大日本プロレス:Best of BJW 2023の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | Jr.ヘビー級王座戦:関札皓太(ch)vs.阿部史典(2/12/23) ストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.大門寺崇(3/11/23) |
@最侠タッグ・リーグ準決勝:アストロノーツ(阿部史典、野村卓也)vs.クレイジー・ラバーズ(竹田誠志、塚本拓海)(2/8/23)
セコンドの武田がリング介入しジャーマンで交代を成功させたり、
塚本がバチバチに対して引かずに無理やり切ったりと強引な応対。
これはベストな選択肢ですね。
頑固者同士のハードヒットは荒れ模様となり
場外乱闘でノーコンテスト。
再試合になるも
蛍光灯持ち出して挑発したりも収まりつかないラフ、ラフ、ラフ。
敢えて形なんて気にしない演出は賛否分かれそうですが、面白いものが見れました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
AJr.ヘビー級王座戦:関札皓太(ch)vs.阿部史典(2/12/23)
阿部が個性を十二分に押し出した試合運び。
関札は勢いに乗った動き見せつつ
腕の痛みの見せ方丁寧でバランス良いですね。
それぞれ相手をちゃんと受け取めてフォロー。
後半にかけてフォールを無駄に挟み過ぎず
自由自在にフローしていく感は素晴らしかった。
王座戦として正統に作り上げられた21分もの充実の一戦。
ぎりぎり好勝負です。
B関本大介、岡林裕二vs.阿部、野村卓矢(2/13/23)
大日が誇るトップ・カード。
重量対ハード・ヒットで真っ向からぶつかり合います。
わかりやすい攻防の中
方法論に基づいたタイミングでのカウンターが映えます。
阿部と岡林の攻防は見応えありましたね。
ただ最後の両者KOの終わり方が
受け止め方によっては不完全燃焼…。
中々良い試合。
C最侠タッグ・リーグ決勝:アブドーラ小林、若松大樹vs.竹田誠志、塚本拓海(2/13/23)
若松が受けっぷり良く顔を真っ赤に染めます。
若松の頑張りは試合の熱量を高めましたね。
小林は少し衰え目立つもの重量級として凸凹コンビで良い感じです。
竹田、塚本も安定感あるワークで削り合い。
ただもう少し派手なスポットからタッグとしての戦略が決勝としては欲しい所でしょうか。
好勝負に届かずも中々良い試合。
Dストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.大門寺崇(3/11/23)
大門寺は昨年に比べると質感の伴った動きになっていますね。
腕狙いで相手の武器を削ぎつつ、
本筋の首攻めという攻め方も良く、見違えました。
岡林は受けに回りながら気迫の攻め。
岡林のハード・ファイトぶりは他を寄せ付けないレベルにあります。
終盤も激しい肉弾戦で見応えあり。
大門寺はアピールに関して改善できればもっと良くなりますね。
若干アピール過多で、ザ・ロックやレインズの動作物真似もモノになっていない感を強めています。
銃を打つアピールの方はオリジナルなのでしょうが、これが余り格好良くないので…。
とはいえ大門寺が王座奪取しても問題ないレベルの激闘でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/?/23)