TOPアメリカン・プロレスGCW →GCW:Best of GCW 2023 part.2

GCW:Best of GCW 2023 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 トニー・デッペンvs.ザック・セイバーJr.(5/11/23)

@エル・イホ・デル・ヴィキンゴvs.コマンンデル(4/21/23)
 ビジョンは共有できているので、
 試合としては進んでいきますが、
 技を放つ為の間で、戦いの為の間でない場面がチラホラ。

 一方で通常ではやらないスポットもあり、
 その工夫は買いたい所です。
 会場金網の上からのSSPは盛り上がりましたね。
 
 リングに戻ってからも見応えある攻防。

 ぶっ飛んだ試合にはならずも中々良い試合。

Aトニー・デッペンvs.ザック・セイバーJr.(5/11/23)
 セイバーが惚れ惚れするテクニックを堪能。

 デッペンが仕切りながら自分のペースに持ち込もうとしますが、
 それが実らずセイバーのターンが続きます。

 一方的で退屈にもなりえる展開ですが、
 それを圧する程のテクニック、凄さを感じさせるセイバー。

 デッペンも久しぶりにアンダードッグとして
 ふらつきながらも食い下がる様で惹きつけます。

 メジャーの凄さとインディーの意地がぶつかる攻防。
 非常にストーリーにのっていて魅力的でしたね。

 ぎりぎり好勝負。

Bエル・イホ・デル・ヴィキンゴvs.コマンンデルvs.グリンゴ・ロコ(5/26/23)
 3ウェイ演舞+ルチャで人為的な印象強め。

 攻防で空いてしまった間を観客の歓声を起こして穴埋めしたり、と
 ヴィキンゴの試合運びは先月と同じく余り良くないですね。

 そんな3ウェイ・ムーブに挑戦するかという面白さはあったが
 試合としてはついていきませんでした。

 ただGCWだとこういう内容になりえるのも理解できる。
 どの団体で組まれるかが試合内容に影響を与えることを
 改めて実感した内容でした。

 平均的な良試合。 

Cタッグ王座戦:ザ・イースト・ウェスト・エキスプレス(ジョーダン・オリヴァー、ニック・ウェイン)(ch)vs.
グリンゴ・ロコ、ジャック・カートウィール(7/8/23)
 ニックとオリヴァーのタッグは良いですね。
 それぞれ柔らかくバネのある体を活かした動きを見せています。

 カートウィールの孤立の見せ方はまだ青いところもあるが
 基本のポイントを押さえていますね。
 グリンゴは外さない。

 流れにムーブをのせながら盛り上げ。
 ムーブも彼らの魅力ですが
 ムーブだけではない才能がある中で
 少しムーブ押しが過ぎて最適バランスは別にあるかも。
 その点でまだ伸びしろのある内容。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dアーレスvs.グリンゴ・ロコvs.コマンダー(7/14/23)
 開始直後からルチャ・チャント。

 横だけでなく縦の動きもあるアクションは毎回見ても魅力的です。

 後半じっくり見せる場面が増えてくるにつれ
 やや訴求力は落ちるものの楽しい内容です。
 
 中々良い試合。
 (執筆日:7/?/23)