TOPアメリカン・プロレスECWECW 特集 →ECW:History of the Extreme 3-Way Dances

ECW:History of the Extreme 3-Way Dancesの分析


名勝負 なし
好勝負 3ウェイ・ダンス:ヨシヒロ・ タジリvs.スーパー・クレイジーvs.リトル・グイドー(7/3/99)

2枚組み総時間約3時間55分です。
メニューなし、チャプターも正確にはついておらず。

1枚組みバージョンもあるのですが
発売日が早かっただけで
これの完全劣化版となっています。

@ECW王座戦、3ウェイ・ダンス:テリー・ファンク(ch)vs.サブーvs.シェイン・ダグラス(The Night The Line Was Crossed 2/5/94)
 これが歴史の幕開け、初の3ウェイ・ダンス、
 ついでに1時間マッチだと聞けば期待も高まりますが・・・
 まったくもってぐだぐだ。
 退屈極まりない一戦でした。
 ついでにファンク出場は開始15分後から、
 その15分後から30分過ぎまでサブー退場、
 その後もファンクが一時退場したりと
 実質的な3ウェイの時間は短く
 その内容にしても3ウェイの面白みはない。
 サブーはコンディション最悪だし、
 試合を作るのを任されたダグラスにしても
 スティムボートとタッグを組んだこともある期待のホープとはいえ
 1時間マッチは荷が重過ぎました。
 少し悪い試合。
 どうでも良いですが終盤映像が途切れるシーンがありました。

Aタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:クリス・ベノワ、ディーン・マレ ンコ(ch)vs.パブリック・エネミーvs.タズ、リック・スタイナー(Three Way Dance 4/8/95)
 リック、タズが手当たり次第に投げたりした後
 リックが場外に出てリングに残っていたタズがフォールされるも
 リックとタズは暴れてから去り全員ダウンの状況、と
 工夫のかけらもない物で、ある意味PEvs.ベノワ、マレンコからが試合です。
 そのPEvs.ベノワ、マレンコですけれども
 リック、タズの投げでダメージもあるのでしょう、
 2つのテーブル・スポットがなければ危ない内容でしたね。
 取り合えずメインとして盛り上がってはいます。
 平均より少し上。
 試合後リック、タズが戻ってきてベノワ、マレンコと殴りあいながら退場。
 リングに残ったPEが王座奪取を祝っていましたがピットブルズが襲撃しました。
 (執筆日:6/21/09)

Bサンドマン、2コールド・スコーピオvs.ヘッドハンターズvs.ギャング スターズ(Big Ass Extreme Bash 3/9/96)
 サンドマン、スコーピオがヘッドハンターズを竹刀で一方的に叩きのめした後キャット・ファイト。
 ヘッドハンターズが竹刀を叩いているとギャングスターズが重役出勤です。
 ようやく”戦う”かと思ったら微妙な乱戦で焦点が定まらず音楽も途中で止まっています。
 手抜きといえば語弊があるが、定番ゆえにこういう試合が出てきても不思議ではないですね。
 悪い試合。
 (執筆日:8/5/10)

CECW王座戦、3ウェイ・ダンス:レイヴェン(ch)vs.サンドマンvs.ピットブル2(A Matter of Respect 5/11/96)
 ピットブルがパワー・ファイトで暴れば
 サンドマンは竹刀で立ち回り
 王者レイヴェンはせこく良い所を持っていく。
 少しぐだぐだですが、ようやく3ウェイらしさが出てきました。
 手詰まりになっても乱入、柵スポットで盛り上げました。
 まあまあ良い試合でした。

Dタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:ギャングスターズ(ch)vs.エリミネーターズvs.サブー、RVD(November to Remember 11/16/96)
 #1コンテンダーズ・マッチのエリミネーターズvs.サブー、RVDが決着つかず
 それならいっそ3ウェイにしてしまえと
 続きで行われたようです。
 この試合は当然ギャングスターズ色に染まりきり乱戦。
 この手のスタイルだと3ウェイになっても
 暴虐の密度が濃くなり安いというだけですね。
 良くも悪くも平均レベルに安定。
 10分程の試合なんですが
 無計画なRf Videoによってディスク1とディスク2に分けて収録されています。

Eタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:イリミネーターズ(ch)vs.ギャングスターズvs.ダッドリー・ボーイズ
前の試合をコンパクトにまとめると共に
 ニュー・ジャックのバルコニー・ダイブを追加したような内容。
 平均より少し上。

FECW王座戦、3ウェイ・ダンス:サブー(ch)vs.テリー・ファンクvs.シェイン・ダグラス(Hardcore Heaven 8/17/97)
 展開、ムーブ共にようやく3ウェイの基本の型ができたか、という印象。
 ECWらしいハードコア・スポットに
 試合前に伏線を仕込んだサンドマン乱入や
 ドリー乱入など色を添える中
 各人の動きも良かったですね。
 平均的な良試合。

GFTW王座戦、3ウェイ・ダンス:タズ(ch)vs.サブーvs.バン・バン・ビガロ(6/27/98)
 ビガロが乱入する形で3ウェイ・ダンスに。
 ビガロとタズの肉弾戦にサブーの飛翔が加わるという
 一番面白そうなカードだったりするのにダイジェスト収録・・・。
 30分時間切れの熱戦が15分程になってます。

H3ウェイ・ダンス:ダッドリー・ボーイズvs.サンドマン、ボールズ・マホニー、アクセル・ロッテンvs.スパイク、ニュー・ジャック、クローナス (Cyberslam 2/12/98)
 いつもの乱闘でしたが
 ニュー・ジャック組が乱入して来るや
 (乱入時の高所ダイブは迫力あります。)
 その暴虐度に拍車がかかり、
 まあまあ良い試合となりました。

Iタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:サブー、 RVD(ch)vs.ダッドリー・ボーイズvs.バン・バン・ビガロ、クリス・キャンディード(8/?/98)
 外で4人が乱闘、リングで2人が見せ場を作り
 タズの効果的な乱入から1チーム抜けハードコア・スポットを、という構成。
 中々良い試合でした。

J3ウェイ・ダンス:ヨシヒロ・ タジリvs.スーパー・クレイジーvs.リトル・グイドー(7/3/99)
 8分の内の前半 4 分、フェード・アウトとフェード・インを
 最短間隔で繰り返すという
 トライアングル・サークルの螺旋構造は至高の芸術品。
 その後はやや落ちて
 最初のフィニッシュはチープ・ショットで決まったような物だし
 2回目のフィニッシュも流れが一方的で少しつまらない。
 ついでに映像が途切れる。
 この3人ならもっと良くできるはずという印象。
 ぎりぎり好勝負。
 この3人がクルーザー級による3ウェイの始祖であると言って良い。

K3ウェイ・ダンス:ニュー・ジャックvs.ボールズ・マホニーvs.アクセル・ロッテン
 この面子でやる事といったら喧嘩しかありません。
 会場中を殴りまわし
 ホッチキスやフォーク攻撃も多数。
 平均より少し上。

総評
 あくまでBestではなくHistoryとはいえ、もう少し良いのがあるんじゃないの、という印象を抱きます。
 乱闘タイプなんて3ウェイの意味はほとんど無いですし。
 まあJにいっぱいおまけがついていると思えば・・・。
 (執筆日:3/27/08)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

@ECW王座戦、3ウェイ・ダンス:テリー・ファンク(ch)vs.サブーvs.シェイン・ダグラス(The Night The Line Was Crossed 94)
  ファンクは15分後に入場する変則ルール。
  ポールEのマネージャー、ポールEがダグラスのマネージャー、マーテルを携帯で殴りつける。
  サブーがダグラスに襲い掛かる。
  ダグラスが反撃し投げ飛ばし試合を掌握。
  サブーはスピン・キックでダグラスを外に出すと
  ベースボール・スライドで柵にぶつける。
  リングに戻しスプリングボード式セントーンでカバー。カウント2。
  サブーはエルボー・ドロップを避けて自爆させると腕に狙いをつけ支配。
  ダグラスが腕を極められながらも投げ飛ばす。
  反撃されるもサブーを落とし柵にぶつける。
  サブーは振り返してダグラスを柵にぶつけると
  観客席に設置したテーブルにダグラスを寝かせアサイ・ムーンサルト。
  しかし避けられ自爆。
  脚を痛めたらしいサブーは脚攻めを受け控え室送りに。
  丁度15分経ちファンクが登場。
  ファンクがダグラスに襲い掛かる。
  場外に落とし殴り合い。
  リングに戻る。
  ファンクが再びダグラスを落とし場外でのパイル・ドライバー。
  リングに戻しDDT2発からカバー。カウント2。
  場外でもDDT。
  ファンクは椅子を6脚を重ねて中央に設置。
  そしてダグラスにそこへのDDT。
  ダグラスが先に起き上がり腰攻め。
  場外に移行し痛めつける。
  リングに戻る。
  ファンクがスピニング・トー・ホールドを狙う。
  ダグラスが丸め込みに返す。
  カウント2で返されるやクローズライン。
  ターン・バックルを外す。
  ファンクはレフェリーを殴りつける。
  ダグラスがファンクを金具にぶつけていく。   
  勢いをつけてぶるけようとする。
  逆にファンクがダグラスを金具にぶつける。
  観客席に戦場を移す。
  30分経過。
  ファンクは流血している。 
  リングに戻りテープでダグラスの首を締め上げる。
  ショルダー・タックルを決めるもふらふらで場外に転落。
  サブーがリングに戻って来てダグラスに襲い掛かる。
  ファンクが実況席から呼びかけるも
  ダグラスは無視してサブーにボストン・クラブをかけている。
  ファンクはリングに戻るとダグラスのクローズラインを避けて自爆させる。
  サブーにスピニング・トー・ホールド。
  911がレフェリーの注意を引いている隙にポールEがファンクに携帯攻撃。
  ファンクはダグラスとサブーにヘッド・バッド、ネック・ブリーカーを決める。
  カバーするもダグラスの脚がロープにかかる。
  ダグラスがサブーにスリーパー。
  ファンクはマーテルにヘッド・バッドを決めるとダグラスにスリーパー。
  サブーが逃れる。
  ダグラスも逃れるとファンクにクローズラインを決め落とす。
  サブーに4の字。
  サブーがレフェリーの注意を引いている隙にポールEがダグラスの顔を引っかき救い出す。
  サブーがスプリングボード式ムーンサルトを狙うもミスし自爆したので
  アラビアン・プレス。カウント2。
  コーナー上へ。
  邪魔したマーテルを追いかける。
  ダグラスがファンクに椅子攻撃。
  サブーにフィッシャーマンズ・スープレックスを決めるもカウント2。
  サブーがハリケーン・ラナを狙うもミス。
  ロッテン兄弟がダウンしたファンクを運んで行く。
  サブーがダグラスにスプリングボード式レッグ・ドロップを決めるもカウント2。
  ロッテン兄弟がダグラスに仕返しの椅子攻撃。
  邪魔するなと手を出したサブーも攻撃。 
  45分経過。
  ダグラスはクローズラインを避けイアンを落とす。
  アクセルがサブーを痛めつけバック・ステージへ。
  ダグラスが戻ってきたサブーに襲い掛かりリングに入れる。
  ロープに振るもサブーが崩れ落ちる。
  ファンクが戻ってくる。
  ポールEと911がイアンを攻撃している。
  3人は会場外に出ていた様子。
  リングに戻ってくる。
  50分経過。
  ファンクはレフェリーにヘッド・バッド。
  ダグラス、サブーにロー・ブロー。
  サブーがファンクにスプリングボード式ムーンサルトを狙うも2回ミス。
  ならばとコーナー上からムーンサルトを決める。
  ダグラスにもムーンサルトを決める。
  カバーするもまだ気絶中。
  ダグラスがファンクにパイル・ドライバー。
  サブーをファンクの上に投げ落とす。
  ファンクをカバーするもカウント2。
  サブーが2人まとめてボディ・プレス。カウント2。
  サブーがファンクにキャメル・クラッチ。
  ダグラスがサブーに鼻フック。
  ファンクは逃れるとダグラスにスピニング・トー・ホールド。
  55分経過。
  邪魔しに来たマーテルにブレーン・バスター。
  スピニング・トー・ホールドを狙うもダグラスにクローズラインを食らう。
  (映像が途切れる)
  ファンクがポールEにアトミック・ドロップ。
  ダグラスが2人にダイビング・クロス・ボディ。
  59分経過。
  カバーするもレフェリーはいない。
  レフェリーが入れられる。
  ダグラスがファンクを羽交い絞めにしマーテルに攻撃させるも誤爆。
  サブーがダグラスをカバー。その上にファンクがのるもカウント2。
  60分時間切れとなる!
  

J3ウェイ・ダンス:ヨシヒロ・タジリvs.スーパー・クレイジーvs.リトル・グイドー(7/3/99)
  ナンジオがクレイジーにアーム・バー。
  タジリがナンジオを蹴りつける。
  クレイジーがナンジオをドロップ・キックで落とす。
  タジリがヘッド・シザースでクレイジーを落とし場外ダイブを狙う。
  ナンジオがタジリの脚を引っ張り倒す。
  起き上がろうとしたタジリにクレイジーがスプリングボード式ドロップ・キック。
  ナンジオがクレイジーにダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  タジリが2人に低空ドロップ・キックを決める。
  クレイジーは場外へ逃れる。
  ナンジオに振られたトペ・コンヒーロ。
  ナンジオが2人にブランチャを狙うも避けられ自爆。
  クレイジーはナンジオ、タジリを観客席に入れるとアサイ・ムーンサルト。
  リングに戻るアピール。
  そのクレイジーにビッグ・サルが襲い掛かりレッグ・ドロップ。
  タジリとナンジオがリングに戻って来て
  ハリケーン・ラナを狙ったタジリにナンジオがパワー・ボム。
  そのままフォールにいったナンジオをクレイジーがサンセット・フリップ。カウント2。
  ナンジオがクレイジーにネック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  クレイジーはナンジオの攻撃をタジリに誤爆させると
  ナンジオにラ・ケプラーダ。カウント2。
  クレイジーが目を逸らした隙にナンジオがタジリを丸め込む。カウント2。
  クレイジーがナンジオを丸め込む。カウント2。
  タジリがクレイジーにロー・ブロー。
  グイドーがクレイジーにダイビング・フェイマサーを決めカバー。カウント2。
  タジリがグイドーの後頭部を蹴り逆さ吊りにする。
  クレイジーは邪魔しようとしたサルを落としムーンサルトへ。
  サルが受け止めテーブルへのアバランシュ・スラム。
  タジリがナンジオにベースボール・スライドへ。
  ナンジオは体を起こして避けるとリングに戻ろうとしたタジリにダイビング・フェイマサー。
  クレイジーにシシリアン・クラブを決めタップさせる。
  クレイジーが脱落!
  タジリがグイドーにジャーマン。カウント2。
  ハンドスプリング・エルボー。
  (映像が途切れる)
  逆さ吊りにしベースボール・スライド。
  ジャーマンを狙う。
  バックを取られるもロー・ブローから垂直落下式ブレーン・バスターで1,2,3!
  タジリの勝利!

試合結果

@ECW王座戦、3ウェイ・ダンス:テリー・ファンク(ch)vs.サブーvs.シェイン・ダグラス(60分時間切れ引き分け)(The Night The Line Was Crossed 2/5/94)
Aタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:クリス・ベノワ、ディーン・マレンコ(ch)vs.パブリック・エネミーズ(新チャンピオン!)vs.タズ、リック・スタイナー(Three Way Dance 4/8/95)
Bサンドマン、2コールド・スコーピオvs.ヘッドハンターズvs.ギャングスターズ(Big Ass Extreme Bash 3/9/96)
CECW 王座戦、3ウェイ・ダンス:レイヴェン(ch)vs.サンドマンvs.ピットブル2(A Matter of Respect 5/11/96)
Dタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:ギャングスターズ(ch)vs.エリミネーターズvs.サブー、 RVD(November to Remember 11/16/96)
Eタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:イリミネーターズ(ch)vs.ギャングスターズvs.ダッドリー・ボーイズ
FECW王座戦、3ウェイ・ダンス:サブー(ch)vs.テリー・ファンクvs.シェイン・ダグラス(新チャンピオン!)(Hardcore Heaven 8/17/97)
GFTW王座戦、3ウェイ・ダンス:タズ(ch)vs.サブーvs.バン・バン・ビガロ(6/27/98)(30分時間切れ引き分け)
H3ウェイ・ダンス:ダッドリー・ボーイズvs.サンドマン、ボールズ・マホニー、アクセル・ロッテンvs. スパイク、ニュー・ジャック、クローナス(Cyberslam 2/12/98)
Iタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:サブー、 RVD(ch)vs.ダッドリー・ボーイズvs.バン・バン・ビガロ、クリス・キャンディード(8/?/98)
J3ウェイ・ダンス:ヨシヒロ・タジリvs.スーパー・クレイジーvs.リトル・グイドー(7/3/99)
K3ウェイ・ダンス:ニュー・ジャックvs.ボールズ・マホニーvs.アクセル・ロッテン