IWA MS:7th Anniversary Night Two 11/15/03の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@ハイザイアvs.スティービー・リー
Aアクセル・ロッテンvs.ジョシュ・アベクロンビー
Bランキャスター・ツインズvs.コーポラル・ロビンソン、ネクロ・ブッチャー
終盤コープがファニンを押さえつけ、ネクロがハサミを持って近づくも
いきなりコープをハサミで切りつけ裏切り。
普通そのままコープが押さえ込まれて決着するものですが
今回はゴングが鳴らされノー・コンテスト扱い。
それほどまでにツインズが何者でもないということ。
CIWA王座戦:ダニー・ダニエルズ(ch)vs.ネイト・ウェブ
ファニンの援護を受けダニーが防衛。
Dケージ・マッチ:JCベイリーvs.イアン・ロッテン
ベイリーとレスリングをすることはできないので
早い段階からケージを使い思いっきりぶつけ、ぶつけられます。
イアンの打撃のえぐさは異常ですね。
10分経たないところでイアンが扉を上げ脱出を狙います。
引き戻される際に椅子をリングに持ってくる。
この椅子を絡めて双方が流血。
その後はほとんどグラウンドの極めあい。
イアンが様々なIWAレスラーに対して行なってきた様式ですね。
上述のようにベイリーは技術を持ち合わせていませんから腕攻めという形を取っています。
高度なことはできないとはいってもベイリーは気合を入れて行なっているのでその腕攻めは十分厳しく見えます。
脱出は先ほどのように何かアクションを起こすためのもの。
試合展開のための行為で、それで脱出する気なんて毛頭ありません。
ひたすらのグラウンドとえぐい打撃の打ち合いという単純な戦いは
40分以上という長時間行なうことで魔法がかけられます。
レスラーとは呼ぶのを躊躇するような原初的なレベルの攻防ですが
その妄執に常人ならぬものを感じレスラーと呼ばずにはいられないということ。
イアンの教育マッチシリーズの中でイアンvs.パンクと双璧を成す試合。
しかしパンチ相打ちによる両者カウントアウトという結末が最悪なので
クオリティは下回り、中々良い試合となります。
@ケージ・マッチ:JCベイリーvs.イアン・ロッテン
メインをリングサイドのカメラで撮影したもの。
普通はこの2つを組み合わせて見やすいように編集するものでしょう。
特典と言う名の手抜きでしかない。
総評
デス・マッチ以外にも力を入れ始めてから
最も素質のないダニーが王者の頃。
7周年記念大会シリーズとは思えない程美妙なカードです。
メインが例外だが歪な特化試合なので
既にイアンのこの手の試合を見ていてそれを楽しめた方にしか勧められない。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:3/2/12)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ハイザイアvs.スティービー・リーAアクセル・ロッテンvs.ジョシュ・アベクロンビー
Bランキャスター・ツインズvs.コーポラル・ロビンソン、ネクロ・ブッチャー(ノー・コンテスト)
CIWA王座戦:ダニー・ダニエルズ(ch)vs.ネイト・ウェブ
Dケージ・マッチ:JCベイリーvs.イアン・ロッテン(ダブル・カウントアウト)
@ケージ・マッチ:JCベイリーvs.イアン・ロッテン(ダブル・かウントアウト)