TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2004年 →PWG:Tango & Cash Invitational Night One 1/24/04

PWG:Tango & Cash Invitational Night One 1/24/04の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約3時間です。

@1回戦:クイックシルバー、クリス・ボッシュvs.ゾクレ、フェニックス・スター
 技が崩れたり、凄い動きが中途半端な所で止まったりとスポット・フェストにもならない。
 シルバー、ボッシュも相手によっては連携技が活かせるかも、と感じさせましたが
 普段組んでいるタッグではないのでまだ構成に影響を与える力はない。
 試合の進行と中身が一致していない、悪い試合。

A1回戦:スコット・ロスト、ジョーイ・ライアンvs.M-Dogg 20、ベイビー・スリム
 やられている事を当たり前と思っているから
 その瞬間の集中力も弱いし、緩くなっている。
 M-Doggはフランツと仲間割れしてスリムと組むストーリーがあった割りに普通に負けましたね。
 それで良いけど。
 悪い試合。

B1回戦:ハバナ・ピットブルズvs.ハーコア・キッド、アルカトラス
 キッド、アルカトラスが
 キッド、アルカトラスは体格を無駄にする動きしかしないし、
 構成でも最初の奇襲が無駄だったりと見てられない。
 悪い試合。

C1回戦:スーパー・ドラゴン、アメリカン・ドラゴンvs.エクスカリバー、ジョニー・ストーム
 アメドラが苦痛を与えるサブミッションなどで暴走する一方で
 スパドラはクールに、という対比的な甚振りタッグが素晴らしくカリスマティックです。
 このドラゴンズが組む事が一番の魅力にはなっていますが
 ストームはスパドラがルチャで良い攻防を引き出しているし、
 エクカリも良いやられっぷりで貢献している。
 平均的な良試合。
 
 試合後ドラゴンズが客と揉めている隙にAXPらがエクスカリバーを襲撃。
 助けようとしたスパドラもリンチ。
 刃物を持ったディスコが現われると逃げていく。

D1回戦:サモア・ジョー、プーマvs.バラード・ブラザーズ
 ジョー、プーマとは変わったタッグだな、と思いきや
 その可能性を感じさせぬままジョーがシャノンをKOです。
 それで試合をストップすれば良いのに形をつけるためだけに行って無駄に観客を醒めさせる。
 ひどい試合。

E1回戦:B-Boy、ホミサイドvs.ディスコ・マシーン、ライジング・サン
 B-Boy、ホミサイドの甚振りにしか見所がない状態で
 終盤に打ち合いをやっても何の意味もありません。
 普通にスカッシュ・マッチで良いのに。
 悪い試合。

F1回戦:サル&ヴィトー・トマセーリvs.サラ・デル・レイ、アポロ・カーン
 日本帰りのサラが参戦ですが特に何もできず孤立も当たり前として行われ、
 サラが入る、という特殊性が中身にはこれっぽっちも反映されていない。
 ひどい試合。

G1回戦:クリス・ヒーロー、CMパンクvs.クリストファー・ダニエルズ、メサイア
 メサイア含め動けるし試合は作れるので良い試合にはなっているんだけど
 タッグ力も個の華も思ったより伸びない。
 連携技を使って終盤も派手にやっていたけれど技頼み。
 他がひどい分この程度では満足いきませんね。
 まあまあ良い試合。

HPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.アダム・ピアース
 カズが不意打ちからダイブするもピアースが間をおくのではなく試合を止める。
 その後もピアースはグダグダで無駄に時間を使っています。
 そんな状態なのに予定の20分にも届かず、16分で20分時間切れのフィニッシュ。
 悪い試合。

総評。
 タッグだと更に人を必要とする訳で
 Bad Ass 3000の二の舞になるのは当然でしょう。
 (執筆日:6/18/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@1回戦:クイックシルバー、クリス・ボッシュvs.ゾクレ、フェニックス・スター
A1回戦:スコット・ロスト、ジョーイ・ライアンvs.M-Dogg 20、ベイビー・スリム
B1回戦:ハバナ・ピットブルズvs.ハーコア・キッド、アルカトラス
C1回戦:スーパー・ドラゴン、アメリカン・ドラゴンvs.エクスカリバー、ジョニー・ストーム
D1回戦:サモア・ジョー、プーマvs.バラード・ブラザーズ
E1回戦:B-Boy、ホミサイドvs.ディスコ・マシーン、ライジング・サン
F1回戦:サル&ヴィトー・トマセーリvs.サラ・デル・レイ、アポロ・カーン
G1回戦:クリス・ヒーロー、CMパンクvs.クリストファー・ダニエルズ、メサイア
HPWG王座戦:フランキー・カザリアン(ch)vs.アダム・ピアース(20分時間切れ)