Freedoms:Best of Freedoms 2017の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | キング・オブ・フリーダム王座戦、リング・オブ・ペイン蛍光灯300本デス・マッチ:ビオレント・ジャック(ch)vs.葛西純(12/25/17) |
@キング・オブ・フリーダム王座戦、蛍光灯&ガラス画鋲ボード+空き缶テーブル・デス・マッチ:正岡大介(ch)vs.竹田誠志(3/23/17)
コーナーに立てかけられたお題目をかわす
定番の導入後、蛍光灯をまずはベースで使います。
リバース・ブレーン・バスターで
明らかに膝から落ちているのに腹を押さえたりと
ディティールが弱いですが悪くは無い。
お題目の2つのスポットをどこでどう使うかが焦点になっていますが、
効果的な配置で使えていたといえるでしょう。
一方でこの十分なスポットを経た上で
通常の攻防だけで魅せ切れたかというと
ちょっと物足りなかったか。
特にジャーマンの打ち合い等
かがみ合わせ要素を入れると正岡が見劣りする印象が強くなってしまいました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Aキング・オブ・フリーダム王座戦、4コーナーズ・オブ・ペイン・デス・マッチ:正岡大介(ch)vs.吹本賢児(5/2/17)
椅子に座って蛍光灯を打たせあいますが、
そこで過度に痛がってしまう正岡は
グリーン・ボーイに見えてしまいます。
ただvs.竹田よりは堂々と王者然としているシーンも多く、
中盤の試合運びは良かった。
様々な凶器が入り乱れる中で
吹本もベテランらしいカウンターを使って
良い攻防に仕上げていましたね。
中々良い試合。
(執筆日:6/?/17)
B蛍光灯+αデス・マッチ:葛西純、佐々木貴vs.竹田誠志、吹本賢児(11/13/17)
トルネード・ルールではないので
そこまで派手な内容にはなっていません。
それでも通常プロレスとしての試合運びは悪くないし、
そこにどう凶器を織り交ぜるかの選択も良好。
少し不安要素であった吹本も
相手が葛西とあって奮起しており、
まあまあ良い試合となりました。
Cキング・オブ・フリーダム王座戦、ガラス・ボード&ノー・キャンバス・リング:正岡大介(ch)vs.ビオレント・ジャック(11/13/17)
お題目のガラスとノー・キャンバスは
序盤の試合作りの中で使ったので
その上に何を見せれるかが課題。
観客席になだれ込んで
一度場外でしっかり時間を取ったことで
リフレッシュしたのは良いものの
リングに戻った後は迫力不足と言わざるを得ません。
ダイブから終盤に入り、
板剥き出しの投げでそれを補ってきたものの
特別な試合にはなりきれずここまでかと思いきや、、、
板を剥ぎ取り大きな穴をあけると
そこにガラスを設置しての投げ。
更にはその穴の中にいる相手にダイビング・ニーと
予想もしていないビッグ・スポット。
最後の追い込みが素晴らしく、
終わってみれば王座交代も納得の激戦でした。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Dキング・オブ・フリーダム王座戦、リング・オブ・ペイン蛍光灯300本デス・マッチ:ビオレント・ジャック(ch)vs.葛西純(12/25/17)
床にもぎっしり蛍光灯を敷き詰められているので
普通のプロレス・レスリングの動きと共に次々割れていきます。
良い意味で異様な光景。
移動のもたつき等葛西は長年のダメージの蓄積が少し感じられますが
それ以上に安心のデス・マッチ運び。
サイド・テーブルにパイル・ドライバーといった激しいスポットで盛り上げる一方で
正岡のダイビング・ニーを使ったりして点を線に繋げる載せ方をする。
一つ一つ妥協のない削りあいは
年末興行にこのカードを組んできた
団体の意思と観客の期待がぴったり合致した内容になっています。
最後の壮絶な粘りあいも素晴らしかった。
文句なしに好勝負。
(執筆日:3/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
@キング・オブ・フリーダム王座戦、蛍光灯&ガラス画鋲ボード+空き缶テーブル・デス・マッチ:正岡大介(ch)vs.竹田誠志(3/23/17)Aキング・オブ・フリーダム王座戦、4コーナーズ・オブ・ペイン・デス・マッチ:正岡大介(ch)vs.吹本賢児(5/2/17)
B蛍光灯+αデス・マッチ:葛西純、佐々木貴vs.竹田誠志、吹本賢児(11/13/17)
Cキング・オブ・フリーダム王座戦、ガラス・ボード&ノー・キャンバス・リング:正岡大介(ch)vs.ビオレント・ジャック(新チャンピオン!)(11/13/17)
Dキング・オブ・フリーダム王座戦、リング・オブ・ペイン蛍光灯300本デス・マッチ:ビオレント・ジャック(ch)vs.葛西純(12/25/17)