TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2004年 →PWG:Taste the Radness 2/22/04

PWG:Taste the Radness 2/22/04の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@チャールズ・マーキュリーvs.プーマ
 プーマの速攻含め意味を持った攻防ではないけれど
 攻めと攻めの間隔が狭く積極的にぶつかっているように見えるので楽しめなくも無い。
 少し悪い試合。

Aストリート・サッグ・ビートダウン・ブロウル:ハードコア・キッドvs.ベイビー・スリム
 形式名がついている割に特にハードコアな要素はなし。
 WWEの下部組織で山のように見られそうな内容。
 ひどい試合。

Bハナバ・ピットブルスvs.サル&ヴィトー・トマセーリ
 一極攻めを見せていますが機能しておらず只見所をなくしています。
 トマセーリ兄弟はまだまだですね。
 最後は幾つか合体技をただ見せただけ。
 悪い試合。

Cサモア・ジョーvs.シャノン・バラード
 前回KOされた絡みですが、
 シャノンはびびっているしジョーと戦える武器はない。
 本来ならスカッシュ・マッチで良いのに無駄にシャノンの攻めパートが挿入された内容。
 悪い試合。

Dクリス・ボッシュ、クイックシルバー、スコーピオ・スカイvs.スーパー・ドラゴン、ディスコ・マシーン、エクスカリバー
 AXP側は小悪党とはいえ相手のエースを避け
 雑魚に八つ当たりをしている感じで戦うので盛り上がらないですね。
 どちらも同時ダイブをした後で孤立を入れて無駄に長ったらしいし
 最後はゴリラの着ぐるみを着た乱入社がスパドラをリングから引き離しての決着。
 6人タッグのテンポはなく、ダラダラと続いてクオリティを下げるだけ。
 少し悪い試合。
 試合後AXPらがリンチしアピール。
 ライアン、ロストが現われるとようやく止める。

Eアメリカン・ドラゴンvs.ボビー・クアンス
 基本的なレスリングに一瞬で決まる一発系サブミッションを織り交ぜ、
 ストーリーもまずまず描けていますね。
 やや強引、長引かせすぎではありますがテクニカル・マッチに見せかける事が出来ている。
 見せかけるといっても中身もそれなりにあり、まあまあ良い試合。

Fタッグ王座戦:ホミサイド、B-Boy(ch)vs.ジョーイ・ライアン、スコット・ロスト
 ライアン、ロストがハイ・フライングを見せるも味気なく、
 B-Boy、ホミサイドはハード・ヒットを見せるもスパドラに比べると表現にまで及んでいないのが明らか。
 テンプレートな良い試合をなぞっているだけ、といって過言ではない。
 平均レベル。

GPWG王座戦、ストリート・ファイト:フランキー・カザリアン(ch)vs.アダム・ピアース
 ピアースは古典的凄惨さの見せ方というか、NWA的な陰鬱な見せ方を理解している。
 それでいてヘルメットを使うなどPWGテイストも忘れません。
 セコンドも使って場をそれなりに動かしているし良い感じに進んでいましたね。
 しかし場の集中点が無く雲散霧消しかけた所で乱入スポット。
 最後の画鋲もオールド・スクール路線だったので無用にも思えます。
 平均より少し上。

総評。
 低調だし、トーナメント後最初の大会でタッグ王座が移動するのもお粗末。
 初期の中でも失敗の部類に入ります。
 (執筆日:5/31/10) 
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@チャールズ・マーキュリーvs.プーマ
Aストリート・サッグ・ビートダウン・ブロウル:ハードコア・キッドvs.ベイビー・スリム
Bハナバ・ピットブルスvs.サル&ヴィトー・トマセーリ
Cサモア・ジョーvs.シャノン・バラード(DQ)
Dクリス・ボッシュ、クイックシルバー、スコーピオ・スカイvs.スーパー・ドラゴン、ディスコ・マシーン、エクスカリバー
Eアメリカン・ドラゴンvs.ボビー・クアンス
Fタッグ王座戦:ホミサイド、B-Boy(ch)vs.ジョーイ・ライアン、スコット・ロスト(新チャンピオン!)
GPWG王座戦、ストリート・ファイト:フランキー・カザリアン(ch)vs.アダム・ピアース