TOPアメリカン・プロレスECWECW 1997年 →ECW:Beast of the Extreme 10/16/97

ECW:Beast of the Extreme 10/16/97の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間です。

ピルマンに送る10カウント・ゴング。

@FBIvs.クリス・チェッティ、スパイク・ダッドリー
 トミー・リッチがついたFBIの奇襲によりチェッティがKO。
 試合ができないかと思われた所でドリーマーが代役を申し出ます。
 ごたごたフィニッシュ、試合後の2人のレフェリーとビューラのスポットといい
 オープニングらしいファン要素に加え
 FBIが地味に孤立シーンで力を見せています。
 平均より少し上。

Aポール・ダイヤモンドvs.パブロ・マルケス
 どうやら醜態を晒した実績があるようで観客は最初から見放しています。
 更にはカメラ・マンが突然売店を映し出したり
 カウント2で間違ってゴングが鳴ったりと散々。
 これはわざとやっているのでしょうか。
 ひどい試合。

 ここで正式に開幕という事でポールEが登場。
 ストーリーには関係なく観客への喋りかけを楽しみ盛り上げています。

 ダグラスとフランシーンが登場します。
 続いてダグラスともめているルードが登場。
 ダグラスにvs.する刺客を用意したと言い現れたのはダグラス軍トリプル・スレッド(もう1人はキャンディード)のビガロ。
 サプライズの裏切り劇に会場は盛り上がります。

BECW王座戦:シェイン・ダグラス(ch)vs.バン・バン・ビガロ
 ダグラスのインサイド・ワークも決定打にならない、という軽めの内容ながら
 ビガロの暴れっぷりが上手くクローズ・アップされた内容で面白いですね。
 これなら王座交代しても文句ないでしょう。
 平均レベル。

Cグレート・サスケvs.ジャスティン・クレディブル
 レスリングを見せるのでレスリングをやりたいのかと思いきやジャスティンがのってくると沈黙。
 ジャスティンがスピードを出すもこれまたのってこない。
 端的に言えばサスケが気乗りせず楽をした、という内容。
 終盤にトペコンと場外へのミサイル・キックがあったから一応形を保った物の去り際の歓声は当然少なめ。
 少し悪い試合。
 
Dサブーvs.マイキー・ウィップレック
 前半のグラウンド、後半のハードコア・ハイ・フライ。
 共にサブーの独壇場でマイキーは反撃させてもらっている、という状況です。
 それでもサブーのリズムが良く楽しめたが
 最後は突然映像が切れ、RVDとマイキーがテーブルに転落した後から再開。
 実質的なフィニッシュ・シーンが収録されていないのは痛いですね。
 少し悪い試合。

Eロブ・ヴァン・ダムvs.アル・スノウ
 スノウはバランス良く配分された攻めを失っていないものの
 1分後ダイブなので序盤のレスリングは無く
 途中からはRVDのハードコア戦につきあい最後もサブーが加わった2対1の攻防。
 場外戦で調子を落としているし、良くない形で危険技に走っており
 ECWにスノウのプロレスをする場所はない事を強く印象付けられた内容です。
 平均より少し上。 

FTV王座戦:タズ(ch)vs.クリス・キャンディード
 タズの積極的な攻撃にキャンディードはロープに逃げるのが精一杯と
 タズの強さを見せた掴みはまずまず。
 しかしタズが勝手にマネージャーにも襲いかかり、
 そこにキャンディードが襲いかかる形でキャンディードが反撃となるので
 キャンディードの小悪党要素は使えていないし、
 攻め自体も投げばかりで淡白でした。
 タズのスカッシュ・マッチに毛が生えた程度ってとこです。
 少し悪い試合。

Gタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:ニュー・ジャック、クローナス(ch)vs.ダッドリーズvs.ボールズ・マホニー、アクセル・ロッテン
 ジョエル・ガートナーの長いアピールの後始まった試合は
 ビッグ・ディックも加わって計7人による密度の濃い乱闘になっています。
 ニュー・ジャック・ルールズ。
 只無法地帯であるが故にフィニッシュへの盛り上げは希薄。
 いつの間にかダッドリーズが脱落で、それで終わりなんだ、というラスト・フィニッシュ。
 テーブルもそれを投げてぶつけるだけで消えていきましたからね。
 まあまあ良い試合。

総評
 Aやカメラ・ミスを除けば全体を通してテンションが落ちる所もありません。
 しかしこれといった試合がありません。
 個人的にスノウvs.RVDに期待していたのだけど・・・。
 (執筆日:9/12/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@FBIvs.トミー・ドリーマー、スパイク・ダッドリー
Aポール・ダイヤモンドvs.パブロ・マルケス
BECW王座戦:シェイン・ダグラス(ch)vs.バン・バン・ビガロ(新チャンピオン!)
Cグレート・サス ケvs.ジャスティン・クレディブル
Dサブーvs.マイキー・ウィップレック
Eロブ・ヴァン・ダムvs.アル・スノウ
FTV王座戦:タズ(ch)vs.クリス・キャンディード
Gタッグ王座戦、3ウェイ・ダンス:ニュー・ジャック、クローナス(ch)vs.ダッドリーズvs.ボールズ・マホニー、アクセル・ロッテン