TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2004年 →PWG:Free Admission(Just Kidding) 11/13/04

PWG:Free Admission(Just Kidding) 11/13/04の分析


名勝負 なし
好勝負 エル・ジェネリコvs.ケビン・スティーン

1枚、約2時間20分です。

(編集ミスで@〜Bは会場音声がありません)
@ディスコ・マシーン、エクスカリバーvs.ロス・ロホ・ロコス
 最初はスピードにのっていたもののロコスがムーブ・ミスを見せた所からグダグダに。
 ロコスは動きがじたばたしすぎですね。
 悪い試合。
 試合後タルワーらがロコスを襲撃しマスクを剥ぐ(正体はバラード・ブラザーズ)。
 トルネードが現われタルワーらを蹴散らす。

Aプーマvs.トニー・ストラドリン
 集中力を切らさず離れずにレスリングの攻防を重ねていますね。
 土台が安定しているから数少ない大技の印象も良い。
 平均レベル。

Bハヴァナ・ピットブルズvs.ホック・ボンバリー、アポロ・カーン
 実力差に早いとこ気づくべきでした。
 序盤はピットブルズがMMAチックに牽制するも膠着気味の戦局に苛々するし、
 中盤はボンバリーを孤立させピットブルズが一方的な攻めで稼いでいるだけ。 
 そして交代したカーンの出鱈目っぷりには辟易する。
 終盤が長引く程実情と乖離し、うんざりします。
 少し悪い試合。

CPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.スーパー・ドラゴン
 丸め込み、避けあい。
 カズが鉄柱から脚攻め。
 ロー・ブローから再び押してそれぞれ必殺技を返し合う。
 隠し必殺技後に丸め込み、といった感じの内容ですね。
 スパドラが丸め込み系を見せる等キャラを逸脱して無理している部分があるし、
 カズももう少しここぞという場面でヒール・ワークを使いたいですね。
 基本的に素直な攻撃で、主導権を取り戻すためではなく勢いを増すためにヒール・ワークを使っている感じです。
 良い試合だが両者の特徴からはずれている。
 平均的な良試合。

Dクリストファー・ダニエルズvs.ジャック・エヴァンス
 序盤は手数が少ないのに仕切りすぎ。
 広範な見せ方を見せるも散逸して結局構図描きには不十分です。
 エヴァンスの驚異的なムーブとダニエルズの強烈な腰攻め勝負となり
 確かに激戦のような雰囲気はあるのだけど
 お互い受け、避けにおいて心を閉ざしすぎ。
 最後の630°自爆はかつてない程無目的でした。
 根本的な欠陥が”試合”として成り立たせていない試合。
 平均レベルです。

Eエル・ジェネリコvs.ケビン・スティーン
 AXP欠場によりライバル対決が実現。
 いきなりスティーンが奇襲を仕掛け、ジェネリコが軽快さで跳ね返します。
 スティーンのカウンターが冴えていて
 実に良い所でジェネリコへの流れを止めていきます。
 デビュー戦にも関わらず観客に対する言葉かけによる試合運びにも大胆に挑戦していますね。
 信頼しているジェネリコだからこそハードに技を打ち込みインパクトも十分。
 ジェネリコはデビュー戦でもどう勝利へ組み立てていくのか分かりやすいように技を配置していますね。
 シンプルながら場にぴったりの流れを確実に生み出しています。
 デビュー戦で好勝負を狙うにはこれしかない、という方法で結果を残した素晴らしい試合。
 ぎりぎり好勝負。

Fブライアン・ダニエルソンvs.スコット・ロスト
 まずは緊張感のあるレスリング。
 ロストがヒールを見せればアメドラもヒール的行動をやり返します。
 全体的にアメドラが王者かと錯覚する程堂々としているのが目立ちますね。
 ロストは場外でゴミ箱に入れられたりと遊ばれている印象もありました。
 最後はそこまでの世界観にないのにグラウンド・ヘッド・シザースでフィニッシャーです・・・。
 まあまあ良い試合。

総評。
 前半はクオリティも低いのに音声なしというのが痛い。
 そして後半の試合順は意味不明すぎます。
 しかし急遽組まれたIWSからの直輸入ライバル対決は期待通りの内容となっています。
 (執筆日:9/21/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Cエル・ジェネリコvs.ケビン・スティーン 
  エアリアル・エクスプレス欠場により試合変更。
  スティーンが背後から殴り倒す。
  ストンピング。
  ロープに振りバック・エルボー。
  カバー。カウント2。
  起こしてチョップ。
  チョップ。
  ロープに振ろうとする。
  ジェネリコが振り返しアーム・ドラッグ。
  クローズラインを受け止めアーム・ドラッグ。
  蹴りを受け止めると回して蹴り。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもヘッド・シザース。
  クローズラインを受け止め手を掴むとコーナーに駆け上がりDDT。
  スティーンはたまらず場外に出る。
  ジェネリコがフェイク・ダイブ。
  スライディング・キックへ。
  スティーンはかわすと同時にリングに入る。
  エプロンに上がろうとしたジェネリコに殴りかかるも避けられる。
  レフェリーが間に入り下がらせる。
  エプロンに上がったジェネリコに殴りかかる。
  ジェネリコがショルダー・ブロック。
  ロープ越しに飛ぶ。
  スティーンがカウンターでエース・クラッシャー。
  カバー。カウント2。
  ドロップ・キック。
  エルボー。
  ネック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  張り手。
  レッグ・ドロップからクロス・フェイス。
  エルボー・ドロップ。
  観客を煽る。
  ストンピング。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ジェネリコが蹴り上げる。
  スティーンの蹴りを受け止めると回して蹴り。
  受け止められ跳ね上げられるも着地。
  クローズラインを受け止めると手を掴みコーナーを駆け上がる。
  DDTへ。
  スティーンがカウンターでバック・ブリーカー。
  跨いで張り手を叩き込む。
  エルボー・ドロップでカバー。カウント2。
  チョップ。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  カバー。カウント2。
  背中を蹴りつける。
  もう1回。
  パワー・ボムへ。
  ジェネリコが着地し蹴り。
  ブレーン・バスターを狙う。
  スティーンが回転し後頭部にクローズライン。
  馬鹿にする言葉をかける。
  エルボーを打ち下ろし蹴る。
  ロープに振ろうとする。
  ジェネリコが振り返しドロップ・キックへ。
  スティーンはロープを掴んで止まり自爆させる。
  ロープに走りレッグ・ドロップ。カウント2。
  ストンピング。
  手を掴んで心配するように起こすとクローズライン。
  起こすとレッグ・ロックで持ち上げ回転させてスラム。
  カバー。カウント2。
  チン・ロック。
  ジェネリコは起き上がると腹にエルボーを打っていく。
  チョップ。
  コーナーに振ろうとする。
  スティーンは振り返し突進。
  コーナーを使ったヘッド・シザースを狙ったジェネリコを持ち上げロープを跨ぐように落とす。
  延髄切り。
  リングに戻しライガー・ボム。カウント2。
  ロープに押し付ける。
  ロープに走りアウトロー・アタック。
  もう1発狙う。
  ジェネリコはかわしてロープにひっかからせるとラ・ケプラーダ。
  両者ダウン。
  スティーンが先に起き上がり起こす。
  殴り合い。
  ジェネリコがガードしえるボー連打。
  ロープに振ろうとする。
  振り返され打ち上げられるもドロップ・キック。
  レッグ・ラリアット。
  クローズラインをかわしジャーマン。カウント2。
  スティーンがロープに走りニー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  みちのくドライバーを狙う。
  ジェネリコが後ろに逃れみちのくドライバー。カウント2。
  近づく。
  スティーンがスタンガンを決める。
  スーパー・キックでカバー。カウント2。
  チョップにエルボー。
  コーナーに振ろうとする。
  ジェネリコが振り返しビッグ・ブーツ。
  コーナーに振りもう1発。
  スティーンがたまらず場外に出る。
  ジェネリコがトペ・コンヒーロで追撃する。
  エプロンに叩きつけリングに戻る。
  スティーンをエプロンに引き上げる。
  スティーンがロープを使ったジョー・ブリーカー。
  エプロンに上がりジェネリコを捕まえるとロープ越しに飛びフェイス・バスター。
  カバー。カウント2。
  パッケージ・パイル・ドライバーへ。
  ジェネリコが逃れ蹴り。
  ブレーン・バスターへ。
  スティーンが逃れパッケージ・パイル・ドライバー。
  カバーするもカウント2でわざと上げる。
  起き上がってみろよと言葉をかける。
  パッケージ・パイル・ドライバーを狙う。
  ジェネリコは後ろに逃れるとクローズラインを受け止めコーナーへのエクスプロイダー。
  ドラゴン・スープレックス。
  ブレーン・バスターと続け1,2,3!
  ジェネリコの勝利!

試合結果

@ディスコ・マシーン、エクスカリバーvs.ロス・ロホ・ロコス
Aプーマvs.トニー・ストラドリン
Bハヴァナ・ピットブルズvs.ホック・ボンバリー、アポロ・カーン
CPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.スーパー・ドラゴン(新チャンピオン!)
Dクリストファー・ダニエルズvs.ジャック・エヴァンス
Eエル・ジェネリコvs.ケビン・スティーン
Fブライアン・ダニエルソンvs.スコット・ロスト