大日本プロレス:Best of BJW 2023 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タッグ王座戦:アストロノーツ(阿部史典、野村卓也)(ch)vs.加藤拓歩、鈴木敬喜(5/4/23) ストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.青木優也(5/4/23) |
@タッグ王座戦:アストロノーツ(阿部史典、野村卓也)(ch)vs.加藤拓歩、鈴木敬喜(5/4/23)
阿部、野村は盤石。
相手が黙っていても試合を作れて容赦ないカワイガリ。
挑戦者側も活きの良い動きで、
王者の鉄板っぷりがあってこそだが
その枠組みの中でもここまでロスなく存在価値見せれたのは一つの成果ですね。
今後も招聘されそうな予感がしますね。
ぎりぎり好勝負。
Aストロング・ヘビー級王座戦:岡林裕二(ch)vs.青木優也(5/4/23)
ロープ・ワークの勢いから場外張り手合戦に展開。
威勢の良い掴みから青木が体を張った受身で盛り上げます。
ストレートな見せ方で岡林優位。
そのまま青木がアンダードッグ路線で行くかと思いきや
その良さを残しつつ予想を外した攻めも見せてGood。
岡林の上質な防衛戦のワン・オブ・ゼムになるかと思いきや
それを超えて特別な境地に辿り着きました。
真っ向から汗迸るハード・ヒットで最後は〆。
文句なしに好勝負。
B岡林裕二vs.阿部史典(5/28/23)
同日この後の興行でタッグ王座戦。
その前哨戦を同日に行うという何とも過酷なブッキングです。
岡林の巨体を阿部がどう腕狙いで攻略するか。
緊密な攻めでありながらポイントではスケールが広がります。
タッグ王座戦に向けて温存するなんて考え無しの
熱い攻め合いが後半にかけて展開されます。
最後も次の試合を考えると戦略的敗北をしても良いはずの所で阿部が粘るというドラマ。
好き嫌い分かれそうな見せ方ではありますが
このブッキングの意味を見せました。
好勝負に少し届かず。
Cタッグ王座戦:アストロノーツ(阿部史典、野村卓矢)(ch)vs.関本大介、岡林裕二(5/28/23)
関本らが体重を使って重い打撃を打ち込み、
アストロノーツはその重量級の相手を一撃で黙らせる納得感のあるハード・ヒット。
一部段取りの悪さもありつつも
お互い部位狙いが一貫していて安定しています。
関本らが観客の相手への声援に丁寧に反応し、
まったり進めつつも観客にフォローさせたのは流石。
試合時間の経過と共に蓄積する内容ですが、
35分でやるには45分試合くらいのまったり感ぎな印象もありましたね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
D世界ストロング・ヘビー級王座戦:青木裕也(ch)vs.中之上靖文(7/22/23)
アクションが小さくならないよう
ロープ/エプロンを使って波に乗るチェーンのアクション。
ポイントの切り返しでリズムをつけていますね。
中之上の非常に良いコンディションも光りました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:8/?/23)