TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2008年 →PWG:Dynamite Duumvirate Tag Team Title Tournament Night Two 5/18/08

PWG:Dynamite Duumvirate Tag Team Title Tournament Night Two 5/18/08の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦、決勝:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.ロデリック・ストロング、ジャック・エヴァンス

総時間1時間45分です。

@準決勝:ジャック・エヴァンス、ロデリック・ストロングvs.ロス・ルチャス
 1日目もそうだったが
 ルチャスはいつものファン・マッチで見せるような華麗さがないですね。
 相手がルチャじゃないってのもあるんでしょうけれど。
 悪くない試合。

Aオースチン・エリーズvs.デイビー・リチャーズ
 リチャーズはタッグ向きになってしまったとはいえ
 やはりセンスあるレスラーだけあって
 しっかりと良い仕事をしますね。
 平均的な良試合です。

Bタッグ王座戦、準決勝:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.エル・ブレイザー、KAGETORA
 ブレイカーが捕まる役、KAGETORAが攻め役。
 体格からこうなったのでしょうけれど
 両者の実力を考えると反対にしたかったですね。
 ブレイザーが絡むと試合が壊れる。
 唯一の長所のムーブもやや粗が出ていました。
 平均レベル。

 ディノが負傷中のトルネードに王座返還とキャンディスへの謝罪を要求。
 トルネードは従う振りをしてキャンディスに手を出そうとする。
 ディノが襲いかかるもジェイがトルネードに加勢。
 続いてネクロが現われ次の試合へ。

Cネクロ・ブッチャー・ルールズ:ネクロ・ブッチャーvs.ジェイ・ブリスコ
 ネクロの転向後何度と無く組まれているカードですが・・・
 セコンドについたトルネードの松葉杖攻撃の方がジェイのそれよりハードだったり
 レフェリーがフィニッシュを勘違いしていたりといまいちでしたね。
 悪くない試合。 

D2.0、キャンディス・ラリー、スコーピオ・スカイvs.ダイナスティ、ホック・ボンバリー、TJパーキンス
 定番の敗者8マン・タッグですが
 スパドラが昨夜の脳震盪を理由に欠場したので
 ボンバリー、TJが入り
 ロニンは試合前に椅子を叩きつけられたために
 キャンディスが代役となっています。
 試合はベビー陣が大活躍。
 2.0が舞い・ペース振りを発揮し、
 キャンディスはTJと良い攻防を
 スコーピオは素晴らしい動きで特にロストとの絡みが良かった。
 ベビーに比べるとヒールは見劣りしますが
 縁の下の力持ち的仕事をしっかりこなしました。
 セミとして十分なファン・マッチ。
 まあまあ良い試合です。

Eタッグ王座戦、決勝:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.ロデリック・ストロング、ジャック・エヴァンス
 試合開始直後からいきなりブーストした時には
 準決勝も微妙だったしそんなに負担はないだろう、と思ってしまいましたが
 短い時間に詰め込んだ攻防の量とダイナミックさに
 いつの間にかそんな事は忘れ
 11分後のゴングが鳴った時には大いに満足していました。
 細かい事ですが、ここまで複雑に絡みながら
 権利の無視がない点も素晴らしいですね。
 ぎりぎり好勝負。

総評。
 ミッド・カードが今ひとつでしたが
 何とかビッグ・イベントを無事終了させました。
 今回も予定変更という苦しい状況でしたから上々といって良いでしょう。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Eタッグ王座戦、決勝:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.ロデリック・ストロング、ジャック・エヴァンス
  エヴァンス対ジェネリコで試合開始。
  控えのスティーンがエヴァンスのバンダナを奪う。
  エヴァンスはジェネリコに側転蹴りを放つとスティーンを殴り落とす。
  すぐにストロングが入りエヴァンスをスティーン目がけ投げ飛ばす。
  戻ってきたエヴァンスをブレーン・バスターの要領でジェネリコの上に落とす。カウント2。
  連携の飛びつきネック・ブリーカーからカバー。カウント2。
  ストロングがジェネリコをギブソン・ドライバーの体勢に捕らえる。
  ジェネリコが耐えるのを見てエヴァンスがロープに走る。
  スティーンはエヴァンスを引き摺り下ろすとエプロンへのパワー・ボム。
  ジェネリコはギブソン・ドライバーの体勢から逃れると
  レッグ・ラリアットで落としトペ・コンヒーロ。
  スティーンがエヴァンスにガット・バスター。
  続けてジェネリコがダイビング・ボディ・プレス。カウント2。
  (2分)
  試合は落ち着きエヴァンスが捕まる。
  ジェネリコがアラビアン・プレス。カウント2。
  エヴァンスはスティーンのレッグ・ドロップを避け自爆させると
  ダブル・ストンプからスタンディング・シューティングスター・プレスへ。
  避けられるも着地しスタンディング450°スプラッシュ。カウント2。
  蹴りを叩き込んでいく。
  スティーンがゆらぎながらもラリアット。
  カバーするもストロングがカット。
  ジェネリコがエヴァンスをコーナーに振る。
  エヴァンスは三角跳びでエプロンに着地すると、
  そこから跳びジェネリコを蹴って一回転し戻る。
  そしてスプリングボード式ダブル・ニー・ストライク。
  両者ダウン。
  ダブル・タッチ。
  (6分)
  ストロングが勢い良く攻めていく。
  場外に逃れた2人にエヴァンスがダイブ。
  スティーンをリングに戻すとストロングがダブル・ニー・ガット・バスターからビッグ・ブーツへ。
  スティーンがカウンターでスーパー・キック。
  ストロングはロープにもたれかかるも反動を利用しビッグ・ブーツ。
  カバーするもカウント2。
  バックの取り合いからスティーンがロール・アップを狙う。
  ロープを掴んで防がれるも向かってきた所をパワー・ボム。カウント2。
  交代したジェネリコがダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  ストロングが不意を突いてジョー・ブリーカー。
  ロープに走る。
  ジェネリコが追いかけビッグ・ブーツ。
  トップ・ロープの上にのせる。
  殴り飛ばされるもコーナー上からトップ・ロープ上のストロングに飛びつきトルネードDDT。カウント2。
  控えのスティーンが入ってくる。
  エヴァンスを殴り落とすとストロングにスワントーン・ボム。
  ジェネリコがカバー。
  エヴァンスがダイビング・ストンプでカット。
  エヴァンスがスティーンにコーナーへのバック・エルボーからスプリングボード式の技を狙う。
  ジェネリコがオッレッ!でエヴァンスを落とす。
  ストロングがジェネリコにビッグ・ブーツ。
  スティーンがストロングにラリアット。
  これで全員ダウン。
  (9分)
  ダブル・タッチでスティーン対ジェネリコ。
  スティーンがパッケージ・パイル・ドライバーを狙う。
  エヴァンスが後ろに逃れバック・スライド・ブリッジ。
  スティーンはカウント2で返すとパッケージ・パイル・ドライバーを決める。
  カバーしジェネリコがストロングを押さえつける。
  ストロングがジェネリコを押し飛ばしカウント2でぶつける。
  ジェネリコはストロングを落とすと背面ダイブ。
  スティーンがエヴァンスに雪崩式パッケージ・パイル・ドライバーを狙う。
  エヴァンスが海老反りになって蹴りつけて落とす。
  ジェネリコがエヴァンスにオッレッ!を決めブレーン・バスタァァァァァーの体勢。
  ストロングは殴りつけ動きを止めると
  向かってきたスティーンにギブソン・ドライバー。
  ジェネリコを担ぎ上げると
  エヴァンスがそれを踏み台にスティーンへ450°スプラッシュ!
  1,2,3!でストロング、エヴァンスの勝利!
  (11分)
  スティーンがベルトを取る。
  ジェネリコが説得しストロング、エヴァンスに王座を渡す。
  そして握手を交わす。

試合結果

@準決勝:ジャック・エヴァンス、ロデリック・ストロングvs.ロス・ルチャス
Aオースチン・エリーズvs.デイビー・リチャーズ
Bタッグ王座戦、準決勝:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.エル・ブレイザー、 KAGETORA
Cネクロ・ブッチャー・ルールズ:ネクロ・ブッチャーvs.ジェイ・ブリスコ
D2.0、キャンディス・ラリー、スコーピオ・スカイvs.ダイナスティ、ホック・ボンバリー、TJパーキンス
Eタッグ王座戦、決勝:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.ロデリック・ストロング、ジャック・エヴァンス(新チャンピオン!)