大日本プロレス:デス・マッチ Best Selectionの分析
名勝負 | 画鋲裸足デス・マッチ:葛西純vs.松永光弘 (5/27/01) |
好勝負 | デス・マッチ王座戦、蛍光灯200本&画鋲ガラス・デス・マッチ:ザンディグ(ch)vs.松永光弘(8/19/01) |
総時間2時間です。
@スクランブル・バンクハウス時間差月光闇討ちデス・マッチ:松永光弘、フレディ・クルーガー、金村ゆきひろ、菊澤光信vs.ミスター・ポーゴ、ジ・ウィンガー、保坂秀樹、三宅綾(4/22/01)
あるタイミングで一定時間、照明が落ちるという試合形式。
想像力の必要性を問いたかったのかもしれませんが
おそらくCOD2で暗闇に包まれてしまったのを
面白いと思ってしまったというのが正しいのでしょう。
そうじゃないと一流の松永が
暗闇中に外に出るという馬鹿をしでかした理由が分からない。
どちらにせよつまらない試合でした。
Aデス・マッチ王座決定トーナメント決勝、有刺鉄線・蛍光灯&蛍光灯ロープ&ボブワイヤー・チェスボード・デス・マッチ:ザンディグvs.金村キンタロー(5/4/01)
ボブワイヤー・チェスボードっていうのは
リングマットを剥がし状態でその板に少し有刺鉄線を巻くという形式。
これもCZWからの
キンタローなんかとザンディグでは
釣り合いが取れないので妻殴り始めCZW勢が
ザンディグに襲い掛かるというハンデを途中でつけましたが
それで逆にキンタローのヘボさが目立ってしまう事に。
ザンディグが有刺鉄線ロープでタランチュラを見せる等
頑張っていたので平均より少し上といった所か。
B画鋲裸足デス・マッチ:葛西純vs.松永光弘 (5/27/01)
イアンばりに画鋲に対してレスリングを絡めて魅せて来ました。
序盤から画鋲に踏み入れ、画鋲を口に入れての攻撃まで持っていき
ミッキーvs.イアンのように全編ひたすらまっすぐ極地まで行く事を
選ばなかったのは少し勿体無い気もしますが
それでも多彩且つ独創的な魅せ方で
陽気な葛西ワールドと画鋲による痛みを
共存させる事に成功させてるのはお見事。
最高峰のデス・マッチでぎりぎり名勝負。
Cデス・マッチ王座戦、蛍光灯200本&画鋲ガラス・デス・マッチ:ザンディグ(ch)vs.松永光弘(8/19/01)
両者お互いCZW、BJWを代表するデス・マッチ・ファイターとして
上半身裸で競うように天晴れな被弾。
更に只の打ち合いにならないよう
両者ちょっとした工夫、意地を織り交ぜていますね。
只火炎吹きというフィニッシュへの流れが一方的で、
そこまで際立たなかったのは残念。
ぎりぎり好勝負。
D何でもありありデス・マッチ:松永光晴vs.藤原喜明(1/20/02)
松永が有刺鉄線を巻いたまま試合に臨めば
藤原も軍手にペンチで取り除いたりと
もうアイデア勝ちの一戦。
最後はあっけないですが
両者の魅力を引き出した異種スタイル戦でした。
中々良い試合。
Eボブワイヤーボード・デスマッチ:ジ・ウィンガーvs.ホミサイド(8/4/02)
この2人だと有刺鉄線だけ使うなんてこともできないので
この試合形式だと通常試合とほとんど同じ。
ホミサイドの衝撃バルコニー・ダイブ(下は普通の厚いテーブル)だけが見物です。
しかしこのダイブも完全に浮いている。
少し悪い試合。
Fデス・マッチ王座戦、蛍光灯&ガラス・デス・マッチ:シャドウWXvs.金村キンタロー(3/30/03)
試合形式の過激さとしては上位に位置していると言ってもいいのに
何も伝わってこないのは演者の問題というしかない。
Cとはまるで大違い。
過激な事すれば良いって物でもありませんが
両者シャツを着ている時点で、やはり覚悟の差が見えます。
少し悪い試合。
総評
天晴れなまでに見所は松永絡みのみ。
もうBest of Mr.Danderで作ってくれたら良いのに。
デス・マッチ・ファンならBは見ておきたい。
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
B画鋲裸足デス・マッチ:葛西純vs.松永光弘 (5/27/01)リング中央に画鋲ケースが置かれている。
片手を組むと松永が引っ張り倒そうとする。
葛西は逃げるとバナナを食ってエネルギー充電。
松永が背負ってケースに入れようとする。
葛西がラ・マヒストラルの体勢に変える。
抵抗されるも松永の顔を押し込み少し画鋲に当て離れる。
松永が葛西を抱え挙げる。
そしてケースの上に着地させる。
画鋲付きバットを葛西の背中に叩きつける。
葛西の口に画鋲を入れると殴りつける。
再び口に入れネック・ブリーカー。
パワー・ボムを狙う。
葛西に抵抗され松永はケースに足を踏み入れてしまう。
葛西が逃れドロップ・キック。
場外で松永を痛めつける。
松永が反撃し廊下に出る。
リング横に戻って来たときには再び葛西ペース。
リングに戻ると葛西は松永の腕を取り有刺鉄線ロープの上を綱渡り。
痛みに耐え切れず落ちるも脳天チョップ。
画鋲を手にすると頭に押し当てヘッド・バッド。
帽子の上に画鋲を入れるとそれを松永にかぶせる。
そして椅子攻撃。
更にケースへのジャーマン。カウント2。
松永の上に画鋲をのせるとコーナー上へ。
ゴーグル装着でダイビング・ボディ・プレス。カウントは2。
自らのみケースに突っ込むサンセット・フリップ。カウントは2。
画鋲付きバットを脚、背中に叩きつける。
そしてロープに振ると
脚目掛けバットを振りケースに突っ込ませようとする。
松永は避けるも蹴りつけられケースに踏み込んでしまう。
葛西は椅子を4脚立てるとそこからケースへのパイル・ドライバーを狙う。
松永が逃れそこからケースへのロシアン・レッグ・スイープ。
更に画鋲付きバットを添えてシャープ・シューター。
葛西はケースに落ちた反動で逃れる。
松永がケースの画鋲をリングに撒きケースを撤去。
そしてそのリングでローリング・クレイドル。1,2,3!で松永の勝利!
Cデス・マッチ王座戦、蛍光灯200本&画鋲ガラス・デス・マッチ:ザンディグ(ch)vs.松永光弘(8/19/01)
出てきた覆面Xが松永だと分かりザンディグは混乱。
ザンディグは友人だろと闘いたくない様子。
そこにザンディグと敵対するCZW軍がステージに現れる。
気を取られたザンディグに松永が蛍光灯を叩きつける。
ザンディグが蛍光灯攻撃を避け蛍光灯付きロシアン・レッグ・スイープ。
ザンディグが蛍光灯を手にすると松永が場外に出る。
蛍光灯チャンバラは相打ち。
ザンディグが蛍光灯ロープに振り飛ばしていく。
バックを取る。
松永は蛍光灯ロープに押し当て逃れると蛍光灯ロープ越しに投げ捨てる。
戻ってきたザンディグに画鋲ケースへのパワー・ボムを狙う。
ザンディグは逃れると逆にケースへのパワー・ボム。
ローリング・ラリアットを狙う。
松永はカウンターで低空ドロップ・キックを決めると
画鋲バットを叩きつけ画鋲付きバットを挟んでのシャープ・シューター。
ザンディグがロープを掴む。
コーナーに蛍光灯を束にして振り飛ばそうとする。
松永が振り返しザンディグをぶつける。
ザンディグを会場の端に連れて行くとバルコニーにぶら下がっている鎖にザンディグをつなげようとする。
ザンディグは逃れると逆に松永を鎖につなげ吊るす。
リングに戻す。
パワー・ボムを決めるもカウント2。
立てた椅子の背にガラス板をのせる。
テーブルもコーナーに橋渡しにする。
松永が反撃しザンディグをテーブルの上にのせる。
そして自身もテーブルに乗せるとフェイス・バスターで落とそうとする。
ザンディグが防ぎガラス板への雪崩式アバランシュ・スラム。
カバーするも葛西が裏切りカット。
松永が不意を付いて丸め込むもカウント2。
鎖を巻きつけてラリアットを決めるもカウント2。
蛍光灯を載せたケースの上にブレーン・バスター。
カバーするもカウント2。
葛西がCZW USAと書いた布をザンディグの背中にホッチキスで固定。
松永が正面から火炎を吹きつけ1,2,3!
松永が新チャンピオンに!
布に燃え移ったので消火。
試合結果
@スクランブル・バンクハウス時間差月光闇討ちデス・マッチ:松永光弘、フレディ・クルーガー、金村ゆきひろ、菊澤光信vs.ミスター・ポーゴ、ジ・ウィンガー、保坂秀樹、三宅綾(4/22/01)Aデス・マッチ王座決定トーナメント決勝、有刺鉄線・蛍光灯&蛍光灯ロープ&ボブワイヤー・チェスボード・デス・マッチ:ザンディグ(新チャンピオン!)vs.金村キンタロー(5/4/01)
B画鋲裸足デス・マッチ:葛西純vs.松永光弘 (5/27/01)
Cデス・マッチ王座戦、蛍光灯200本&画鋲ガラス・デス・マッチ:ザンディグ(ch)vs.松永光弘(新チャンピオン!)(8/19/01)
D何でもありありデス・マッチ:松永光晴vs.藤原喜明(1/20/02)
Eボブワイヤーボード・デスマッチ:ジ・ウィンガーvs.ホミサイド(8/4/02)
Fデス・マッチ王座戦、蛍光灯&ガラス・デス・マッチ:シャドウWXvs.金村キンタロー(新チャンピオン!)(3/30/03)