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CMLL:Best of CMLL 2019 Part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:ヌエヴァ・ジェネラシオン・ディニアミタス(エル・クアトレロ、フォラステロ、サンソン)vs.アンヘル・デ・オロ、エル・ソベラーノJr.、ニエブラ・ロハ(1/4/19)

ウニベルサル王座トーナメント決勝、3本勝負:ニエブラ・ロハvs.エル・テリブレ(2/15/19)

ウェルター級王座戦、3本勝負:ドラゴン・リー(ch)vs.メフィスト(3/19/19)

@3本勝負:ドラゴン・リーvs.バルバロ・カベルナリオ(1/4/19)
 カベルナリオが先取。
 そのまま2本目も場外で投げたり、
 マスクを剥ごうとしたりとドミネイトを継続。
 ただマスク剥ぎがやりすぎだとしてDQに。
 適当な最初の2本ですが、
 アクション温存してストーリーを作ったという意味ではアリか。

 ということで3本目。
 リーがトペから感情的な攻めで盛り上げ、
 カベルナリオも打ち返してセットアップは完了。
 カベルナリオのパワフルな攻めで
 リーのカウンターも冴える良い関係性が築けています。
 ドライバー系のハードな技をカウント2で返しあう
 終盤も盛り上がりましたが、もう一ひねり欲しかったか。
 好勝負に少し届かず。

A3本勝負:ヌエヴァ・ジェネラシオン・ディニアミタス(エル・クアトレロ、フォラステロ、サンソン)vs.アンヘル・デ・オロ、エル・ソベラーノJr.、ニエブラ・ロハ(1/4/19)
 テクニコの軽快さとルードの確かな受けが
組み合わさって豊かなレスリングからフックのあるスポットで〆。
 1本目だからで言い訳せず、コンパクトな中に
 起承転結のある内容が素晴らしい。

 2本目。
 ルードが制圧しようと複数リングに入るも
 返り討ちにあっていくという別ベクトルで盛り上げ。
 今勢いのあるソベラーノが魅せてましたね。
 最後はようやくルード制圧が完了し1-1。

 非常に充実した形で3本目へ。
 スタートのダイブ乱れ打ちなど
 トリオならではの攻防で盛り上げます。
 最初から最後まで被ることのない見せ場で
 個々が誰一人落ちることなくしっかり仕事をした一戦でした。
 ぎりぎり好勝負。

Bウニベルサル王座トーナメント決勝、3本勝負:ニエブラ・ロハvs.エル・テリブレ(2/15/19)
 オーソドックスなレスリングながら
 2人が立場を踏まえながら色合いを加えた出だし。
 1テンポ空いてこそあるものの
 仕掛ければそれに対してちゃんと答えが返ってくる良い関係性です。
 ロハが最初にトペを炸裂させ攻め込んでいくも
 セコンドの介入からテリブレがジャーマンを決め先取。
 1本目からかなり見応えがありましたね。

 2本目。
 テリブレが引き続き場外で甚振り。
 渋さにじみ出た格好良さがありますね。
 ここまで思考深いプロレスをできたかと感心しました。
 ロハがトペコンにフェンス上からアトミコ。
 ロハは正確且つ制動が利いていながら情熱を感じさせるのが魅力です。
 しかし、中々フォールに結びつかないシーソー・ゲーム。
 テリブレの芳醇な表現も拍車がかかり、
 コーナー上で張り手を連打するシーンは見事でしたね。
 2−0の可能性も見えてきた中で、
 大技一つ一つ効果的な攻防を繰り広げました。
 最後はまたもやセコンド絡みでのフィニッシュでしたが、
 ルチャMOTYCかという大満足の内容でした。
 文句なしに好勝負。

C3本勝負:ティタンvs.カベルナリオ(2/22/19)
 1本目はカベルナリオが形を作ってあっさり目に。
 2本目はそのままカベルナリオ優位から。
 ミニを使ったり場外を使ったりして煽っていきます。
 ティタンが焦らし焦らして一発逆転させ1-1。

 3本目はじっくり時間を取って
 定番ムーブの使いどころは間違っていないし、
 徐々に疲労感を持たせてクオリティを上げていきます。
 技の組み合わせ方も良かったですね。
 ただ特筆すべきレベルにまでは至らず。
 この2人ならこの2人にしか出来ないものを見せてくれたはずなんですが。
 それでも最後のフィニッシュの持って行き方は非常に格好良かった。

 好勝負に少し届かず。

D3本勝負:ミスティコ、カリスティコ、ヴォラドールJr. vs.サンソン、クアトレロ、フォラステロ(2/22/19)
 軽やかな演舞からダブル・ダイブ。
 ミスティコがミスティカをキメ1本です。
 2本目も同じく軽快な攻防押し。
 今度はトリプル・ダイブで盛り上げます。

 3本目はルードのリング制圧から。
 トリオとしてしっかり動けていますね。
 組み体操的にジャベを決めている所に
 テクニコが飛びついてシザース。
 そこから派手にテクニコの反撃でスポットの連打。
 ハイ・フライヤーの武器を前面に押し出して
 単純明快間違いない内容に仕上げています。
 中々良い試合。

Eトリオス王座戦。3本勝負:ユーフォリア、グラン・ゲレロ、ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.カリスティコ、ドラゴン・リー、ヴォラドールJr.(3/15/19)
 1本目はダイブなしでまとめあす。
 カリスティコの吊り天井からの脱出に始まり
 背後から控えのフライ、3人同時ゴーリー・スペシャルと印象的なシーンは作れている。

 2本目引き続きルードが支配。
 ここでもルードが常に3人で動くので
 通常より派手なスポットが生まれていますね。

 3本目。
 トップ・フライヤーのテクニコのムーブを引き出して行き
 3人同時ダイブで大きく盛り上がります。
 連鎖スーパープレックスもありましたね。
 そこから一転シングルの見せ場に移ります。
 UGはユニベルサル王者でしたから見せ場は作れますが、
 他を考えると最後までトリオで勝負しても良かったかも。
 最後は華々しくフィニッシュ。

 好勝負に少し届かず。

Fウェルター級王座戦、3本勝負:ドラゴン・リー(ch)vs.メフィスト(3/19/19)
 レスリングからの動き出しでメフィストが丸め込んで1本。
 簡素ながらメフィストのレスリングは良好。
 2本目はメフィストがリーをダウンし煽るも丸め込みを許し1-1。
 こちらも短時間ですが、3本目まで技を一切使わず温存できた点は大きい。

 本番の3本目。
 ヒートさせてリーがトペを連打しつつも勢い任せにはせず
 メフィストが的確なポイントで反撃し、
 一進一退を繰り広げます。
 メフィストの上手さにしびれますね。
 ムーブの凄いテクニコと上手さのあるルードによる理想的な試合といえます。

 ぎりぎり好勝負
 (執筆日:4/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:ドラゴン・リーvs.バルバロ・カベルナリオ(2-1)(1/4/19)
A3本勝負:ヌエヴァ・ジェネラシオン・ディニアミタス(エル・クアトレロ、フォラステロ、サンソン)vs.アンヘル・デ・オロ、エル・ソベラーノJr.、ニエブラ・ロハ(1/4/19)
Bウニベルサル王座トーナメント決勝、3本勝負:ニエブラ・ロハvs.エル・テリブレ(新チャンピオン!)(0-2)(2/15/19)
C3本勝負:ティタンvs.カベルナリオ(2-1)(2/22/19)
D3本勝負:ミスティコ、カリスティコ、ヴォラドールJr. vs.サンソン、クアトレロ、フォラステロ(2-1)(2/22/19)
Eトリオス王座戦、3本勝負:ユーフォリア、グラン・ゲレロ、ウルティモ・ゲレロ(ch)vs.カリスティコ、ドラゴン・リー、ヴォラドールJr.(2-1)(3/15/19)
Fウェルター級王座戦、3本勝負:ドラゴン・リー(ch)vs.メフィスト(2-1)(3/19/19)