TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2008年 →PWG:Pearl Habra 1/28/08

PWG:Pearl Habra 1/28/08の分析


名勝負 なし
好勝負 PWG王座戦:ロウ・キー(ch)vs.エル・ジェネリコ

大会名はパール・ハーバーと開催地のHabraから。
総時間1時間55分です。

@DDT4予選シリーズ:ホック・ボンバリー、TJパーキンスvs.ヤング・バックス
 どう考えてもシリーズ戦なんてする必要ありませんが・・・。
 試合はボンバリー、TJが急造の張りぼてタッグで粗い部分も。
 連係技とか見た目の体裁は整えましたが
 少し悪い試合です。

A#1コンテンダーズ、3本勝負:ロデリック・ストロングvs.ロッキー・ロメロ
 ストロング、エヴァンスの3番勝負最終戦の予定でしたが
 エヴァンスが顔を骨折したので急遽このライバル対決に。
 丁度このカードの通算が1対1ですし。
 さて試合は不意打ち返しのアーム・バーにより数秒で1本目が決まってしまいましたが
 その勢いのままハード・ヒッティングで激しい試合をしてくれました。
 一捻りした攻防も見られ良かったのですが
 15分の時間設定なら1本勝負でも良い気がしますし
 3本勝負で1本目をすぐに終わらせるとしても
 そのフィニッシュは丸め込みかフォールにして筋を通すべきでした。
 好勝負に届かずも中々良い試合でした。

 試合後アンダーソンが現れ2人にスパイン・バスター。
 俺こそPWG王座挑戦にふさわしいとアピール。

BDDT4予選シリーズ:ロス・ルチャスvs.ロニン、スコーピオ・スカイ
 ルチャスにはルチャしかない訳ですが
 相手がロニンでスコーピオが精細を欠いていれば
 ルチャスが一方的にムーブを披露しているだけって印象を拭いきれません。
 少し悪い試合。
 
CノーDQ:クリス・ヒーローvs.ヒューマン・トルネード
 椅子や鎖を使うハードコア・ブロウル。
 更にはロープ越しに顔面へのダブル・ストンプなんて狂気技や
 テーブルも出るのですが
 只この抗争は最終的にゲリラ・ウォーフェアになるはずで
 実質同ルールのため、ここでは余り過激化に走る事もできないという台所事情が・・・。
 そのため、20分と言う長丁場でありながら
 抑え目な素材でやりくりしている感はありますね。
 また今回まったくキャンディス・スポットが無かったのも残念。
 中々良い試合でした。

Dタッグ王座戦:ダイナスティ(ch)vs.ヤング・バックス
 ダイナスティはスパドラ(太りすぎ)、リチャーズ(スケジュールがつかず)が
 出場できていない事を指摘し王座剥奪を要求。
 これにエクスカリバー、ウィンウッドが同意し王座剥奪。
 ダイナスティが新王者に認定され、ついでにリチャーズは解雇処分に。
 その後ダイナスティがDDT4予選に出た誰かとタッグ王座戦をしてやると言いこの試合に。
 PWGの中でも両者好タッグですが
 今回はショウケース・マッチ的な物に過ぎず
 敢え無く期待外れに終わりました。
 平均より少し上。

EPWG王座戦:ロウ・キー(ch)vs.エル・ジェネリコ
 ジェネリコが生贄になるかと思いきや
 ロウ・キーのハード・ヒッティングに対し
 ジェネリコが真っ向から立ち向かっていくという予想外の内容で
 見る物も思わず感情移入してしまう熱戦に。
 ムーブの応用版を幾つか見せた以外は
 この1本で20分超の試合を作り上げました。
 素晴らしい。
 ぎりぎり好勝負。

総評
 スパドラ、リチャーズvs.ダイナスティがなくなったのは残念ながら
 ACEの3試合は見ごたえがあり平均レベルの大会。
 一部以外2時間興行にしてからPWGは外れがほとんどない。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

EPWG王座戦:ロウ・キー(ch)vs.エル・ジェネリコ
  ロウ・キーはコーナーに押し込むとチョップと見せかけオッレッ・ポーズ。
  ジェネリコはコーナーに押し込むとチョップしてからオッレッ・ポーズ。
  ロウ・キーはコーナーに押し込むと蹴り。
  組むと見せかけハイ・キック。
  ジェネリコは場外で間を置く。
  ロウ・キーは組むとコーナーに押し込み肩へヘッド・バッド。
  チョップにエルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ジェネリコが隙を突いて脚を取りレッグ・ロック。
  フロント・ヘッド・ロックへ。
  ロウ・キーはロープ・ブレイクで逃れると同時にチョップ。
  ジェネリコの打撃に対して2倍返し。
  ロウ・キーがショルダー・タックル。
  ジェネリコはアーム・ドラッグ連発からバック・ブリーカー。
  ショルダー・スルーを狙う。
  ロウ・キーは蹴り上げるとロープの上に投げ落とす。
  カバーするもカウント2。
  ボディ・シザース。
  チョップ。
  ジェネリコがフォア・アームズを打ち返す・
  突進してきたロウ・キーをショルダー・スルーで落とそうとする。
  ロウ・キーはエプロンに着地するとロープを使ってのドラゴン・クラッチ。
  カバーするもカウント2。
  インバート・ベア・ハグ。
  ジェネリコがロープに脚をかける。
  ブレーン・バスターからカバー。カウント2。
  ジェネリコがフォア・アームズで打ち返すもハイ・キックに崩れ落ちる。
  ジェネリコがショルダー・スルーを狙ったロウ・キーにサンセット・フリップを狙う。
  ロウ・キーは耐えるとダブル・ストンプ。
  カバーするもカウント2。
  ロウ・キーが蹴りを放ち倒すとカウントを数えろと言う。
  起きるジェネリコに蹴り。
  ジェネリコはカウント7で起き上がるとフォア・アームズ連発。
  チョップをガードするとスピン・キック。
  エプロンに出たロウ・キーを蹴り落とすとコーナーを横切りDDTを狙う。
  ロウ・キーがハイ・キックで迎撃。
  リングに戻しカバーするもカウント2。
  ロウ・キーが蹴りを連発していく。
  止めようとするレフェリーを突き飛ばし文句を言う。
  その隙に回復したジェネリコがカウンターでビッグ・ブーツ。
  突進を避けブルー・サンダー・ドライバー。
  両者ダウン。
  ロウ・キーがカウンターでスピン・キック。
  蹴り下ろし突進。
  ジェネリコはカウンターを入れるとダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  ボディ・プレスを狙う。
  ロウ・キーが後ろに着地しドラゴン・スリーパー。
  ジェネリコは殴りつけて逃れるとコーナーに乗せる。
  逃れられるも突進してきた所をミチノク・ドライバー。カウント2。
  ハーフネルソン・スープレックスを狙う。
  ロウ・キーはコーナーにぶつけて逃れるとスプリングボード式ハイ・キック。
  カバーするもカウント2。
  ローリング・チョップからロープに走る。
  ジェネリコが追っかけオッレッ!。
  ハーフネルソン・スープレックスに続けるもカウントは2。
  ブレーン・バスタァァァァァァーを狙うべくコーナーに乗せようとする!
  ロウ・キーがコーナーを蹴ってのさせない。
  ならばと通常ブレーン・バスターへ!
  ロウ・キーは膝を入れて逃れるとランニング・ドロップ・キック。
  ロウ・キーがコーナー上へ。
  ジェネリコが追いすがる。
  ロウ・キーはリングに下りるとキー・クラッシャーを狙う!
  ロープにしがみつくジェネリコを蹴り飛ばしロープに走る。
  ジェネリコが追いかけオッレッ!。
  ロープの上にのせるとコーナー上から飛びトルネードDDT。
  カバーするもカウントは2。
  ならばとブレーン・バスタァァァァァァーを狙う!
  ロウ・キーが後ろに着地しウィール・キック。
  そしてキー・クラッシャーで1,2,2!カウントは2!
  ならばとドラゴン・スリーパー!
  ジェネリコがたまらずタップ!
  ロウ・キーの防衛!

試合結果

@DDT4予選シリーズ:ホック・ボンバリー、TJパーキンスvs.ヤング・バックス
A#1コンテンダーズ、3本勝負:ロデリック・ストロングvs.ロッキー・ロメロ(2-1)
BDDT4予選シリーズ:ロス・ルチャスvs.ロニン、スコーピオ・スカイ
CノーDQ:クリス・ヒーローvs.ヒューマン・トルネード
Dタッグ王座戦:ダイナスティ(ch)vs.ヤング・バックス
EPWG王座戦:ロウ・キー(ch)vs.エル・ジェネリコ