CZW:Twelve 2/12/11の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚、約2時間55分です。
ハイドが現れIPWとの協賛大会を開くこと、BotBにオライリーらが参加することを発表。
ヤンガーが俺をCZW王座に挑戦させろ、と言って出てくる。
ならお前がふさわしいかどうか試合を組んでやろうじゃないかとハイドが答え、ムーア登場。
@#1コンテンダーズ・マッチ:ドレイク・ヤンガーvs.デヴォン・ムーア
試合前のやり取りで求められた立場を試合中において堅持。
最初から椅子を織り交ぜながらも抑制の効いた試合運びも良いですね。
ロング・マッチながら安定感があり、
最後は有刺鉄線ボード、テーブル投入で盛り上がりました。
ただ力尽きるまでの攻防を行っているのは問題。
最初にサプライズを持ってくるのは大事だが、
ここまでやると後々の試合の足を引っ張りかねない。
まあまあ良い試合。
ABotB予選:サミ・カリハンvs.アレックス・コロン
カリハンが暗転から登場して速攻。
コロンの受けはいまいちだが、一方のカリハンがここまでハイ・テンションなら面白い。
カリハンの流血、コロンのヒール戦略に伴い軸が定まるかと思われたが、
コロンのGTS始め持ち技がスタイルに合っていないし、
カリハンだけからの過剰テンションは見ていて疲れてくる。
悪くない試合。
BTV王座戦:ドリュー・グラック(ch)vs.ダニー・ハボック
無目的に動きを流し、退屈なレスリングを見せる。
毎度の事ながらTV王座戦時の観客の雰囲気は最悪です。
観客の思い通りにする必要はないが、
ここで溜まった不満をどう処理するのか、その考えがまったく見えない。
ひどすぎる試合。
Cスコッティ・ヴォルテックスvs.アクマ
落ちぶれの代名詞となってしまったアクマ。
今宵もその後どうするのって疑問を抱かせる乱れた試合運びです。
スコッティもまたTOD優勝は現実ですか、と首をかしげる程
受けに回った時に何も試合と関わらない人形状態で攻めはどたどた。
最後はヤンガーが気を逸らせにきたけど、これではライバル対決も見たいとは思えない。
ひどすぎる試合。
DBotB予選、スクランブル・マッチ:ARフォックスvs.ライアン・マクブライドvs.リッチ・スワン
vs.アーロン・アルボvs.TYハーゲンvs.ジョナサン・グレシャム
形式上全員の間でリズムを共有する事が大事なのにまったく出来ていない。
終盤のラナウェイズ乱入、OPのカメラ越しの呪術によりダンス・タイムも
もはやストーリーではないおふざけに過ぎません。
ダンスはダンサーにまかせておきなさい。
MVPは予想もつかぬ踊りっぷりを見せたアナウンサーでした。
ひどい試合。
EDJハイドvs.グレッグ・エクセレント
グレッグが無抵抗主義でいきなり横になります。
これにより試合が成立せず。
ハイドは次こんな事をやったら首にするぞと警告。
グレッグは特に演技派でもないのにこのストーリーする意味あるのか疑わしい。
FBotB予選、オープン・チャレンジ:アダム・コールvs.?
出てきたのはピンキー・サンチェス。
嬉しいサプライズでしたが攻めでおどけるだけでなく、
受けはへたれヒールのコール以上のやり過ぎで試合に対する求心力を失わせている。
コールも他団体とは違ってキャラが立っているが組み立てはダラダラ。
ドリュー程ではないが崖っぷちに立っている。
悪い試合。
GCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ロバート・アンソニー
両者相手の動きに対して最適な反応を返すのが売り、
しかし相手もそういうスタイルとあって相手の実態を掴みきれず。
試合を通して大きな盛り上がりを生めない状況が続きましたね。
王座を交代させるからといって両者のカラーに反する
必殺技連発しないと決まらないブックを設定したのも駄目です。
悪くない試合。
Hタッグ王座戦、ノーDQ:フィリーズ・モースト・ウォンテッド(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ
ノーDQにする事でCZW所属のPMWに攻め手が出てきたとしたい所だけど
ブリスコズはハードコアな乱戦に関してもPMW以上に経験がありますからね。
元々CZWからトップに駆け上がったタッグだし。
試合は初っ端から良い暴れっぷりの見れる乱戦で面白いものの
ブリスコズの完勝と言っても過言ではない貢献度の違いで、
PMWからは王者の気迫というものが表現されず。
まあまあ良い試合。
総評
オープニングとメインが良い試合なのでまとまりはあるけれども
記念大会としてはスケール小さいですね。
メインも思っていた程見応えのある試合になってないんだよなぁ。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:6/4/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
@#1コンテンダーズ・マッチ:ドレイク・ヤンガーvs.デヴォン・ムーアABotB予選:サミ・カリハンvs.アレックス・コロン
BTV王座戦:ドリュー・グラック(ch)vs.ダニー・ハボック
Cスコッティ・ヴォルテックスvs.アクマ
DBotB予選、スクランブル・マッチ:ARフォックスvs.ライアン・マクブライドvs.リッチ・スワン
vs.アーロン・アルボvs.TYハーゲンvs.ジョナサン・グレシャム
EDJハイドvs.グレッグ・エクセレント(ノー・コンテスト)
FBotB予選、オープン・チャレンジ:アダム・コールvs.ピンキー・サンチェス
GCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ロバート・アンソニー(新チャンピオン!)
Hタッグ王座戦、ノーDQ:フィリーズ・モースト・ウォンテッド(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ(新チャンピオン!)