TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2004年 →PWG:The Reason for the Season 7/10/04

PWG:The Reason for the Season 7/10/04の分析


名勝負 なし
好勝負 AJスタイルズvs.ロッキー・ロメロ

総時間約2時間40分です。

@スコーピオ・スカイ、クイックシルバー、ロス・ロホ・ロコスvs.ディスコ・マシーン、トップガン・タルワー、チャールズ・マーキュリー、クリス・ボッシュ
 早いテンポで回して行き
 8人タッグのスポットも入ってます。
 できるのがボッシュぐらいなのでそこまで良くも無いけれど。
 平均より少し上。
 
Aプーマvs.ブラッド・ブラッドリー
 プーマがIWAの木偶の坊を引っ張れる訳ありません。
 悪い試合。

BAJスタイルズvs.ロッキー・ロメロ
 ロメロは完成されておらず粗い。
 AJでさえミスをする。
 レフェリーもミスをする。
 それなのにその欠点がこの試合では欠点にならないのは
 インディ界の帝王たるAJの宿命が為せる業か。
 ハード・ヒッティングを基調に
 両者が力を注ぎ込み、
 その力が猛々しくうねる様に凝縮された一品です。 
 プロレスっぽさは少し削ぎ落とされていますが
 それでも尚この試合は面白い。
 ぎりぎり好勝負。

C#1コンテンダー・4コーナー・エリミネーション・マッチ:コルト・カバナvs.エクスカリバーvs.ベイビー・スリム
 この3人の力量を考えると仕方ないかなという気もするけれど
 無理して3ウェイ・ダンスに挑戦しても良かったのでは。
 実際この試合何の面白みも無かったし。
 悪い試合。

Dスコット・ロストvs.ジョーイ・ライアン
ミスをアドリブで乗り切っているものの粗さは残ります。
 レスリング部分は良いのだけれども。
 まだこの頃はライアンも正統派でしたね。
 まあまあ良い試合。 

Eスーパー・ドラゴンvs.CMパンク
 この2人に与えられたのは30分近い試合時間。
 被虐だけで持たせるわけにもいかないし
 パンクだとあまり体を張らせる訳にもいかない。
 という事でパンクが良い感じの
 バランスで試合を構築。
 しかしちょっとしつこい攻防が多かったですね。
 平均的な良試合程度。 

Fブライアン・ダニエルソン、クリストファー・ダニエルズvs.サモア・ジョー、リッキー・レイヤース
 この4人、いや違うな
 この3人ならもう少しできる気がするんですが
 どうにもメリハリがないですね。
 まあまあ良い試合程度。

GPWG王座戦、ルーザー・リーブス・タウン・ケージ・マッチ:アダム・ピアース(ch)vs.フランキー・カザリアン
 ピアース・プレゼンツ80年代の善玉対悪玉プロレス。
 全体的に良い感じですが
 カズにスター性が足りないのはこの系統の試合には致命的。
 またルーザー・リーブス・タウン・マッチだからといって
 最後を今風に必殺技の連発としたのは、だらだらしすぎ。
 平均的な良試合程度。

 試合後カズはピアースを認めて送り出すかと思いきや
 突然椅子で滅多打ちしてヒール・ターンしました。
 
総評。
 初期PWGにしては平均点が高いですね。
 しかしAJvs.ロメロの1点物だということも否定できません。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

BAJスタイルズvs.ロッキー・ロメロ
  まずはレスリングだが、いきなり力が入っている。
  ロメロがローリング・ヘッド・シザースを決める。
  しかしAJも2度目は食らわない。
  AJがショルダー・タックル。
  もう1度ロープに走る。
  ロメロは脚を取り、こちらも2度目は食らわない。
  一転強烈なロー・キックの打ち合いに。
  ロメロが打ち勝ったと思いきやAJが払い蹴り。
  ロメロは場外で間を置く。
  AJはリングに戻ってきたロメロを場外に投げ捨てる。
  そしてトペ・コンヒーロ。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  劣勢のロメロはハイ・ニーで逆転。
  蹴りをいれ卍固め。
  AJがロープを掴む。
  ロメロはハイ・ニーにチョップ連打、ブレーン・バスターと攻め立てる。
  AJがバック・ブリーカーを狙うも失敗。
  しかしすかさずパイル・ドライバーを決める。
  カバーするもカウント2。
  ブリッジで締め上げる。
  バック・ブリーカーも決める。
  ロメロは張り手に蹴りを打っていく。
  AJがペイレイ・キックを決め両者ダウン。
  AJのフォア・アームズにロメロのロー・キック。
  AJが打ち勝つ。
  AJがロメロを場外に落とそうとする。
  ロメロはエプロンに着地するとハイ・ニー。
  スプリングボード式ドロップ・キックとつなげカバー。カウント2。
  ハリケーン・ラナもカウントは2。
  AJはロメロの動きを止めると一回転してのリバースDDT。
  カバーするもカウント2。
  ロメロが起き上がり殴りかかる。
  AJは避けるとジャーマンからフェイス・バスターでカバー。
  カウント3が入るもカウント2だった事に。
  ならばとスタイルズ・クラッシュを狙う!
  ロメロはショルダー・スルーに返すとアーム・バー!
  もう片方の腕も極める。
  AJは逃れるとカウンターのローリング・ラリアットで1,2,3!
  AJの勝利!

試合結果

@スコーピオ・スカイ、クイックシルバー、ロス・ロホ・ロコスvs.ディスコ・マシーン、トップガン・タルワー、チャールズ・マーキュリー、クリス・ボッシュ
Aプーマvs.ブラッド・ブラッドリー
BAJスタイルズvs.ロッキー・ロメロ
C#1コンテンダー・4コーナー・エリミネーション・マッチ:コルト・カバナvs.エクスカリバーvs.ベイビー・スリム
Dスコット・ロストvs.ジョーイ・ライアン
Eスーパー・ドラゴンvs.CMパンク
Fブライアン・ダニエルソン、クリストファー・ダニエルズvs.サモア・ジョー、リッキー・レイヤース
GPWG王座戦、ルーザー・リーブス・タウン・ケージ・マッチ:アダム・ピアース(ch)vs.フランキー・カザリアン(新チャンピオン!)