TOPルチャ・リブレCMLL 2009年 →CMLL:Puebla 7/19/09

CMLL:Puebla 7/19/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

7/13/09の大会より
@3本勝負:アツリアーノ、キング・ジャガー、レスタットvs.アギラ・ゲレラ、エスピリトゥー・マリグノ、ミステル・ラファガ
 マリグノは良いですね。
 受けて切って反撃、自主的に一進一退の攻防を生み出しています。
 レスタットも俊敏な動きで活躍している。
 他も全体的に動きは良くテンプレートではない立体的攻防も見られました。
 1本目最後は初めて見るスポット。
 セカンド・ロープにのった味方の肩に乗って
 遠近両方の相手に同時に飛び技を決めるというもの。
 クリエイティブですね。
 2本目。
 ルードの控えが入って支配するもの。
 印象には残らないが打撃は利いていて3本勝負の中での場面転換にはなっています。
 3本目。
 良いさじ加減の飛び回りですね。
 リベンジの意味合いでラフ・ファイトもあります。
 ダイブ連発から〆。
 平均的な良試合。 

A3本勝負:アストロ・ボーイ、センテラ・デ・オロ、トニー・リベラvs.カリグラ、ポリスマン、マサラ
 控えのカット合戦からヒート・アップし全員乱闘に。
 適切にスポットを回していますね。
 同時参加による連携スポットで加速し最後はロー・ブロー・スポットで締め。
 誰か分かりませんが体の伸びや、テンションが高さで目を引くルチャドールがいましたね。
 他もムーブ面、煽り、両方で悪くない働きでした。
 平均より少し上。

B3本勝負:へクトール・ガルザ、ファンタズマJr、ラ・マスカラvs.内藤哲也、裕二郎、ウルティモ・ゲレロ
 入場後すぐにルードが全員入ってリング支配です。
 No Limitは煽れているけどそれがストーリー・テリングに繋がっていないのが残念。
 結局アピールが前面に出たスターの手抜き試合でした。
 ひどい試合。

Cウェルター級王座戦、3本勝負:メフィスト(ch)vs.ミスティコ
 まずはリズミカルなレスリングからミスティコがトペ。
 その直後リングに戻った時の隙をついてメフィストがエンジェルズ・ウィングを決め1本です。
 2本目ミスティコをダウンさせ甚振ります。
 最小限に抑えている事を考慮してもスムーズな展開で完成度は高いですよ。
 セカンド・ロープから飛びついてのハリケーン・ラナで〆。
 3本目。
 ニア・フォール合戦ですがスピード感があります。
 メフィストが完璧なトペコンを炸裂。
 これに対しミスティコが場外カウントをカットしてまで体力回復を図ったのが良いですね。
 ミスティコの苦戦っぷりが表現されています。
 続いてはミスティコがダイブ。
 これまたスカンダロにリングに入れてもらった
 メフィストがミスティコの背後から腰へのサブミッション、と
 上手いと唸らされるダイブ後の引継ぎを見せます。
 丸め込みも入れて更なるカウント2合戦へと発展させました。
 メフィストの体が重くて掟破りのミスティカ狙いが崩れたのと
 最後連続技からのダイビング・ボディ・プレスでフィニッシュだったのが少し惜しまれる。
 マスク剥ぎ系のフィニッシュでも良かったと思いますね。
 想像以上のボリュームを実現させた内容で、
 試合後に敢えて握手を交わす価値があったというもの。
 好勝負に少し届かず。

総 評
 前座とスターの素晴らしい試合が収録されています。
 (執筆日:4/15/11)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし
 

試合結果

@3本勝負:アツリアーノ、キング・ジャガー、レスタットvs.アギラ・ゲレラ、エスピリトゥー・マリグノ、ミステル・ラファガ(2-1)
A3本勝負:アストロ・ボーイ、センテラ・デ・オロ、トニー・リベラvs.カリグラ、ポリスマン、マサラ(2-1)
B3本勝負:へクトール・ガルザ、ファンタズマJr、ラ・マスカラvs.内藤哲也、裕二郎、ウルティモ・ゲレロ(2-1)
Cウェルター級王座戦、3本勝負:メフィスト(ch)vs.ミスティコ(2-1)