PWR:Best of PWR 2023の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | リミックス王座戦:アレックス・シェリー(ch)vs.ジェイク・クリスト(4/6/23) マイク・ベイリーvs.ブライアン・キース(11/16/23) |
@ノーDQマッチ:ザ・ラスカルズ(トレイ・ミゲル、ザッカリー・ウェンツ、マイロン・リード)vs.セカンド・ギア・クルー(マシュー・ジャスティス、マンス・ワーナー、1コールド・マンダース)(2/2/23)
ラスカルズの躍動感、SGCのラフ殺法。
ガードレールやドア、椅子、ラダー、と
カオスな乱戦の中でどんどん凶器が加わっていきます。
そして目立のスカフォード。
観客席裏で一発放つだけでなく、
リング横にも移動させてきて2発目、3発目。
ちょっとテンポが良くない部分もありますが、
更には火炎放射も加わるクレイジーっぷりに大いに盛り上がりました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aリミックス王座戦:アレックス・シェリー(ch)vs.ジェイク・クリスト(4/6/23)
オーソドックスながらきちっとしたレスリング。
セコンド介入から場外乱闘に出ると
シェリーが反撃の一手としてエプロンへのシェリー・ショック。
これでジェイクが流血します。
それに合わせてシェリーもラフに見せ方をアレンジ。
あえてアクションを重ね過ぎない凄惨さの見せ方も際立っていますね。
ジェイクもダウン・ベースからの見せ方が分かっていて、
サブミッションにこだわった攻めが非常に良い親和性を生み出しています。
セイビンがおおっぴらに乱入する終盤の乱入劇のバランスは
まだ改善の余地あったかもだが予想以上に印象的な一戦でした。
ぎりぎり好勝負。
Bデス・マッチ:サミ・キャリハンvs.マーシャ・スラモヴィッチ(5/6/23)
ガツガツ攻め合う形になるかと思いきや、
初手:有刺鉄線ドアへのDVDからサミが支配。
ピザ・カッターで流血させる際の恍惚な表情など
サミらしさはある一方でマーシャである理由はどこまであったか。
マーシャが画鋲を受けつつも狂気の表情で起き上がるシーンなど
点では良い所もあるのですが、線になりきらず、
まったりペースで進めるサミの試合で、2人の試合になりきらなかったですね。
マーシャの受け身量考えると
デス・マッチをこなれていないと出来ないものではあるのですが…。
まあまあ良い試合程度。
Cマイク・ベイリーvs.ブライアン・キース(11/16/23)
勢いの良い打撃戦でスタート。
場外にも映ってテンポ落とさず。
何度となく今年戦っているだけに数え歌なだけに
ハイ・テンポで一進一退を混ぜていきます。
受けに回って休むことなく走り切りましたね。
背中を相手に向けてチョップを打たせたりと
シンプルな意地の張り合いが熱かった。
文句なしに好勝負。
D望月成晃vs.マイク・ベイリー(12/2/23)
ハードな蹴りあいでスタート。
ベイリーの蹴りを鉄柱に誤爆させ望月の脚攻め。
一本筋通す中で一つ一つディティールを整えました。
シンプルながら心地よい深みあり。
最後のフィニッシュがミス気味でしたが、なぜか格好ついていましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:12/?/23)