TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2008年 →PWG:Dynamite Duumvirate Tag Team Title Tournament Night One 5/17/08

PWG:Dynamite Duumvirate Tag Team Title Tournament Night One 5/17/08の分析


名勝負 なし
好勝負 オースチン・エリーズvs.ジェイ・ブリスコ

総時間1時間40分です。

定番となったビッグ・イベントですが
今回も予定は未定の法則で
飯伏がKAGETORAに
ブリスコズが2.0に変更されています。

@ホック・ボンバリーvs.ネメシス
 ボンバリーのヘタレ芸は寒い。
 悪い試合。

A1回戦:2.0vs.ロス・ルチャス
 思わぬ形でPWGデビューを果たした2.0。
 相手のルチャ・スタイルと上手くMIXできたとは言えないが
 定評通り会場を盛り上げました。
 悪くない試合。

Bキャンディス・ラリーvs.TJパーキンス
 他と大差ない試合時間でしたが
 TJが力を抜くことなく、やれる事を全てやり
 キャンディスに見せ場を作りました。
 平均レベル。

C1回戦:ジャック・エヴァンス、ロデリック・ストロングvs.ロニン、スコーピオ・スカイ
 軽めでストロング、エヴァンスが
 どういうタッグか思い出させる程度の試合。
 少し悪い試合です。

D1回戦:ダイナスティvs.エル・ブレイザー、KAGETORA
 ブレイザーは奇抜な動きを見せ良いのですが
 技以外のレベルが低いですね。
 一方のKAGETORAが基本ムーブで魅せているものの
 急造という事で補完し合うまでのタッグにはなっていない。
 しかしこのトーナメントを盛り上げるに足るタッグである事は
 この試合で証明されました。
 まあまあ良い試合です。

Eオースチン・エリーズvs.ジェイ・ブリスコ
 とにかくエリーズの試合運びが素晴らしいですね。
 1つ1つのムーブのつながり具合がまさに絶妙で
 この集合体がうねりながら発展していく様には思わず唸らされる。
 一方のジェイもマークが来れなかった事に責任でも感じているのか
 かなり気合が入っていて、このエリーズに対しても見劣りしないんですね。
 終盤こそ、ジェイにもう少し手数があれば、
 よりダイナミックにできるのに、と感じましたが
 本職がタッグなので仕方ないでしょう。
 この点を除けば非常に完成度の高い、深い一戦で
 12分とやや短めでしたが、ぎりぎり好勝負とするに値する。 

F1回戦、タッグ王座戦:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.デイビー・リチャーズ、スーパー・ドラゴン
 乱闘から始まるのですが
 ここでいきなりスパドラが脳震盪を起こします。
 元々太りすぎでもあるスパドラは
 これでセコンドのごとき存在になり
 走れないし、ボトルを投げても目標に当てれないし、
 ダイビング・ダブル・ストンプを自重してダイビング・エルボー・ドロップに変える程。
 他の3人もカバーできる程冴えている訳でもないし
 これではどうしようもない。
 メイン失格の平均レベル。

 試合後エクスかリバーがタッグ王者なのにしばらく参加していなかったスティーンを責める。
 スティーンは生まれた息子の世話をしていたためだと釈明。
 息子を侮辱されたスティーンはエクスカリバーにパッケージ・パイルドライバーを3連発。
 息子を連れて来てのせるとカウント3。

総評。
 トーナメントはメインの失敗がかなり痛い。
 それを救ったのはトーナメントに出られなかったジェイ、その人。
 このカードとDDT4というネーム・バリューが
 悪い大会と言えなくしている。

DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Eオースチン・エリーズvs.ジェイ・ブリスコ
  エリーズはコーナーに押し込みクリーンに離れる。
  力の入ったレスリング。
  エリーズがヘッド・ロック。
  ジェイがロープに振ろうとするも膝をついて防がれる。
  エリーズが首投げ。
  グラウンド・ヘッド・シザースに返された所でドロップ・キックへ。
  ジェイが避ける。
  ロープ・ワークからエリーズがアーム・ドラッグ。
  腕に膝を入れる。
  ジェイはアーム・ドラッグに返すと両脚を取って倒す。
  ロープ・ワークからリープ・フロッグを狙ったエリーズにレッグ・ラリアットを決める。
  胸を突き合う。
  四つに組み離れる。
  ジェイが不意を突いて蹴りを入れサンセット・フリップへ。
  エリーズがその動きを利用しドロップ・キックを叩き込む。
  腰に膝を入れエプロンにジェイの頭を出して殴りつける。
  ロープ越しに飛んで殴りつける。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  フロント・ヘッド・ロックで起こしブレーン・バスターを狙う。
  抵抗するジェイに膝を入れネック・ブリーカー。
  ロックを離さず頭部へ膝を入れていく。
  ラスト・チャンスリーを狙うもジェイに体力が残っており横にずれる。
  再び膝を入れる。
  ジェイは体を起こすと押し飛ばす。
  向かってきた所にターン・バックルへのコンプリート・ショット。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  ターン・バックルにぶつけ蹴りつけていく。
  ロープに振りドロップ・キックからカバー。カウント2。
  ジェイ・ドライバーを狙う。
  抵抗されデス・バレー・ドライバーに狙いを変える。
  エリーズは暴れてエプロンに着地するとフォア・アームズを打つ。
  ジェイも打ち返す。
  エリーズがジェイの頭部をターン・バックルにぶつけようとする。 
  ジェイが防ぎ逆に叩きつける。
  場外に着地したエリーズにブランチャを狙う。
  エリーズはリングに滑り込み避けると着地したジェイにトペ・スイシーダ。
  リングに戻すとコーナーでのエルボー連打。
  コーナーへのドロップ・キックへ。
  ジェイはカウンターで蹴りを入れるとビッグ・ブーツ。
  カバーするもカウント2。
  ブレーン・バスターを狙う。
  後ろに着地したエリーズにデス・バレー・ドライバーを狙う。
  エリーズがエルボーを入れバックを取る。
  エルボーを食らい離してしまうもカウンターでローリング・エルボー。
  バック・ドロップを決めコーナーへのドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  雪崩式の技を狙う。
  ジェイが抵抗し雪崩式フェイス・バスター。
  続けてブレーン・バスターへ。
  エリーズが膝を入れて防ぐと膝蹴り連打。
  ジェイはダウンするも立て直し突き飛ばす。
  向かってきた所をスパイン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ならばとジェイ・ドリラーへ。
  エリーズがハリケーン・ラナに切り返す。
  クローズラインを避けると跳びかかる。
  ジェイが受け止めると同時にボディ・リフト。
  デス・バレー・ドライバーに移行しようとする。
  エリーズがクルーシーフィックス・ボムに切り返し
  頭部を蹴り上げるとブレーン・バスターから
  膝を入れラスト・チャンスリー。
  ジェイはたまらずタップ・アウト!
  エリーズの勝利!


Fタッグ王座戦:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.デイビー・リチャーズ、スーパー・ドラゴン
  スティーンがジェネリコのマントをスパドラに投げつける。
  スパドラはマントを披露と場外に下りてジェネリコの真似。
  スティーンが殴りかかり乱闘に。
  リチャーズがジェネリコを観客席に投げ込み椅子を叩きつける。
  スパドラがダウンしている(ここで脳震盪を起こしたか?)。
  リチャーズがジェネリコに観客席へのノーザンライト。
  スティーンがリチャーズに立てた椅子へのバック・ブリーカー。
  スパドラがスティーンに椅子を投げジェネリコに立てた椅子へのパイル・ドライバー。
  スティーンがスパドラに立てた椅子へのDDT。
  リチャーズがジェネリコをリングに入れカバー。カウント2。
  ジェネリコがアーム・ドラッグ連発で落としダイブを狙う。
  邪魔してきたスパドラをドロップ・キックで落とすとフェイク・ダイブでアピール。
  その背後からリチャーズが襲いかかる。
  ジェネリコを落とすとトペ・コンヒーロ。
  リングに戻し攻める。
  控えのスパドラがボトルを投げるとリチャーズに当たってしまう。
  ジェネリコがリチャーズを自陣に押し込み交代。
  劣勢のリチャーズがジェネリコを自陣に押し込み交代。
  リチャーズがジェネリコのマスクを剥ごうとするもスティーンがカット。
  ジェネリコを痛めつけていく。
  リチャーズがブレーン・バスターを狙う。
  ジェネリコは耐え切るとブルー・サンダー・ドライバー。
  交代したスティーンは勢い良く攻めていく。
  スパドラを挑発。
  スパドラがリングに入ろうとロープをまたいだ所でロープを蹴り上げる。
  スパドラが場外からスティーンの脚を掴んで妨害。
  控えのジェネリコがスパドラにトペ・コンヒーロを決め排除する。
  スティーンがリチャーズにパワー・ボム。カウント2。
  ネック・ブリーカーからのカバーもカウント2。
  交代したジェネリコがダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  フルネルソン・スープレックスを狙う。
  リチャーズが着地しハンドスプリング・キックへ。
  ジェネリコはカウンターで蹴りを入れるとフルネルソン・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  ダブル・パンプハンドルの技を狙う。
  リチャーズが体勢を入れ替え両膝を腰に立てる。
  そこにスパドラがダイビング・エルボー。
  カバーするもカウント2。
  スパドラがジェネリコに張り手を浴びせコーナーに振る。
  ジェネリコが腕を取ってのトルネードDDT。
  続けてビッグ・ブーツ。
  ブレーン・バスタァァァァーを狙う。
  カットしようとするリチャーズをスティーンが防ぐ。
  スパドラがジェネリコを突き飛ばす。
  スティーンがスパドラの体勢を崩しパッケージ・パイル・ドライバーを狙うも持ち上げられない。
  リチャーズがスティーンにジャーマン。
  ジェネリコに合体のDDTを決めスパドラがカバー。
  スティーンはカットしリチャーズを落とす。
  スパドラにスティーンがスワントーン・ボム、続けてジェネリコがダイビング・ボディ・プレス。カウントは2。
  ブレーン・バスターを狙うべく起こそうとする。
  スパドラがロー・ブローを決めリチャーズに交代。
  リチャーズはジェネリコにツームストン。
  スティーンを落としてからジェネリコ目がけシューティングスター・プレスを放つ。
  ジェネリコが両膝を立てて防ぐ。
  スティーンが入ってきてリチャーズにパッケージ・パイル・ドライバー。
  ジェネリコがブレーン・バスターにつなげ1,2,3!
  スティーンネリコが防衛!

試合結果

@ホック・ボンバリーvs.ネメシス
A1回戦:2.0vs.ロス・ルチャス
Bキャンディス・ラリーvs.TJパーキンス
C1回戦:ジャック・エヴァンス、ロデリック・ストロングvs.ロニン、スコーピオ・スカイ
D1回戦:ダイナスティvs.エル・ブレイザー、KAGETORA
Eオースチン・エリーズvs.ジェイ・ブリスコ
F1回戦、タッグ王座戦:エル・ジェネリコ、ケビン・スティーン(ch)vs.デイビー・リチャーズ、スーパー・ドラゴン