C4:Best of C4 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ジョナサン・グレシャムvs.ケビン・ブラックウッド(4/22/22) スチュグレイソンvs.AKIRA(10/21/22) |
@ジョナサン・グレシャムvs.ケビン・ブラックウッド(4/22/22)
グレシャムのチョップとケビンの蹴りで執拗な打ち合い。
グレシャムは意図的に大きな変化を起こして試合を変えていき、
ケビンはグレシャムの匠の技についていけることを証明。
それはリアルなスキルに裏打ちされたストーリーで魅力的ですね。
ケビンもグレシャムの絵図に収まらないパフォーマンスを見せました。
セミ、メインが8分なのにこの試合は21分もの試合時間が割かれていますが、
その期待に見事に応えて見せました。
ぎりぎり好勝負。
Aエディ・キングストンvs.スチュ・グレイソン(8/19/22)
AEWから離れて再起を図るスチュと
ゲヴァラと喧嘩してAEWに残りつつ出直しのキングストン。
AEWスターとして振舞ってお茶を濁すことなく、
丁寧な試合のセットアップで
手を抜いていると感じるシーンは一切なし。
スチュもこんなに出来たのか、と感じる程芯の通ったファイト。
それに応えるワークをキングストンが見せ、
最後はボード葬も使って大盤振る舞いの盛り上げ。
これは良い試合でしたね。
好勝負に少し届かず。
Bスチュグレイソンvs.AKIRA(10/21/22)
思わぬ見応えあるグラウンド。
スチュが蹴り上げられた反動でラナに持っていく演舞など
スチュがホームとしてエースの振る舞いを見せていますね。
立場が人を変えることを実感する内容です。
ハード・ヒットとサブミッション合戦の両方向で尖がらせつつ、
その見せ方徹底して最後まで貫きました。
これがミッド・カードで見られるとは思いませんでした。
最後も一つ一つのニア・フォールで盛り上がりました。
ぎりぎり好勝負。
CC4王座戦:ケビン・ブラックウッド(ch)vs.ジョナサン・グレシャム(11/18/22)
グレシャムが布石散りばめつつ脚攻めに収束。
ケビンはいつもより受けに回りつつ気合いで場面転換させ打ち合いに転じます。
自分の掌に試合を載せることが出来ています。
グレシャムはトンカチを持ち出すシーンもありましたが、
この中途半端なヒールはいらなかったですね。
その後に見せたように目まぐるしい攻防だけで十分魅せられます。
ケビンの足の痛みも上手く織り交ぜられていました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:12/?/22)