンスvs.チャック・マーキュリー、マイキー・ニコールズ
Bクラウディオ・キャスタニョーリvs.フェニックス・スター
Cネクロ・ブッチャーvs.菊タロー
D4コーナー・マッチ:ダイナスティvs.カズマ、MIYAWAKIvs.ヤング・バックス
Eクリス・ボッシュvs.スコーピオ・スカイ
Fタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、エル・ジェネリコ(ch)vs.エイジ・オブ・ザ・フォール(新チャンピオン!)
GPWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・ケージ・マッチ:ヒューマン・トルネード(ch)vs.クリス・ヒーロー(新チャンピオン!)