Germany Classic:Best of Germany 1986の分析
名勝負 | パイレーツ・ファイト・マッチ:フランツ・ヴァン・バイテンvs.デイヴ・テイラー(10/5/86) |
好勝負 | なし |
@パイレーツ・ファイト・マッチ:フランツ・ヴァン・バイテンvs.デイヴ・テイラー(10/5/86)
(頻繁にカットあり)
(1コーナー上に設置された旗を取ることが勝利条件で、
それぞれの腕がチェーンで繋がれている形式です)
レスリングで鬩ぎ合う際に
リアルに力をかけており緊迫感が凄まじいですね。
テイラーがロープ際に押し込んでの打撃など
既に意味性を持っている部分でも
ハードに打ち込んでいて見応えがある。
チェーンによる距離感のコントロールもしっかりしていますね。
勝敗条件自体は旗を取るというゲーム性の高いものですが、
自分の出身国の威信を背負って
相手との遺恨闘争を決着させるという本義に基づき、
KO級の戦いを繰り広げています。
vs.メルクスと同じく最後が土俵で押し切るような勝ち方で
大技を決めて取る方が個人的には良いのでは、と思いますが、
それ以外には文句のつけようのない内容ですね。
カメラ・ワークも雰囲気があり、
チェーン/ストラップ系の試合の中でも3本指に入る出来です。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:5/?/20)