TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2004年 →PWG:The Next Show 9/4/04

PWG:The Next Show 9/4/04 の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚約2時間30分です。

@ヒューマン・トルネード、スパ・バッドvs.ブラッド・ブラッドリー、ベイビー・スリム
 下手云々の前に試合への集中力に著しく欠ける。
 トルネードも同様でさぽっています。
 ひどい試合。

A4コーナーズ・マッチ:クリス・ボッシュvs.クイックシルバーvs.ホック・ボンバリー
 ボンバリーへの脚攻めなど人間関係とそれに基づいた試合運びが見られたが
 3人での4コーナーズ・マッチという絵の弱さをブレイクスルーできる内容ではない。
 結局ボッシュが尻丸出しのはずが股間まで晒してしまった、という珍事件だけが記憶に残る結果に・・・。
 悪くない試合。
 
Bエクスカリバー、ディスコ・マシーンvs.トップ・ガン・タルワー、チャールズ・マーキュリー
 コメディー全開で通して欲しいと思わせる程レベルの低い内容で感心する場面はなし。
 悪い試合。

Cブライアン・ダニエルソンvs.UKキッド
 実力差をそのまま適応し勝負にはなっていませんが、
 観客をのせながら上手くストーリーを立ててアメドラが生意気な小僧をあしらっていきます。
 まずまずのファン・マッチです。
 平均レベル。

Dクリストファー・ダニエルズ、B-Boy、ボビー・クアンスvs.ロッキー・ロメロ、リッキー・レイヤース、プーマ
 ピットブルズの他は連携力薄めで1対1が中心。
 それで十分持たせて、落ちない安定力があったけれども
 6人タッグとして、いや只の試合としても終盤はもっと加速力がなければいけません。
 まあまあ良い試合。

Eクリス・ヒーローvs.スーパー・ドラゴン
 スパドラが後手に回っていますね。
 序盤はレスリングで封殺されるし、
 後半はヒーローが悠然と構えるから激しさが逆にゆとりの無いように見える。
 スパドラの強烈な個性が殺されていて面白みに欠けます。
 そういう点でスパドラのPWG以外にほとんど参戦しなかった戦略は正解だったと確認は出来るが・・・。
 まあまあ良い試合。
  
FPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.サモア・ジョー
 重戦車のジョーと小悪党ヒールのカズという構図。
 立場を守り一進一退を行えているので一定の評価は出来る。
 しかしその攻守の切り返しに、技のインパクトが一致するレベルになっていないですね。
 良い試合という形をつけにいった印象を受ける。
 最後はスパドラが乱入しジョーに襲いかかり反則エンド、
 ジョーが反撃するもアメドラがジョーを追い出します。
 まあまあ良い試合。

Gタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ジョーイ・ライアン(ch)vs.スコット・ロスト(ch)
 勝者は新たに選んだパートナーと王者になる、という状況。
 そこまでの遺恨表現はなかったけれども仲間割れした結果なので、
 ある程度痛めつけてからラダーを上る、という試合運びでいこう、と認識は一致していたしこちらも受け入れられる。
 終盤でラダー天辺からのエルボー・ドロップ等のハイ・スポットを見せ、
 最後はレフェリーの気絶中にロストがベルトを上空から取り、
 その後でライアンがセコンドの援護を受けて奪い返して勝利、アロギャンス誕生となりました。
 マイナス要因が出ないようにそつなく行った内容で、
 インディーのメインとしては挑戦的意欲に欠けましたね。
 平均的な良試合。
 
総評。
 後半は良い試合が揃っているけれど大会名と同じくインパクトに欠ける。
 (執筆日:6/2/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ヒューマン・トルネード、スパ・バッドvs.ブラッド・ブラッドリー、ベイビー・スリム
A4コーナーズ・マッチ:クリス・ボッシュvs.クイックシルバーvs.ホック・ボンバリー
Bエクスカリバー、ディスコ・マシーンvs.トップ・ガン・タルワー、チャールズ・マーキュリー
Cブライアン・ダニエルソンvs.UKキッド
Dクリストファー・ダニエルズ、B-Boy、ボビー・クアンスvs.ロッキー・ロメロ、リッキー・レイヤース、プーマ
Eクリス・ヒーローvs.スーパー・ドラゴン
FPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.サモア・ジョー(DQ)
Gタッグ王座戦、ラダー・マッチ:ジョーイ・ライアン(ch)vs.スコット・ロスト(ch)(新チャンピオン!)