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Wrestling Open:Best of Wrestling Open 2023の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@60分アイアン・マン・マッチ:アレック・プライスvs.チャニング・トーマス(1/5/23)
 かなり割り切った構成でしたね。
 
 チャニングのブラス・ナックル没収騒動のどさくさから始まり、
 最初の15分は場外戦を中心に攻防。
 
 チャニングの丁寧なダメージ表現と
 アレックの伸び伸びとした身体能力披露に盛り上がっていました。

 15分前後、アレックがトペを狙った所でチャニングが椅子で迎撃。
 これでDQになるもレスト・ピリオド中に椅子を連打すると
 そこから数分の内に立て続けにフォールを連取し、0-2を追いつく所か5-2。

 ここから40分経過まではアレックが完全KOから5-4に追いつくまでの
 盛り返していく様子をまったり。
 フォールを取られても常にチャニングが優位に立っているので、
 芯は通っているもののストーリー性は豊かとは言い難かったですね。

 一方でシンプルな内容を時間かけて
 ちゃんと描けたのは地力がある証拠とも言えますが。

 40分経過して本番。
 恵まれた体躯を持つチャニングに対し、
 アレックが身体能力を駆使して立ち向かい
 目まぐるしい攻防で、最後の20分間の充実度は間違いなく好勝負のそれでしたね。

 60分の試合として見ると最初の40分間がシンプル過ぎて後一歩ながら
 最後の良い印象が強い激闘でした。

 チャニングは今後売れていくかもしれないですね。
 
 好勝負に少し届かず。

AWO王座、スカイウォーカー王座戦:イチバン(WO ch)vs.アンソニー・グリーン(Sky ch)(6/15/23)
 アンソニーが抑揚をつけイチバンのスピード、飛翔力を引き出して
 ぐっと惹きつけたハイ・テンポな出だしとなっています。

 攻防の作り方としてオーソドックスな方法論にも頼りつつ
 個性を失わず勢いある攻防に仕上げていますね。

 ダブル王座戦の価値はある内容といえます。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/23)