TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2003年 →CZW:Aftermath 8/9/03

CZW:Aftermath 8/9/03の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間30分です。

@ジョン・ダマーvs.ジュード
 ひどい試合の一言。

Aコーリー・キャッスルvs.GQvs.ナイルズ・ヤング
 醜悪。
 ゴミ箱に捨てたくなる3ウェイ。
 ひどい試合です。
 
 シンプリー・ルシャスが登場。
 暴漢が襲いかかるもカシュミアが救出します。
 ルシャスを惚れさせる作戦でしたが
 フラッシュ、ノックスによって暴漢がアシッドだった事を暴かれおじゃん。
 メサイア軍が現れカシュミアを救ってやります。

Bラッカスvs.ハリケーン・キッド
 攻めにおいても受けにおいてもキッドの貧弱な体が活かされていてスイングしている内容。
 只終盤はちょっと危険技に頼りすぎですね。
 特にラストのコーナー・トゥー・コーナーの攻防。
 ラッカスの椅子攻撃が余りに相手を省みておらず
 それによってキッドの目じりから血が吹き出てきたシーンは嫌な味がしました。
 キッドのキャリア・ベストの試合になったのは間違いないですけどね。
 平均より少し上。
 試合後キッドを責めるマネージャーをラッカスと協力してやっつけ、
 ザンディグらがキッドを見送ります。

Cグレッグ・マシューズvs.Zバー
 頑張って攻防をやってもそれが馬鹿げて見える下手さ。
 ひどい試合です。

Dデレク・フレイジャーvs.クリス・キャッシュvs.ニック・バーク
 試合開始最初から技優先でスポット・フェストな内容。
 コントロール約になるかと思っていたバークもそれにのってしまいましたね。
 少し悪い試合。

Eテーブルズ・マッチ:ニック・ゲイジvs.ネイト・ヘイトリッド
 ゲイジが休む事無く攻め立てる内に
 ヘイトリッドのモンスターぶりが増幅されていきます。
 テーブル数は思ったより少なかった物のハードで
 椅子トラップも繰り出されます。
 そして何よりフィニッシュ。
 実況席からステージの2段テーブルへのツームストンは
 まったく勢いが落ちず貫通していく、と表現するにふさわしい強烈な物。
 このぶつかり合いを締めるにふさわしいですね。
 好勝負に少し届かず。

Fタッグ王座戦:バックシートボーイズ(ch)vs.アダム・フラッシュ、イアン・ノックス
 最初は真面目にやっていたのですが
 途中から靴を履き替えたり、ダイブ祭りに
 ハードコア・スポットと安易な盛り上げに走っていきました。
 ファン・マッチとしてはありかな。
 悪くない試合。 

Gジョニー・ストームvs.ニック・バーク
 ストームはBOTB以来の登場なので
 歓声を受けていましたが試合はというと
 たった1つのムーブをするために入場口までいったり(しかもミスしてやり直し)と
 自分本位で尚且つそのくせ格好をつけようとするため、
 途中から見放す観客も現れ微妙な雰囲気に。
 悪い試合。

 ザンディグがモンドの負傷によりアイアン・マン王座が空位となった事をアナウンス。

HCZW王座戦:メサイア(ch)vs.ブラッド・ブラッドリー
 IWAに対してオープン・チャレンジを行い、それに現れたのがブラッドリーという形。
 メサイアがインサイド・ワークでいなして、という定番の構築だけどラストがいまいち。
 逃げようとするメサイアをザンディグが殴りつけて戻すも
 メサイア軍が乱入、どさくさに紛れて椅子攻撃でメサイアが防衛というものなんだけど
 脚攻めの所で普通に椅子を使ってレフェリーが何も言わなかったので台無しです。
 悪い試合。

IIWAライト級王座戦、ラダー・マッチ:JCベイリー(ch)vs.ソンジャイ・ダット
 期待通り体を張ったスポットを見せてくれますが
 余りにラダー・マッチという理の無い試合運びにのれません。
 いつもなら技優先でも粗を隠せる勢いがあるのに。
 悪くない試合程度。

Jジュニア級王座戦:ラッカス(ch)vs.B-Boy
 両者のスタイルをぶつけ合った結果、
 それぞれ別のアングルから試合を壊しています。
 少し悪い試合。 

Kイアン・ロッテンvs.ネイト・ウェブvs.ネクロ・ブッチャーvs.コーポラル・ロビンソン
 IWAがどんなものか見せてみろ、とザンディグにより組まれた試合。
 それぞれ幾つか良い所は見せているのだけど
 4ウェイな上にカットが1つも無しなしという散漫っぷり。
 楽しめるけどメインとして、IWAのショーケースとしては失敗です。
 悪くない試合。
 試合後イアンのアピールにザンディグも登場。
 メサイアが奇襲をかけるとイアンらも一緒になってザンディグをリンチ。
 CZW軍が現れると逃げていく。
 ザンディグがイアンとメサイアに決着をつけてやる、とアピールして終了。

総評
 IWAとの軍団抗争が外れた形で微妙な大会。
 しかしEはかなりのものです。
 (執筆日:9/6/09) 
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

EBJPWデス・マッチ王座戦、テーブルズ・マッチ:ニック・ゲイジ(ch)vs.ネイト・ヘイトリッド 
  組むとヘイトリッドが押し飛ばす。
  もう1回。
  ゲイジがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックルを狙うも逆に倒され場外に避難。
  リングに戻る。
  ゲイジがフォア・アームズを連発し殴りつけて場外に出す。
  椅子を背中に叩きつける。
  椅子を投げてぶつける。
  フェンスにぶつける。
  椅子を4脚立てると椅子をのせそこへのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上からトペ・アトミコを決める。
  テーブルをリングに入れコーナーに立てかける。
  リングに入ったヘイトリッドを起こすとテーブルに振ろうとする。
  ヘイトリッドが振り返す。
  テーブル前で踏みとどまったゲイジを殴りつけていく。
  ゲイジがガードしフォア・アームズを連発。
  蹴りを放つ。
  受け止められるもフォア・アームズへ。
  ヘイトリッドは避けるとテーブルへのジャーマン。
  カバーするもカウント2。
  ストンピング。
  コーナーにぶつけ蹴りまくる。
  割れたコーナーのテーブルに振ってぶつける。
  カバーするもカウント2。
  テーブルの破片を手にするとゲイジに叩きつける。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振るとパワー・スラム。カウント2。
  場外に出ると椅子を6脚並べる。
  そこに椅子をのせていく。
  リングに戻るとゲイジの背中に椅子を叩きつける。
  デューイとセキュリティーによって先ほどのトラップが2段にされ、椅子がのっけられている。
  ヘイトリッドはゲイジをエプロンに出すとコーナー上へ。
  ゲイジがヘイトリッドを殴りつけトラップへのスーパープレックスを狙う。
  ヘイトリッドが殴りつけゲイジは下がるもヘイトリッドにデッドリー・ドライブ。
  ヘイトリッドは椅子トラップの上に落ちる。
  ゲイジがカバーするもカウントは2。
  リングに戻すと立てた椅子へのバック・ドロップ。
  ブレーン・バスター。
  コーナー上へ。
  デューイが脚にしがみつく。
  ゲイジは蹴り飛ばすもその間にヘイトリッドが起き上がりゲイジを突き飛ばす。
  ゲイジは場外のテーブルに転落する。
  ヘイトリッドが場外に降りカバー。カウント2。
  ゲイジの背中に椅子を叩きつける。
  リングに戻す。
  デューイがコーナーの上にテーブルをのせる。
  ヘイトリッドはゲイジをそのテーブルの上にのせ自身も上にのる。
  そこからやや崩れながらもリングへハンギング・ツリー・ボム。
  カバーするもカウント2。
  場外に出すと柵にぶつける。
  入場口の方へ連れて行く。
  ステージに2段テーブルを設置。
  ゲイジを殴りつけながらステージの上の実況席へと連れて行く。
  パワー・ボムを狙う。
  ゲイジが耐えて担ぎ上げる。
  ヘイトリッドが逃れ担ぎ上げると2段テーブルへのツームストン。
  カバーし1,2,3!
  ヘイトリッドが新チャンピオンに!

試合結果

@ジョン・ダマーvs.ジュード
Aコーリー・キャッスルvs.GQvs.ナイルズ・ヤング
Bラッカスvs.ハリケーン・キッド
Cグレッグ・マシューズvs.Zバー
Dデレク・フレイジャーvs.クリス・キャッシュvs.ニック・バーク
EBJPWデス・マッチ王座戦、テーブルズ・マッチ:ニック・ゲイジ(ch)vs.ネイト・ヘイトリッド(新チャンピオン!)
Fタッグ王座戦:バックシートボーイズ(ch)vs.アダム・フラッシュ、イアン・ノックス
Gジョニー・ストームvs.ニック・バーク
HCZW王座戦:メサイア(ch)vs.ブラッド・ブラッドリー
IIWAライト級王座戦、ラダー・マッチ:JCベイリー(ch)vs.ソンジャイ・ダット(新チャンピオン!)
Jジュニア級王座戦:ラッカス(ch)vs.B-Boy
Kイアン・ロッテンvs.ネイト・ウェブvs.ネクロ・ブッチャーvs.コーポラル・ロビンソン