TOPアメリカン・プロレスECWECW 1999年 →ECW:Crossing the Line 2/12/99

ECW:Crossing the Line 2/12/99の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

ビデオでレビュー。
約2時間15分です。

@クリス・チェッティvs.リトル・グイドー
 たかがオープニングなのになんでそんな気合が入っているの、と
 失礼な事を言ってしまう程にグイドーの気合が入っている。
 逃げようとしたと思えばアマレス・テクニックを見せ、
 更にはサルに介入させて試合の主導を握ったり。
 正直チェッティが食われていましたが、唸ってしまうオープニング。
 まあまあ良い試合。

Aボールズ・マホニー、アクセル・ロッテンvs.ダニー・ドーリング、ロードキル
 ボールズ、アクセルのアピール試合という意味合いがあるのが救い。
 試合としてはひどい。

 地元のタズがアピール。

 フランシーンを連れたダグラスが涙の引退宣言。
 そこにクレディブル、ストームが現れ次期ダグラスに名乗りを挙げる。
 お前らには無理だ、次期ダグラスはドリーマーしかいないと
 口を挟んできたダグラスを2人はリンチし叩きのめす。

Bスーパー・クレイジーvs.タジリ
 ECWでデビューして間もなくアピールする必要のあるタジリは
 観客席へのアサイ・ムーンサルト、タランチュラを早々に披露。
 クレイジーも負けじと最初から飛ばしてビッグ・ムーブを見せていきましたね。
 お互いの意識が火花の散る攻防ですが
 良くも悪くも相手との勝負よりも観客へのアピールが軸でした。
 平均的な良試合。

CFTW王座戦:サブー(ch)vs.スカル・ヴォン・クラッシュ
 サブーのムーブ披露以上の物にならぬ内容でしたが
 それで良かったようでテーブル葬を決めると突然マイクを持ってタズを呼び出します。
 タズが現れ乱闘になるもセキュリティが引き離します。
 サブーは場外のセキュリティに押さえられたタズにダイブ。
 再び乱闘になるも他のレスラーが引き離す。

 ダッドリー・ボーイズが俺達はあらゆる相手を叩きのめした、とアピールしているとニュー・ジャックが登場。
 一人で勝てると思っているのかとババが指摘すると
 ニュー・ジャックはパートナーとして旧友ムスタファを登場させます。
 リングに陣取ったギャングスタズですが突然ムスタファがニュー・ジャックにギター・ショット。
 ダッドリーズと手を組んでニュー・ジャックをリンチします。

 ストームが登場しビューラが戻ってきた、と告げる。
 そこに現れたのはビューラの格好をしたドーン・マリー。
 ドリーマーが怒ってつっかかるもインパクト・プレイヤーズに返り討ちにあう。
 ダグラスが現れてドリーマーに加勢し一掃。

Dスティーブ・コリノvs.ジョン・クローナス
 観客を集中させれない戦いをしていると
 陪審員ギミックのジョーンズが現れシッド・ヴィシャスを投入。
 シッドがコリノにリングからテーブルへのチョーク・スラム。
 更に2人に計パワー・ボムを4発食らわせます。

Eロブ・ヴァン・ダムvs.ジェリー・リン
 #12。
 この#12だけ他と期間が開いてしまったのが残念ですがレビューを。
 今回目立ったのは攻防のチェーン化でしょうか。
 コーナー、ロープの転換スポットも面白いですね。
 想像力が開花しつつあります。
 しかし1ヶ月後にPPVで同一カードでTV王座戦をする状況。
 そのための”事前準備”を超えるつもりが無かった節がありますね。
 序盤に仕切りなおしが多いし(挑発や意識を見せれば変わったろうに)、
 後半、その性質を理解せずリンの動きがことごとくカウンターに陥ってしまっている。
 想像力が試合自体の過激化と結びついてはいません。
 中々良い試合。

総評
 極端すぎる嫌いがありますが
 腕達者なレスラーが良い試合をして、
 不安な者は完全にプロモに特化して勝負しています。
 まずまずの大会ですね。
 (執筆日:3/11/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

ERVDvs.ジェリー・リン
  組むとリンが腕を取りエルボーを打ちおろす。
  RVDが取り返す。
  蹴りをいれ捻る。
  リンが回転から取り返しハンマー・ロック。
  RVDがハンマー・ロック。
  リンがファイヤーマンズ・キャリーに返す。
  仕切りなおし。
  組むとRVDがバックを取る。
  リンが取り返す。
  RVDはリスト・ロック。
  胸に蹴りを打ち込んでいく。
  ガードされるも回転させる。
  クローズラインを避けるとレッグ・ラリアット。
  仕切りなおし。
  組むとRVDがヘッド・ロック。
  リンが押し上げようとするも防がれる。
  ロープに振られたRVDがショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  リンがリープ・フロッグからロープに走る。
  RVDがリープ・フロッグへ。
  リンは直前で止まるとフォア・アームズ。
  フロント・スープレックスを狙う。
  RVDは裏を回す形で蹴り。
  クローズラインへ。
  リンが避けバックを取る。
  RVDがバックを取り返す。
  リンがリスト・ロック。
  RVDがリスト・ロックに返しコーナーに振る。
  リンがコーナーを使って裏に回る。
  RVDがムーンサルトで裏に回る。
  リンがセカンド・ロープからのクロス・ボディ。
  仕切りなおし。
  組むとRVDが脚を払いレッグ・ドロップへ。
  リンが避ける。
  仕切りなおし。
  RVDが蹴り。
  フォア・アームズ。
  蹴りにフォア・アームズ。
  コーナーに振り突進。
  ショルダー・スルーを食らうもエプロンに着地しショルダー・ブロック。
  ロープに上ろうとする。
  リンは三角飛びドロップ・キックで落とす。
  エプロンからトペ・アトミコ。
  場外に下りると柵に振ろうとする。
  RVDが振り返し柵にぶつける。
  柵にのぼりレッグ・ドロップ。
  ストンピング。
  場外カウント・カット。
  柵の上からクロス・ボディ。
  リングに戻りアピール。
  リンがリングに体を入れる。
  RVDがダウンするリンにドロップ・キック。
  バック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  起こすとバタフライ・フェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  アルフォンソから椅子を受け取る。
  椅子を置くとその上でロメロ・スペシャル。
  後ろにそらすもカウント2。
  上に打ち上げると避けて椅子の上にたたきつける。
  フォア・アームズ。
  ロープに振ろうとする。
  リンが振り返しリープ・フロッグへ。
  RVDは直前で止まると蹴り。
  トップ・ロープにのる。
  リンがジャンピング・キック。
  RVDは体勢を崩しながらも後ろのリングに着地し突進。
  リンはカウンターでショルダー・スルーを決め場外に落とす。
  エプロンに上がってきたRVDにスライディング・キック。
  リングに戻す。
  コーナー上へ。
  ミサイル・キック。
  カバー。カウント2。
  起こしてブレーン・バスターを狙う。
  RVDが逆に持ち上げようとする。
  リンが後ろに着地しバックを取る。
  RVDがバックを取る。
  リンがバック・エルボー。
  バック・エルボーへ。
  RVDは避けるとノーザンライト。カウント2。
  リンがクローズラインへ。
  RVDは避けるとスピン・キックへ。
  避けられるも蹴り倒す。
  位置を直すとロープに走りローリング・サンダー。
  カバー。カウント2。
  RVDが椅子を手にする。
  椅子を置くとモンキー・フリップを狙う。
  リンはかわすとサンセット・フリップ・パワー・ボム。カウント2。
  コーナーのRVDに張り手。
  蹴り。
  コーナーに振ろうとする。
  RVDが振り返すと突進。
  リンはコーナーを使ってかわしサンセット・フリップ。カウント2。
  RVDがクローズラインへ。
  リンが避けジャーマン。カウント2。
  リンはRVDをコーナーに乗せ殴りつける。
  RVDが突き飛ばして落とす。
  コーナー上に立ちトペ・アトミコ。
  カバー。カウント2。
  起こそうとする。
  リンが殴りつけサンセット・フリップ。
  RVDが座る。
  カウント2でリンが丸め込む。
  カウント2でRVDがジャックナイフ固め。
  RVDがそのまま上に。
  リンがブリッジで起き上がりパワー・ボムの体勢。
  RVDはリバース・スープレックスに切り返すとコーナーに飛びのりダイビング・サイド・キック。
  カバーするもカウント2。
  起こそうとするもリンが崩れる。
  けりにフォア・アームズ。
  ロープに振りヒップ・トスを狙う。
  リンがDDTに切り返す。
  カバーするもカウント2。
  コーナーのRVDに蹴り。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもコーナー上に座り蹴り。
  突進してきたRVDにフォア・アームズを決めるとトルネードDDTを狙う。
  RVDはリンを着地させるとノーザンライトへ。
  リンが後ろに着地しリバースDDT。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  アルフォンソが突き飛ばすとリンがロープをまたぐように落ちる。
  アルフォンソがリンに椅子を持たせる。
  RVDがヴァンダミネーターを狙う。
  リンは避けるとRVDのスピン・キックを避けると共に椅子を置く。
  払い蹴りを避けると椅子にたたきつけるレッグ・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  リンが椅子を持ってコーナー上へ。
  RVDが起き上がりセカンド・ロープから飛び椅子越しのサイド・キック。
  ファイブスター・フロッグ・スプラッシュにつなげ1,2,3!

試合結果

@クリス・チェッティvs.リトル・グイドー
Aボールズ・マホニー、アクセル・ロッテンvs.ダニー・ドーリング、ロードキル
Bスーパー・クレイジーvs.タジリ
CFTW王座戦:サブー(ch)vs.スカル・ヴォン・クラッシュ(ノー・コンテスト)
Dスティーブ・コリノvs.ジョン・クローナス(ノー・コンテスト)
Eロブ・ヴァン・ダムvs.ジェリー・リン