TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2017年 →CZW:Best of CZW 2017

CZW:Best of CZW 2017の分析


名勝負 なし
好勝負 デイヴ・クリストvs.サミ・キャリハン(1/14/17)

@デイヴ・クリストvs.サミ・キャリハン(1/14/17)
 トペを打たれた直後に打ち返すような
 機動力を活かした攻め合い。
 この無茶苦茶なファイトはOI4Kのお家芸ですね。
 最初はジェイクとサミがやっていたものですが、
 最近はジェイクが引いてデイヴが台頭してこういう形になっていますね。
 当然ジェイクとデイヴは違いますが、
 途中から試合構成でスポットの配置に気を使う所はデイヴらしく、
 自分の良さを絡めて再構築して見せたところに
 最近重用されているだけの自力を感じさせます。
 ぎりぎり好勝負。

AProgressアトラス王座戦、wXwショットガン王座戦:デイビッド・スター(Sh ch)vs.マット・リドル(At ch)(2/11/17)
 リドルらしいレスリングとリングを広く使った構築、と
 ある意味いつもの良い流れ、と思っていたら
 急遽スターが張り手を叩き込んでいく異質なシーンへ。
 スターがリドルのMMA的世界に踏み込んできたことから
 ダブル・タイトル戦らしい熱と熱のぶつかり合いが演出されました。
 MMA要素はそのシーンだけなのですが、
 その後はプロレスでしかありえない要素、
 レフェリーの制止を聞かず、
 むしろレフェリーさえ相手を倒すのに利用する
 試合ではない潰しあいは特別な面白みがありました。
 裁定自体はダブルDQながら一応カウント3でまとまって いるのも好印象です。
 中々良い試合。

BBotB16決勝:デイヴ・クリストvs.シェイン・ストリックランド(4/1/17)
 ビッグ・ブーツ相打ちからスタートすると
 立てはしないまでもラダーを絡めたスポットに
 場外ボディ・スラムなどハードコアなやり取りを序盤に詰め込みます。
 少なからず連戦で疲れがある中で
 ハードコアな受身をさせれば
 当然スポット一発一発を上手く使っての構築にならざるを得ません。
 BotB決勝にふさわしいこの両者を
 かえって押さえ込んでしまったこの演出はやや残念です。
 中々良い試合。
 (執筆日:6/?/17)

Cワンス・イン・ア・ライフタイム・マッチ:大仁田厚vs.マット・トレモント(8/5/17)
 異次元カードということで大仰な文句で煽り立てていますが、
 大仁田が全然動けないので基本はトレモントが受けるだけ。
 毒霧等で適当に繋いで5分経ったところでセコンド乱入。
 ペイジ、ハヴォックが助けに来て6マン・マッチに変更です。
 ひどすぎる試合。

DチームFMW(大仁田厚、雷神矢口、保坂秀樹)vs.チームCZW(マット・トレモント、リッキー・シェイン・ペイジ、ダニー・ハヴォック)(8/5/17)
 トリオなので先ほどよりはましですし、
 エクスプロージョン系凶器スポットで
 最低限の賑やかしにはなっています。
 少し悪い試合。
 試合後大仁田がトレモントに対し日本で再戦しようと求めトレモントも了承。
 (執筆日:8/?/17)

Eハヴォック・フェアウェル・デス・マッチ:アレックス・コロンvs.ダニー・ハヴォックvs.(9/9/17)
 それぞれガラスを被弾してスタート。
 休むことなく凶器を一つ一つこなしていき
 コーナー上から場外テーブルに落下。
 彼ら新世代ならではのアクション製の高いデス・マッチですね。
 引退のハヴォックがサブミッションで追い込まれる展開。
 ロープを外すための時間稼ぎ感は隠せておらず、
 戦いの流れは薄まっていますが、
 ただ引退試合としてやりきろうとする彼らの姿勢を見れば
 見守ろうという見方に観客ものるのでOK。
 停滞しつつある中で蛍光灯の打ち合いに転じ盛り上がります。
 場外の有刺鉄線ボードへ断崖式技、
 特大ラダーからのダブル・ストンプ。
 この2発を食らってもまさかのカウント2には凄すぎる、と思いましたが、
 その次へのスポットの準備に時間がかかりすぎでしたね。
 これならここで終わっていても、と思う。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 ハヴォック、お疲れ様でした。
 (執筆日:9/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@デイヴ・クリストvs.サミ・キャリハン(1/14/17)
AProgressアトラス王座戦、wXwショットガン王座戦:デイビッド・スター(Sh ch)vs.マット・リドル(At ch)(ダブルDQ)(2/11/17)
BBotB16決勝:デイヴ・クリスト(優勝!)vs.シェイン・ストリックランド(4/1/17)
Cワンス・イン・ア・ライフタイム・マッチ:大仁田厚vs.マット・トレモント(8/5/17)
DチームFMW(大仁田厚、雷神矢口、保坂秀樹)vs.チームCZW(マット・トレモント、リッキー・シェイン・ペイジ、ダニー・ハヴォック)(8/5/17)
Eハヴォック・フェアウェル・デス・マッチ:アレックス・コロンvs.ダニー・ハヴォックvs.(9/9/17)