TOPアメリカン・プロレスIWA-MSIWA-MS 2004年 →IWA-MS:Volcano Girls 5/30/04

IWA-MS:Volcano Girls 5/30/04の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間40分。

1試合目−スミエ・サカイvs.デイジー・ヘイズ
 技のミスは目立つし、技巧的なものは見られないので
 あまり良くはありませんが
 坂井がいつも通り盛り上げておりオープニングとしては悪くない。

2試合目−メルセデス・マルチネスvs.ベッキー・ベイレス
 ジェイコブスのマネージャー、ベッキーが
 プロレスできないのでネタを含んで軽めに。

3試合目−ミッキー・ナックルズvs.レキシー・ファイフ
 体形そのままにスローすぎて退屈な試合。
 ミッキーもまだハード・ヒッティングができていないですし。

4試合目−トレイシー・ブルックスvs.レイシー
 レイシーがヒール・ファイトでキャリーします。
 しかしトレイシーを引っ張るために腕攻めを選んだのなら
 それでフィニッシュして良かったのでは。

5試合目−ミスチーフvs.アリソン・デンジャー
 いきなりロープに引っ掛かってこけてしまうような
 デンジャーをミスチーフが引っ張って何とか見れるものになっています。

6試合目−準決勝:レインvs.デイジー・ヘイズン
 ようやく女子王座トーナメントにふさわしいカードになってきました。
 デイジーが前の試合に引き続き技が崩れがちで
 心配しましたが途中から修正して
 見所のある攻防も出てきます。
 しかし普通予選免除者を出すなら
 決勝出場者から選ぶんじゃないの。

7 試合目−準決勝:ミッキー・ナックルズvs.メルセデス・マルチネス
 まだ未熟なミッキーでは太刀打ちできないと思いきや
 イアン譲りの根性で見事に張り合って見せます。
 まあまあ良い試合で
 試合後イアンがミッキーの奮闘ぶりを称えました。

8試合目−準決勝:ミスチーフvs.レイシー
 レイシーがラフ・ファイト+一極攻めを見せれば
 ミスチーフも変則な攻めを見せ・・・と
 両者いつも通りなのだが
 どうも相性が良くないようで、そこまで良くはありませんでした。

9試合目−タッグ王座戦:トレイシー・スマサーズ、クリス・ハムリック(ch)vs.ブラッド・ブラッドリー、ライアン・ボズ
 古めかしいスタイルで
 カムフォートがちょっとは味を出して
 少し悪い試合で済みました。 

10試合目−初代女子王座決定戦、3ウェイ・ダンス:レイシーvs.メルセデス・マルチネスvs.デイジー・ヘイズ
 簡単ながら、ちゃんとした3ウェイ様式を
 踏みながら進んで行き
 これまた単調と欠点はあるものの一進一退の攻防で
 決勝として恥じない試合を披露です。
 試合後はイアンのマイクに写真撮影でハッピー・エンド。

11試合目−イリミネーション・マッチ:サモア・ジョー、CMパンク、BJウィットマーvs.クリス・ヒーロー、B-Boy、ホミサイド
  ドリーム・マッチのジョーvs.ヒーロー、名物のパンクvs.ヒーローで煽りながら
 6人がその場に求められた事をきっちりこなしていき
 25分間だれない試合を繰り広げました。
 欠点らしい欠点はないのですが
 それが逆に期待を良い意味でも裏切らず、
 やや面白さ、記憶に残る要素に欠けるともいえる。
 好勝負に少し届かず。

特典−サーカス・デス・マッチ:マッド・マン・ポンドvs.JCベイリー(2/22/03)
 リングのトップ・ロープ上に有刺鉄線が張り巡らされ
 横に櫓があるというギミック・デス・マッチ。
 まともな攻防、展開もなく3回の高所落下だけで、とてもまともな試合ではありません。
 しかしだからこそ櫓に登っていく姿には
 デス・マッチ・ファイターとしての心意気を感じますね。
 そして試合が決したのにやり残した最上段投げもやったのには非難する声を黙らせる力がある。
 まあまあ良い試合。
 
総評。
 今でこそ女子プロレス復興の鍵を握る彼女達ですが
 当時はまだまだ荒削りで完成しておらず物足りなさを感じます。
 それでも悪くは無いし
 メインは好勝負、特典もつい気になるギミック・デスマッチと
 平均レベルといったところでしょう。 
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:9/21/11)

注目試合の詳細

Jイリミネーション・マッチ:サモア・ジョー、CMパンク、BJウィットマーvs.クリス・ヒーロー、B-Boy、ホ ミサイド
  いきなり6人がリングで殴り合う。
  リングにはパンクとホミサイド。
  素早い攻防からホミサイドがドロップ・キックにトペ・コンヒーロ。
  パンクはバック・ブリーカーを決めウィットマーに交代。
  ホミサイドにサーフボード・ストレッチ。
  B-Boyがカットし交代。
  ウィットマーの小気味良く首を攻めていく。
  フォア・アームズの打ち合いからウィットマーがドロップ・キックを決めパンクと交代。
  シャツで一人STFを決めると蹴りまくってジョーに交代。
  ジョーはコンビネーション・ニー・ドロップを決める。
  打撃で押されたB-Boyは身軽さを生かしてネック・ブリーカー。
  ホミサイドに交代する。
  ジョーが勢いでホミサイドを圧倒しパワー・ボムからSTFに行こうとする。
  B-Boyが入ってきて掌底。
  ジョーに連携攻撃を決めていく。
  ジョーはSTOにベリー・トゥー・ベリーで2人を葬るとパンクに交代。
  パンクはホミサイドにフェイス・ウォッシュ。
  ホミサイドがお返しのフェイス・リフト。
  交代したヒーローがパンクに襲い掛かる。
  ロープを掴んでいるパンクを引き離そうとする。
  ヒーローは一回転して着地するとブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ウェルカム・トゥー・シカゴを狙う。
  ヒーローはスパイン・バスターに返しセントーンでカバー。カウント2。
  フォア・アームズを打ち合う。
  押され気味のパンクは逃げてジョーにタッチ。
  ジョーとヒーローが睨み合う。
  ジョーはレフェリーの注意を相手陣に向ける。
  その隙にパンク、ウィットマーがヒーローにバック・ドロップ。
  ヒーローを捕まえ攻めたてる。
  連携攻撃も決める。
  B-Boy、ホミサイドは焦れてカットに入る。
  ヒーローが反撃し自陣に飛ぶもパンクが立ちふさがりスパイン・バスター。
  ウェルカム・トゥー・シカゴを決めジョーにタッチ。
  ジョーがヒーローを抱え挙げる。
  ヒーローは逃れるとチン・ブレーカーからフォア・アームズ。
  ダブル・タッチでB-Boyvs.ウィットマーに。
  B-Boyは相手陣を殴り落とすとウィットマーに攻撃を畳み掛けシャイニング・ウィザード。
  フェイス・リフトを狙う。
  パンクが妨害するも殴り落とされる。
  B-Boyがウィットマーにフェイス・リフトを決めカバー。カウント2。  
  ウィットマーは援護からアーム・ロック・エクスプロイダーを決め1,2,3!
  B-Boyが脱落(17分)!
  ホミサイドが入るなりウィットマーにラリアットを決めカバーするもカウントは2!
  ウィットマーがアーム・ロック・エクスプロイダーを狙う!
  ホミサイドは逃れるとコップ・キラーで1,2,3!
  ウィットマーが脱落(18分)!
  パンクが襲い掛かりペプシ・プランジを狙う!
  ホミサイドは雪崩式サモアン・ドロップに返すとラリアットへ!
  パンクは受け止めるとエース・クラッシャーを決めラリアットへ。
  ホミサイドは受け止めるとエース・クラッシャー。
  クロス・ボディで相打ち。
  ホミサイドがコップ・キラーを狙う!
  パンクは逃れるとブレーン・バスターを狙う。
  ホミサイドは逃れるとロール・アップへ。
  パンクはロープを掴んで防ぐと
  シャイニング・ウィザードからブレーン・バスターで1,2,3!
  ホミサイドが脱落(20分)! 
  ヒーローとパンクがチョップを打ち合う。
  ビッグ・ブーツの打ち合い。
  パンクがスリーパー。
  ヒーローがバック・ドロップに返す。
  ウィットマーが裏切りパンクにチープ・ショット。
  ヒーローがヒーローズ・ウェルカムを決め1,2,3!
  パンクが脱落しヒーローvs.ジョーになる(23分)!
  ジョーがフォア・アームズを叩き込んでいく。
  ヒーローも同じく叩き込んで行きビッグ・ブーツ。
  クラバート・スープレックスからハングマンズ・クラッチ!  
  ジョーがロープを掴む。
  ならばとヒーローズ・ウェルカムを狙う!
  ジョーは逃れると打撃を叩き込んでいく。
  ローリング・フォア・アームズを避けるとスリーパー。
  バック・ドロップに返されるも気合で起き上がりビッグ・ブーツへ。
  ヒーローは受け止めるとドラゴン・スクリューからハングマンズ・クラッチでタップを奪う!
  ヒーロー組みの勝利(25分)!
  イアンが現れ次回名物カード、パンクvs.ヒーローを組むことを宣言。
  しかしヒーローの狙いはジョーのようでお前をタップさせたぞと挑発。
  ジョーはお前など敵ではないと告げ去る。
  パンクはマイクを取るとジョーとやる前に
  お前はこの俺とやらなければいけないんだぞと言って去っていく。

試合結果

@1回戦:スミエ・サカイvs.デイジー・ヘイズ
A1回戦:メルセデス・マルチネスvs.ベッキー・ベイレス
B1回戦:ミッキー・ナックルズvs.レキシー・ファイフ
C1回戦:トレイシー・ブルックスvs.レイシー
D1回戦:ミスチーフvs.アリソン・デンジャー
E準決勝:レインvs.デイジー・ヘイズ
F準決勝:ミッキー・ナックルズvs.メルセデス・マルチネス
G準決勝:ミスチーフvs.レイシー
Hタッグ王座戦:トレイシー・スマサーズ、クリス・ハムリック(ch)vs.ブラッド・ブラッドリー、ライアン・ボズ(新チャンピオン!)
I初代女子王座決定戦、3ウェイ・ダンス:レイシー(初代チャンピオン!)vs.メルセデス・マルチネスvs.デイジー・ヘイズ
Jイリミネーション・マッチ:サ モア・ジョー、CMパンク、BJウィットマーvs.クリス・ヒーロー、B- Boy、ホミサイド
@サーカス・デス・マッチ:マッ ド・マン・ポンドvs.JCベイリー(ダブル・カウントアウト)(2/22/03)