RINGS:Best of RINGS 1994の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 前田日明vs.ヴォルク・ハン(6/18/94) |
@ヴォルク・ハンvs.山本宜久(1/21/94)
序盤でいきなり山本が打撃でダウンさせます。
受け手に回ってもハンのサブミッションに対して良質な逃げを見せ、
トップ対決だと実感させる攻防です。
ぎりぎりの攻防の中で
最後まで山本の積極性も光り最後まで充実しました。
中々良い試合。
(執筆日:?/?/13)
A前田日明vs.ヴォルク・ハン(6/18/94)
数え歌で認知が高まっている中での攻防。
それを活かしてハンの一撃性を演出していますね。
ハンの美しく鋭い立ち構えは
この重要な一戦に見事に研ぎ澄まされてコンディション万全。
前田が良い攻めを見せても
それ以上を見せるハンのトータル・パッケージぶり。
更にはハンの打撃が前田の目に入るアクシデント。
前田としてはやりづらくなりましたが、ドラマ性は向上。
そしてハンもまたそのアクシデントを見事に処理。
優位に立ったシチュエーションを
ただラッシュをかけるだけでなく、
敢えて間を空けたりと状況に合わせて冷静に演出して見せました。
前田の左膝が壊れたかという場面から
一瞬で決まった一発逆転フィニッシュも格好良く痺れました。
前田のRINGSベスト・バウトでは。
文句なしに好勝負。
B準決勝:ヴォルク・ハンvs.ハンス・ナイマン(12/16/94)
ハンがいきなりテイク・ダウンからレッグ・ロックを決め沸かせます。
ナイマンはロープ・ブレイクを惜しまないので明確なスタイル・クラッシュになっている。
フェイントと本命打撃の組み合わせが良くKOの可能性をしっかり見せることが出来ている。
またKOに加えて、ロー・キックの蓄積を加えたのも良かった。
6分の試合故に難しく考えることなく両者の良さを出し組み合わせました。
まあまあ良い試合。
(執筆日:?/?/13)
C準決勝:前田日明vs.山本宜久(12/16/94)
体重差明らかの中、山本が手数、スピードで対抗する形。
まず前田がロープ・ブレイク2回して山本の次代のスターとしての位置づけをはっきりさせる。
前田は余り動けず、UWFという共通様式がないと厳しい様子。
それでもはしゃぐと形容するのが適切なほど
山本が激しく動いて対比的になっているので結構形になっている。
特筆すべき魅力はないものの日本人エース&次期エース対決に
ふさわしい中身の詰まった試合でした。
平均的な良試合。
(執筆日:?/?/13)
Dヴォルク・ハンvs.長井満也(12/24/94)
ハンの鮮やかなテクニックに魅了されますね。
長井も打撃で押す役回りにより
良好な一進一退が実現されています。
エスケープ2回(=ダウン)、
今度はダウンとRINGSルールで
真っ直ぐに盛り上げていきます。
ただ終盤にかけての高め具合が物足りないですね。
長井が売ってみろよと顔を出して挑発しますが、
そういう余地のない緊迫した試合だったはず。
他の見せ方をしたかったですね。
中々良い試合。
(執筆日:5/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ヴォルク・ハンvs.山本宜久(1/21/94)A前田日明vs.ヴォルク・ハン(6/18/94)
B準決勝:ヴォルク・ハンvs.ハンス・ナイマン(12/16/94)
C準決勝:前田日明vs.山本宜久(12/16/94)
Dヴォルク・ハンvs.長井満也(12/24/94)