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DPW:Best of DPW 2023 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 ジェイク・サムシング、マイク・ベイリーvs.ブライアン・キース、タイタス・アレキサンダー(12/10/23)

ノー・ホールズ・バード:アンドリュー・エヴェレットvs.BKウェストブルック(12/10/23)

タッグ王座戦:ワークホースメン(アンソニー・ヘンリー、JDドレイク)(ch)vs.モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)(12/10/23)

女性王座戦:さくらえみ(ch)vs.高瀬みゆき(12/10/23)

@ジェイク・サムシング、マイク・ベイリーvs.ブライアン・キース、タイタス・アレキサンダー(12/10/23)
 セコンドが妨害したり、セコンドに攻撃して挑発したり、と
 セコンド含めて4人を意識したやり取り。
 
 タイタスがタッグとしての場の動きを意識しながら動けていますね。
 以前見た時よりも考えが深まっています。

 ジェイクも大暴れで1対2のスポットは迫力あり。

 他ベイリーとキースが激しいエルボーの耐え合いをして
 インディー数え歌として盛り上げたりと豊潤な攻防の数々。

 お互いそんな組んだことのないタッグながら
 タッグとしてのカラーが出ていて今後も組んでほしいと思わせる仕事ぶりでした。

 繰り返しますが中でもタイタスが予想以上の貢献で天晴でした。

 文句なしに好勝負。

Aノー・ホールズ・バード:アンドリュー・エヴェレットvs.BKウェストブルック(12/10/23)
 軽量級のスピード感あるやり取り。
 観客席へのスプリングボードを見せる一方で
 ハードコア要素で流血も追加。

 BKがヒールとして適切な煽りができていましたね。

 ラダーにテーブルとハードコアな後押し。
 とはいえハードコアでクオリティが上がるのは想像できることでもあります。
 
 最後も綺麗なフィニッシュで正しく激闘、
 それゆえにそれ以上でもありません。
 BKはまだ無名なので、いまはこれで十分キャリア・ブレイクではありますけれども。
 まずは良く頑張りました。

 ぎりぎり好勝負。

Bタッグ王座戦:ワークホースメン(アンソニー・ヘンリー、JDドレイク)(ch)vs.モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)(12/10/23)
 MCMGがDPW参戦。最強の挑戦者ですね。

 MCMGがキャリアの差を見せつけつつも
 ワークホースメンも熟練のタッグ・ワークで応戦。

 双方タッグのテクを盛り込んでいきます。

 形作りを意識していて綺麗にまとめた形なので、
 この2タッグならより自由にもっと上も目指せる内容ですが、
 MCMGが勢いのあるDPWにやってきて、
 王座戴冠=継続参戦という結末は幸せしかないですね。

 ぎりぎり好勝負。

C女性王座戦:さくらえみ(ch)vs.高瀬みゆき(12/10/23)
 高瀬の仕掛け。
 その分かりやすい魅力を前面に出しつつも
 単純すぎる形にならないよう微調整するさくらの懐の深さも光ります。

 高瀬の観客をのせる力とさくらの煽り力が入り混じります。

 ハード・チョップの耐え合いをポイントで入れつつも
 場面場面でその見せ方が違うのは見事。

 年末最後の興行のメインをこの数え歌にしたDPWも最高ながら
 それにふさわしい内容にしたこの2人にも拍手。
 お見事です。

 文句なしに好勝負。

 (執筆日:12/?/23)