TOPアメリカン・プロレスどインディー →H2O:Best of H2O 2022

H2O:Best of H2O 2022の分析


名勝負 なし
好勝負 200本蛍光灯デス・マッチ:マット・トレモントvs.アレックス・コロン(3/7/22)

@マーシャ・スラモヴィッチvs.ミッキー・ナックルズ(1/1/22)
 マーシャが後ろ手に組んでミッキーとの打撃の耐え合いを志願。
 ヘッド・バット、チョップの耐え合い、見応えがありますね。

 必ずしも息は合っていませんが
 ハードな攻めで矯正し合って同じ方向は向いています。

 ドギー・スタイルでの頭突き合戦も後半は飛び出します。
 最後は壊れた椅子へのスクープ・スラム。

 マーシャがミッキーの土俵に入り込んだので
 マーシャの120%の魅力の発揮とはいきませんでしたが、良いもの見せてもらいました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

A200本蛍光灯デス・マッチ:マット・トレモントvs.アレックス・コロン(3/7/22)
 そこまでスター的に格好がついていなくても
 丁寧に一本一本手を抜くことなく蛍光灯を打って行きます。

 一つ一つのシークエンスのまとめ方に間違いがないですね。

 蛍光灯の破片がリングに蓄積していくといっても
 安定しているが故の欠点、どう跳ねさせるかに関しても杞憂に終わり、
 凶器に頼らずとも終盤の見せ方をしっかりつけて盛り上げました。

 その上で蛍光灯束で華やかに〆。

 期待していた内容に仕上げてくれました。

 ぎりぎり好勝負。

B蛍光灯200本デス・マッチ:マット・トレモントvs.ジョエル・ベイトマン(3/14/22)
 トレモントは第一人者として胸を貸し、
 形式の蛍光灯を使ってベイトマンを甚振りますが、
 その凶器に依存せずとも声かけ等アピール力もあるので
 攻めターンの中で緩急つけれるのが良いですね。

 外様のベイトマンが劣勢という
 つまらない展開でも見れるように作れる。

 ベイトマンの反撃も蛍光灯の物量があるので見応えあり。

 形式通りシンプルな見せ方で充実の内容に仕上げています。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cオール・アウト・ウォー:ケネディ・コープランド、クリス・ブラッドリー、クリスチャン・ロスvs.ジミー・ライオン、シュラック、ダン・オヘア(4/23/22)
 一人女性のケネディはややもたつくも
 この面子の中で体を張るのは見事です。

 荒々しい乱戦で変に格好をつけることなく凶器をぶつけ合う攻防には
 00年代前半のデス・マッチ・シーンを思い起こさせる熱さがありましたね。

 ノー・レフェリー・ノー・ルールの中で、
 最後、USデス・マッチ・シーンで象徴的凶器である芝刈り機で〆たのも良かった。

 地味に今年のUSデス・マッチ・シーンを代表する試合の一つか。

 好勝負に少し届かず。

DTTTDMトーナメント決勝、サバイブ・オア・サファー・ライト・チューブ・デス・マッチ:クリス・ブラッドリー、クリスチャン・ロスvs.デクラ・グラント、ジェス・モスvs.ディラン・マッケイ、ラッキー13vs.ダン・オヘア、SHLAK(5/21/22)
 最初のリング自体にはロープに蛍光灯が10数本ぐらいしか設置されていないものの
 特に手抜きするつもりはなく、都度凶器を手にして暴れまわります。

 やはり8人もいると乱闘の密度は高くて良いですね。

 女性のジェスは体を張っていましたし、
 シュラックは視覚的にインパクトのあるムーブで輝いていました。

 イリミネーション・ルールも適切に活きており、
 決勝として期待する物がしっかり提供されていました。
 トーナメントを1回戦のみにしたかいはありましたね。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/22)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@マーシャ・スラモヴィッチvs.ミッキー・ナックルズ(1/1/22)
A200本蛍光灯デス・マッチ:マット・トレモントvs.アレックス・コロン(3/7/22)
B蛍光灯200本デス・マッチ:マット・トレモントvs.ジョエル・ベイトマン(3/14/22)
Cオール・アウト・ウォー:ケネディ・コープランド、クリス・ブラッドリー、クリスチャン・ロスvs.ジミー・ライオン、シュラック、ダン・オヘア(4/23/22)
DTTTDMトーナメント決勝、サバイブ・オア・サファー・ライト・チューブ・デス・マッチ:クリス・ブラッドリー、クリスチャン・ロスvs.デクラ・グラント、ジェス・モスvs.ディラン・マッケイ、ラッキー13vs.ダン・オヘア、SHLAK(5/21/22)