TOPアメリカン・プロレスAEW 2020年 →AEW:Revolution 3/8/21

AEW:Revolution 3/8/21の分析


名勝負 なし
好勝負 ストリート・ファイト:スティング、ダービー・アレンvs.リッキー・スタークス、ブライアン・ケイジ

AEW世界王座戦、エクスプローディング・バーブド・ワイヤー・デス・マッチ:ケニー・オメガ(ch)vs.ジョン・モクスリー

@ブリット・ベイカー、伊藤麻希vs.サンダー・ローザ、リホ

@タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.クリス・ジェリコ、MJF
 乱戦要素織り込みつつタッグの形へ誘導。
 バックスの巧みなテクニックに脱帽ですね。

 ジェリコ、MJF、ワードロウは古臭い(褒め言葉)
 アピールに試合運びで個性を見せます。

 マットの孤立シーンでは
 昔ながらのゾーン・ディフェンスで
 タッチできそうでできない攻防で盛り上げていきます。

 ジェリコの動体視力は落ちており、攻防合わせで物足りなさは感じますが、
 キレキレの演舞だけが武器ではないので、
 それぞれ違う性質の見せ場で試合に貢献。

 オープニングとして良いスタート・ダッシュを切りました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:4/?/21)

Aカジノ・タッグ・ランブル

B女子王座戦:志田光(ch)vs.水波稜
 水波の大仰でコミカルな動きは好き嫌い分かれそうですね。
 観客を楽しませる前にパワー・ファイターとしての立ち位置を見せて欲しかった。
 
 場外、花道のスポットがあるものの
 前段がないので攻防作りの為の攻防の印象です。

 乗っている時はリズミカルに見せ場が繋がり見応えがあるものの、
 ダメージ表現の拙い水波がファイティング・スピリットを乱入するので
 試合全体の印象としてはかなり内輪的なものに見えてしまいます。

 まあまあ良い試合。

Cミロ、キップ・セイビアンvs.オレンジ・キャシディー、チャック・テイラー
Dアダム・ペイジvs.マット・ハーディ
Eフェイス・オブ・レボリューション・ラダー・マッチ:スコーピオ・スカイvs.ランス・アーチャー、コーディ・ローデス、ペンタ・エル0M、イーサン・ペイジ、マックス・キャスター
・大物契約の発表。クリスチャン・ケイジが登場し契約書にサイン。

Fストリート・ファイト:スティング、ダービー・アレンvs.リッキー・スタークス、ブライアン・ケイジ
 メインのリング設営もあるのでセミはシネマティック・プロレスを。
 
 アレンがスケボーにのって会場の廃屋に到着。
 廃屋は雰囲気があるし、スティング・フォロワーによる演出も良く、
 ワクワクするような立ち上がりでしたね。

 カメラワークにも拘り演出。
 
 テイカーと同じくスティングの商品価値を今なお輝かせる方程式を導き出しました。

 ただ編集もできるのですからスティングは
 スタークスに対してもう少し受けて
 スタークスのパワー・バランスを押し上げて欲しかったし、
 無理にリングに拘らなくても良かった気はします。

 AJ vs.テイカーに次ぐシネマティック・プロレスの傑作です。

 ぎりぎり好勝負。

GAEW世界王座戦、エクスプローディング・バーブド・ワイヤー・デス・マッチ:ケニー・オメガ(ch)vs.ジョン・モクスリー
 まずはバーブド・ワイヤーにぶつかるまいと防ぎ合い。
 デス・マッチ界の定石ですが、
 通常形式でトップ級のレスラー2人なので当然良い形で出来ています。

 有刺鉄線バットを絡めた攻防の中で最初の爆破。
 爆破は20年前以上の物と同じレベルでチープですが、
 最大級にダメージを受けるものと仮装し
 素晴らしいダメージ表現を見せていますね。

 均衡したバランス感の演出も見事です。

 一方で後半からはモヤモヤと。
 エプロン横の有刺鉄線ボードは爆破、
 という名の火花が炸裂地点から離れた四隅からなので、
 視覚的に結びつけるのが困難になってきます。

 それを気にせず続いてはロープ・ブレイクで足をのせた時に爆破が起こり、
 カバーしていたオメガが目をやられるというネタ展開。

 グッド・ブラザーズの乱入絡みで締めて、
 試合後に30分という時間制限一杯になってのリング爆破…というには余りしょぼい花火。
 
 規制は少なからずあったでしょう。
 皆が納得するような大爆破はできないにしても
 もう少しましにする方法は幾らでもあったはず。
 それを大爆破できないなら、と意図的にFMWオリジナルにダウン・グレードした所があるでしょう。
 FMW愛。大仁田愛。
 目をやられる所や乱入絡めてしまう所なんて本当に大仁田っぽい。
 ただ愛は良いんだけれども
 AEWという世界の最先端で個人的な愛を叫ばれることへの戸惑いがあります。

 側面ではAEWがオメガのそれを許してしまった、という事実も意味する。
 いやぁ副社長、権力ある副社長なんだけどね。
 そこにはAEWに求める団体像とAEW自体のそれとのズレがあって、
 それはあって当然しかるべきもので赤の他人に完全一致を求めるのもナンセンスなんだけど
 こうもあからさまに見える形で提示されるとモヤモヤしてしまいますね。

 ケニーが装置を作ったいうプロレスのストーリー・ラインがあるといっても
 実際キングストンはそれでKOする程の大爆発という扱いになっている訳で救いにならず。
 
 試合自体は有刺鉄線を使って凄惨さを出せているし、
 まとめ方も上手いのだけど、どこまで言っても消化できない前時代的爆破が胃もたれ。
 
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:3/?/21)

Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ブリット・ベイカー、伊藤麻希vs.サンダー・ローザ、リホ
@タッグ王座戦:ヤング・バックス(ch)vs.クリス・ジェリコ、MJF
Aカジノ・タッグ・ランブル(勝者:レイ・フェニックス、Pac)
B女子王座戦:志田光(ch)vs.水波稜
Cミロ、キップ・セイビアンvs.オレンジ・キャシディー、チャック・テイラー
Dアダム・ペイジvs.マット・ハーディ
Eフェイス・オブ・レボリューション・ラダー・マッチ:スコーピオ・スカイvs.ランス・アーチャー、コーディ・ローデス、ペンタ・エル0M、イーサン・ペイジ、マックス・キャスター
Fストリート・ファイト:スティング、ダービー・アレンvs.リッキー・スタークス、ブライアン・ケイジ
GAEW世界王座戦、エクスプローディング・バーブド・ワイヤー・デス・マッチ:ケニー・オメガ(ch)vs.ジョン・モクスリー