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IWA-MS:Legacy of Violence IWA-Mid South Wrestling Est.MCMXCVI Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 サモア・ジョーvs.ネクロ・ブッチャー(6/11/05)

試合開始直前から決着後までの収録で、試合後のマイクなどはなし。

@ドッグ・カラー・マッチ:ローリン・ハードvs.ミーン・ミッチ・ペイジ(6/27/03)
 ハードが吹き出る流血を見せた物の
 こんな形式を出来る2人ではありませんね。
 そしてラストはファニンと女子マネが争い、
 それに気を取られたペイジの裏でハードが4コーナー・タッチするというもの。
 余りにもナンセンスです。
 悪い試合。

Aイアン・ロッテンvs.コーポラル・ロビンソン(7/4/03)
 特別な物はないけれど、
 一通りの凶器はあるし、この2人に期待する肉弾戦もある。
 ごつごつしたラフ・ファイトです。
 通常興行という事を考えると下手に凶器攻撃をするより
 最後のダブル・ピンは良いフィニッシュでしたね。
 平均的な良試合。

Bサムタック・デス・マッチ:マッド・マン・ポンドvs.コーポラル・ロビンソンvs.ネクロ・ブッチャー(12/20/03)
 ポンドが顔面から画鋲に突っ込んだり
 口に画鋲を入れてのジョー・ブリーカーを食らったりと体を張り
 ネクロとコープはその拳で魅せてくれていたのですが
 セカンド・ロープからとはいえ場外へのスーパープレックスなんて
 無茶な技をしたものだから
 ネクロとコープの動きが一気に鈍ってしまい・・・
 そこからは只スポットだけの羅列になります。
 フィニッシュも結局画鋲ではなく椅子だったし
 3ウェイからいつのまにか2対1になっていてそのまま終わりというあっけなさ。
 前半は良かったのに惜しい。
 まあまあ良い試合でした。

Cマッド・マン・ポンドvs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(6/19/04)
 奇襲をかけたポンドがハサミでアビーを攻め立てる、という
 予想外な展開が注意を引きましたね。
 見事なフォーク打ちによる反撃に盛り上がりましたよ。
 素直にアビー勝利とせずノー・コンテスト、収拾のつかない争いに持っていってくれたのも良かった。
 これこそアビーらしいと思います。
 アビーへのリスペクトが伝わってくる内容で面白かった。
 まあまあ良い試合。

DIWA王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:ダニー・ダニエルズ(ch)vs.BJウィットマー(3/19/05)
 形式上乱打戦になるとはいえ最初から只の打撃にも
 セルしたため重石のついた内容になっています。
 ダニーが大流血しているけど
 彼は小悪党のイメージしかないし、BJもヒールを演じられないですからね。
 レスラーがやっているのでPよりかは当然良いけれど、ってレベル。
 平均レベルです。

Eサモア・ジョーvs.ネクロ・ブッチャー(6/11/05)
 ルールも観客も関係ねぇ、という雰囲気を立ちかまえで
 一気に作り上げると苛烈且つハードな攻め合いで
 かつてない程スピード感のある戦いを見せました。
 またジョーにその気が無くても投げでは
 ネクロが頭から落ちていて驚異的なスポットになっています。
 クライマックスも柵の導入というシンプルな仕掛けが利き、
 リアリティーのある10カウント・ダウンまでやりきりました。
 疲れを無視している訳でもないのに全編弾けあって
 リプレイが実際の試合時間より長いという摩訶不思議な現象が起きる程濃密でした。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:11/9/09)

Fレイザー・ボード・マッチ:ブランドン・プロフェットvs.コーポラル・ロビンソン(1/20/06)
 コープがノー・ガードで殴らせて倍返し、
 最初のシーンだけでもう勝負は終わってましたね。
 プロフェットの姿に興を殺がれました。
 その後は適当に凶器を使っていますが
 題目の剃刀ボードは絵として弱すぎる上に、
 それを最後に使ったのにフィニッシュはサブミッションで・・・。
 悪い試合。

Gノー・ロープ・バーブド・ワイヤー: デランジドvs.ブレイン・ダメージ(7/14/06)
 脳挫傷の殺伐とした攻めは素晴らしいですね。
 無機質で、それでこそ伝わってくる物がある。
 3年後にあんな太ってしまうとは・・・。
 一方既に太っているデランジド、
 基本的にぐうたらファイトで試合をだらけさせているけど
 一部ではその重さを使った見せ場も作っている。
 まあまあ良い試合。

DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:9/21/11)

注目試合の詳細

Eサモア・ジョーvs.ネクロ・ブッチャー
  ネクロがレフェリーを突き飛ばす。
  ジョーはレフェリーを放り投げるとネクロに殴りかかる。
  フォア・アームズの打ち合い。
  ネクロが連打。
  ジョーも連打。
  ネクロがロープに走る。
  ジョーがカウンターで延髄切り。
  場外に逃れたネクロにトペ・スイシーダ。
  ふらついて観客席の椅子に座ったネクロに蹴りを叩き込む。
  ネクロも起き上がるとチョップにヘッド・バッド。
  ジョーがヘッド・バッドを打ち返しネクロは流血。
  張り手にヘッド・バッド。
  ネクロがボディ・ブローを返していく。
  ニー。
  椅子を投げつけていく。
  担いで柵の内に投げる。
  起こすと柵にぶつけ外に出す。
  フォア・アームズから突進。
  ジョーがカウンターでパワー・スラム。
  椅子をネクロの頭にぶつける。
  椅子に座らせるとオレ・キック。
  ネクロがボディ・ブロー。
  ジョーがパンチを連打。
  打ち返してきたネクロを起こすとニー。
  柵の内に投げる。
  リングに戻すとカバー。カウント2。
  頭部を蹴りつける。
  ネクロが腹にヘッド・バッド。
  起き上がるとヘッド・バッド。
  ロープに走るとビッグ・ブーツで落とす。
  場外に下りると柵にぶつける。
  柵を外しリングに入れる。
  リングに入る。
  入ってきたジョーに投げてぶつける。
  ダウンするジョーの上に柵をぶつけるとセントーン。
  両者ダウン。
  ジョーがエプロンに出る。
  ネクロが追い頭部にパンチ。
  パンチ。
  ジョーがエプロンから場外へのコンプリート・ショット。
  Holy Shit!Holy Shit!
  椅子を頭部に叩きつける。
  リングに戻す。
  柵をセカンド・ロープの上にのせる。
  そこにパワー・ボム。
  踏みつけてカバーするもカウントは2。
  椅子を立てる。
  そこへのジャーマンを狙う。
  ネクロがバック・エルボーを入れて逃れる。
  ロープに走りクローズラインへ。
  ジョーは避けると椅子へのジャーマン。
  カバーするもカウント2。
  Necro!Necro!
  Joe!Joe!
  ジョーがチョップを叩き込んでいく。
  一転ネクロが拳をたたきこんでいく。
  ジョーも張り手を連発する。
  膝を叩き込んでいき倒す。
  起き上がろうとするネクロの側頭部を蹴り飛ばす。
  ネクロはロープを掴んで立ち上がろうとするも倒れこみカウント10!
  ジョーの勝利! 
  ジョーはネクロを脚蹴りにする。
  ネクロが立ち上がりジョーに襲いかかりパンチを連打。
  ジョーはやってられるかと立ち去る。
  IWA!IWA!Necro!Necro!
  Match of the Year!Match of the Year!

試合結果

@ドッグ・カラー・マッチ:ローリン・ハードvs.ミーン・ミッチ・ペイジ(6/27/03)
Aイアン・ロッテンvs.コーポラル・ロビンソン(ダブル・ピン)(7/4/03)
Bサムタック・デス・マッチ:マッド・マン・ポンドvs.コーポラル・ロビンソンvs.ネクロ・ブッチャー(12/20/03)
Cマッド・マン・ポンドvs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー(ノー・コンテスト)(6/19/04)
DIWA王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:ダニー・ダニエルズ(ch)vs.BJウィットマー(3/19/05)
Eサモア・ジョーvs.ネクロ・ブッチャー(6/11/05)
Fレイザー・ボード・マッチ:ブランドン・プロフェットvs.コーポラル・ロビンソン(1/20/06)
Gノー・ロープ・バーブド・ワイヤー: デランジドvs.ブレイン・ダメージ(7/14/06)