Evolve:Evolve 7 Aries vs. Moxley 4/19/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約2時間25分です。
@シーマ・ザイオンvs.ジミー・ジェイコブス
Aサイラス・ヤングvs.トニー・ニース
Bジョニー・ガルガーノvs.ジョン・デイビス
Cジグソウ、フライトメアvs.ファサイド、ジェイソン・ゴーリー
Dサミ・キャリハンvs.ザック・セイバーJr.
キャリハンの機動力ファイトに
セイバーもつきあって場所を移り変わりながら攻防。
そしてそこがリングではないというのに
双方ストレッチ・マッファー/アーム・バーを織り交ぜるというユニークな前振りを見せます。
リングに戻っても良質なミックス。
セイバーがタフな打撃の打ち込み、
強烈な投げ、アーム・バーをバランスよく織り交ぜました。
終盤も流れにのった上でカウンターを打ち込むので
見ている方もどんどん乗せられます。
丸め込みというレスリングを混ぜ
必殺のサブミッションが混ざりやすいようにしたのも良いですね。
欲を言えば攻めあう中にも相手の必殺技で
部位を痛めているという表現が欲しい。
中々良い試合。
EARフォックスvs.リッチ・スワン
Fチャック・テイラーvs.戸澤陽
格段印象に残る部分はないものの
緩急のつけ方が一致しているので
綺麗な流れで試合が進んでいきます。
一直線の流れながら
同ロープ走りなどで豊かに広げています。
只それに固執する必要性も感じないですね。
平均的な良試合。
◆勝ち星でガルガーノとテイラーが並ぶ。
今すぐどちらがトップか決めようという事で急遽試合が行われることに。
Gジョニー・ガルガーノvs.チャック・テイラー
スーパー・キックから初めるように終盤モードで攻防。
2分した所でレビー・スカイが白タオルを
Hオースチン・エリーズvs.ジョン・モクスリー
スピーディーに試合を進め、
エリーズが迫力あるトペでモクスリーを柵に串刺し。
その後脚狙いという展開。
これにはWWE行きが決まっているモクスリーを応援させる意図があるような気もしますが
それを確信させるには足りない程攻防が不明瞭且つ不十分です。
終盤も最後の試合だからとモクスリーがレンチ攻撃を諦めたり、
脅威の粘りを見せたりもしますが必ずしも上手く回っていない。
インディー最後の試合という位置づけが脚を引っ張って
まあまあ良い試合にしかならなかった。
インディー終盤のモクスリーは好調とは言えなかったから
そんなに凄い試合になるとは思わなかったけれど・・・。
◆WWE行きが決まっているモクスリーがスピーチ。
パートナーのキャリハンも見送る。
@FIP王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ロデリック・ストロング(Southern Stampede 4/17/10)
ストロングの激しいチョップに
モクスリーがヘタレながらコントロールするのかなと思いきや
モクスリーもストロングに引けを取らないチョップを打ち込んだりと
攻/守ではなく攻/攻の乱戦スタイルに基づいた攻防となっています。
中盤はモクスリーが腕攻めで優位に立つ展開。
テンポが速くハード・ファイトっぷりは伝わってくるのですが、
全体を通してテンポが速いので観客がおいてけぼり。
目の前の戦いを咀嚼する暇がありません。
そのために何となしにしか試合の魅力が伝わっていない。
中盤から終盤も同様でテンポのままに進んで
ストロングが苦境から脱する大きな転換点も示されず。
ここまでくると王座を争っている、という当たり前の意味合いすら忘れてしまう。
最後はスティーブンスが一瞬顔を見せて
ストロングの敗北のきっかけを作りフィニッシュ。
まあまあ良い試合でした。
総評
地味に興味深いカードが揃っている大会。
只メインがやや弱くモクスリーのインディー最後の試合、という
肩書きに伴う内容にはならなかった。
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@シーマ・ザイオンvs.ジミー・ジェイコブスAサイラス・ヤングvs.トニー・ニース
Bジョニー・ガルガーノvs.ジョン・デイビス
Cジグソウ、フライトメアvs.ファサイド、ジェイソン・ゴーリー
Dサミ・キャリハンvs.ザック・セイバーJr.
EARフォックスvs.リッチ・スワン
Fチャック・テイラーvs.戸澤陽
Gジョニー・ガルガーノvs.チャック・テイラー
Hオースチン・エリーズvs.ジョン・モクスリー
@FIP王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ロデリック・ストロング(Southern Stampede 4/17/10)