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Classic Lucha:Best of Classic Lucha 1988の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@カベジェラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ローラ・ゴンザレスvs.パンテラ・スレーニャ(9/12/88)
 観客席にぶつけ、鉄柱にぶつけ、と荒々しさは十分。
 アクションを絞って限定する分、
 憎しみたぎらせ全力で行っていますね。

 お互いが流血しても動きは衰えず。
 時に執拗さがしつこくも見えますが。

 場外へのダイブやコーナー上投げなど
 迫力あるスポットも重ねて
 女性の命の髪がかかっているだけある
 ニア・フォールに次ぐニア・フォール。

 少し自分たちのスキルを超えた攻防で無理もしていますが、
 女性でもここまでの試合が出来るんだと証明した歴史的な試合でしょう。
 
 試合後は観客が熱狂してリングまで押しかけてましたからね。

 中々良い試合。
 (執筆日:?/?/12)

Aカベジェラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ピラータ・モーガンvs.エル・ダンディ(9/23/88)
 ピラータがオーソドックスな試合運び。
 受けのダンディにもう少し関与して欲しいものの
 コーナー上を上手く使って立体感を生み出しています。

 ダンディを流血させて追い込み反撃許さず一本。

 2本目はダンディが反撃。
 ピラータに粘られるも流れを作って4の字で追いつきます。

 流れ作りが綺麗で適切にセット・アップされた3本目。
 ダンディの絶体絶命が続きますが、
 細かな一進一退を織り込んで盛り上げましたね。

 両者の技巧は感じられるものの
 攻防が地味でダイナミズムにおいて物足りなさも。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:?/?/23)

Bマスカラス・コントラ・マスカラス、3本勝負:ヴィジャノスvs.ブラゾス(10/21/88)
 まずはオーソドックスなレスリング。
 伝統的ですね。
 体重のせいでブラゾの動きが鈍いものの
 それでも体型からありえないと考えてしまう技、
 ヴィクトリー・ロールなどを決めたりと持ち味は発揮している。
 控えが後ろのコーナーから飛ぶ定番の流れでヴィジャノスが1本。

 2本目は軽快な攻防から始めつつ
 サブミッションにシフトさせて魅せます。
 
 3本目は控えが入って殴り倒しあうと
 ヒート・アップし6人で?み付き、マスク引き裂きなど
 レフェリーが統率できない乱戦状態になります。
 ただ本当にアクションにはなっていないので
 乱戦表現としては合格点を与えることはできない。
 ダイブ連発から終盤戦に突入ですが
 画質が悪い上、観客が移りこんでいるので
 その攻防をちゃんと見る事はできませんでしたね。
 名のあるトリオの全員のマスクが賭けられており有名な一戦ですが
 思ったよりヒート・アップするのに時間がかかったし
 それぞれの上手さも十分に発揮されていなかった印象があります。
 とりあえず、中々良い試合としておきます。
 (執筆日:?/?/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カベジェラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ローラ・ゴンザレスvs.パンテラ・スレーニャ(2-1)(9/12/88)
@マスカラス・コントラ・マスカラス、3本勝負:ヴィジャノスvs.ブラゾス(2-1)(10/21/88)