AEW:Best of AEW TV Matches 2023 part.7の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ジ・エリート(アダム・ペイジ、ヤング・バックス)vs.ブラックプール・コンバット・クラブ(クラウディオ・キャスタニョーリ、ジョン・モクスリー、ウィーラーYUTA)(Dynamite 6/14/23) バレット・クラブ(ジェイ・ホワイト、ジュース・ロビンソン)、ザ・ガンズ(オースチン・ガン、コルトン・ガン)vs.CMパンク、リッキー・スタークス、FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Collision 6/24/23) |
@ジ・エリート(アダム・ペイジ、ヤング・バックス)vs.ブラックプール・コンバット・クラブ(クラウディオ・キャスタニョーリ、ジョン・モクスリー、ウィーラーYUTA)(Dynamite 6/14/23)
観客が予想する前に場外シーンを織り交ぜて華々しいスポット。
その一方で落ち着いたトリオの試合運びも見せます。
両者チームとして上手き機能しているので
試合としても見ていて面白いですね。
また、誰一人として他がやってくれるだろう、で動かず、
試合を通してハード・ワークで貢献しました。
ぎりぎり好勝負。
Aバンディードvs.竹下幸之助(Rampage 6/14/23)
ヒールとしてキャラを確立させたい竹下。
ヒール・アピールを積極的に行っていますね。
ブーイング、雰囲気感を踏まえて試合運びを行っており、
アメリカ的感覚は物足りないものの今後に期待が持てます。
上記の為に良くも悪くもアピール・マッチの装いはあり、
PWGの激闘そのままとはいかず、
終盤はビッグ・スポットによる押し上げが目立ちましたが、
両者の良い所はお互い知っているので合格点のレベルにはなっています。
中々良い試合。
BCMパンク、FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)vs.サモア・ジョー、バレット・クラブ(ジェイ・ホワイト、ジュース・ロビンソン)(Collision 6/17/23)
自分の見せ方と相手のそれが重ならず、
特にジュースとジェイはAEWでNJPWとどこまで同じ活躍ができるかやや心配ですね…。
とはいえこうして番組が増えて同じ相手と場数増えれば
調整はすぐに利かせてくれそうな気もしますね。
騒動ありながら結局初回放送に間に合ったパンク。
ジョーとのライバリティ、そして今後のジェイとの抗争への期待感でまずまずの働き。
試合の中ではトリオながらダックスの貢献量が飛びぬけて大きく、
ジョーにしても実はダックスとのハード・ヒットな攻防の方が目玉でしたね。
初回放送の大まかな顔見せ、指針としては十分なロング・マッチでした。
中々良い試合。
Cバレット・クラブ(ジェイ・ホワイト、ジュース・ロビンソン)、ザ・ガンズ(オースチン・ガン、コルトン・ガン)vs.CMパンク、リッキー・スタークス、FTR(キャッシュ・ウィーラー、ダックス・ハーウッド)(Collision 6/24/23)
パンクに対する反応、前回は復帰のご祝儀がありましたが、
中々コントロバーシャルな感じになっていますね。
ジェイとの抗争はヒール対決っぽくもなりそうです。
しかしそんなのも上手く操ってみせる2人なので
この状況はむしろ美味しいか。
先週と異なりガンズが加わったことで、
FTRはキレキレでタッグ・ワークを披露。
つなぎ役をこなすレスラーが面子の中にいることで
個とタッグの見せ場がそれぞれ格段に良くなって、
しかもそれが浮かずにまとまりきりましたね。
リッキーもこの中で十分輝いていてCollisionの中でどう活躍していくか楽しみ。
後半のパンク孤立では上述のコントロバーシャルな部分も
見せ方でコントロールできることが証明され、
クライマックスのジェイのもAEWに入ってからピカイチの存在感で、
Collisionへの注目度がガンと上がった一戦でした。
ぎりぎり好勝負。
Dジョン・モクスリーvs.石井智宏(Dynamite 6/28/23)
気合で打撃を耐え合ったり打ち合ったり。
どストレートながら盛り上がる攻防が見られます。
モクスリーの緩急に乗せられる一方で
石井は一進一退として適切ではあるものの
TV的ダイナミズムに乗っていない所がありましたね。
キングストンが途中で現れCCらが介入しないように牽制したように
石井はストーリーの為に追加ゲスト参戦しただけに過ぎないのですが、
それを感じさせ過ぎてしまう内容にもなってしまいました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:6/?/23)