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Highspots:Best of Genichiro Tenryu Revolution Disc Twoの分析


名勝負 三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(6/5/89)
好勝負 なし

@天龍源一郎vs.タイガー・マスクII(全日本プロレス 6/1/87)
 7番勝負第5戦。
 ようやくヘビー級に通用するようになってきました。
 試合はまったりと天龍が格の差を見せつけタイガー・マスクが追いすがるという内容。
 しかしながら内外共にミッド・カードの位置にすぎず
 まあまあ良い試合程度。

A天龍源一郎、阿修羅原vs.輪島大士、石川孝志(全日本プロレス 6/8/87)
 天龍、原の痛い攻撃で持って
 情けないレスラー輪島もかすかに輝いています。
 少し悪い試合。

BPWF、UN王座戦:天龍源一郎(UN ch)vs.スタン・ハンセン(PWF ch)(全日本プロレス 3/9/88)
 天龍はハンセンを一時的に黙らせる重さを持っているので
 一進一退を作りやすく、実際良い感じに行っていますね。
 対等のハード・ヒッティングと、アンダードッグの中間、
 どちらの長所も併せ持った内容になっています。
 2冠王座戦としては具体的な見所にやや欠けるが中々良い試合でした。

C三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(6/5/89)
 器の大きな構え。
 首攻めで一貫した強力な攻め。
 圧倒的な観客の支持。
 この三拍子が揃った絶頂期の鶴田という壁に、
 天龍が一歩ずつ確認を起きながら階段を上っていく内容。
 三沢−鶴田に似ていますね。
 こういうどこか負けるために戦っている部分やノー・サイドの風が、
 演出とは違う形で生み出てきて
 遺恨、格差と打ちけし合わずに多層に存在しえる、
 リアリズムがあるのはアメリカでは中々出来ない、日本ならではの物ですね。
 ぎりぎり名勝負。

DPWF/Intタッグ王座戦:ジャンボ鶴田、谷津嘉章(ch)vs.天龍源一郎、スタン・ハンセン(10/20/89)
 谷津が弱い上に逃げで使えないし、
 ハンセンは背中の痛み+噛み合わない鶴田が相手で元気がない。
 うつろな流れはずるずると続き温存した割りに引き立てない鶴龍対決にも影響。
 3人のビッグ・レスラーが集まっているのに
 連携でこまごまとやっている内容に終わりました。
 平均レベル。

ERWTL優勝決定戦:天龍源一郎、スタン・ハンセンvs.ジャンボ鶴田、谷津嘉章(12/6/89)
 そこで攻めれば、立ち向かえば更にギアがかかるのに、という部分が幾つも見られるけれども
 谷津は積極的に動いていて
 鶴田に恩返ししようと奮起する仕掛けとしても盛り上げに一役買っています。
 ハンセンも状態はよくなっているし、
 鶴龍対決も売りにせずともあるべき遺恨がそこにある等
 強烈な見所こそないが全体的にしっかりと作り上げた試合になっています。
 好勝負に少し届かず。

F天龍源一郎vs.ランディ・サベージ(日米レスリング・サミット 4/13/90)
 観客が素晴らしくサベージ、シェリーに対して素晴らしいブーイングを行っています。
 2人も良いですね。
 天龍はストレートな熱さで進み、
 サベージはすかし、化かす受けで歓迎する。
 両者の持ち味がそのまま出せた内容。
 ただ思ったより深くないし、10分という長くない試合時間でした。
 平均的な良試合。

総評
 まあまあな内容だが全日時代はもっと内容を濃くできるはず。
 少し選考が甘い。
DVD Rating:★★☆☆☆
 (執筆日:2/1/10)

注目試合の詳細

C三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(6/5/89)
  ハンセンがリングサイドで見守っている。
  組むと鶴田が殴りつけ天龍がチョップを打つ。
  鶴田がニーを入れ天龍をロープに振る。
  ジャンピング・ニーへ。
  天龍が避けジャーマン。
  鶴田がカウント2で返す。
  組むと鶴田がヘッド・ロック。
  天龍はコーナーに押し込むと張り手にチョップ。
  鶴田がフォア・アームズを打ち込みブルドッグ。
  カバーするもカウント2。
  コブラ・クラッチ。
  腰にニーを押し当て締め上げる。
  天龍は起き上がるとロープに逃げる。
  鶴田はそれならとロープに振りバック・エルボーへ。
  避けられクローズラインへ。
  避けられジャンピング・ニーへ。
  天龍は受け止めるとチョップ。
  ロープに走る。
  鶴田がカウンターでビッグ・ブーツ。
  首裏にエルボー。
  天龍がチョップ。
  チョップ。
  鶴田がロープにもたれるもビッグ・ブーツ。
  エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  コブラ・クラッチ。
  首裏をストンピング。
  殴りつける。
  背中にダブル・アックスを叩きつけていく
  場外に下ろすと柵にぶつける。
  リングに戻す。
  リングに戻ろうとする。
  天龍がロープに走りラリアット。
  場外に転落した鶴田にエプロンからクロス・ボディ・アタック。
  鶴田をリングに戻す。
  頭部を蹴りつけチョップ。
  脚を取って倒すとレッグ・ロック。
  膝に拳を叩きつけていく。
  マウントでエルボーを叩きつけていく。
  フィスト・ドロップ。
  背中を蹴りつける。
  チョップ。
  鶴田が隙を突いてベリー・トゥー・ベリー。
  カバーするもカウント2。
  コブラ・クラッチ。
  天龍がロープに脚をかける。
  鶴田は天龍をロープに振るとジャンピング・ニー。
  カバーするもカウントは2。
  首裏にエルボーを叩き込んでいく。
  パワー・ボムを狙う。
  天龍がリバース・スープレックスに切り返す。
  鶴田が起き上がり天龍の背中を殴りつける。
  アブナミドル・ストレッチ。
  天龍が潰してカバー。
  カウント2で返されるやアーム・ロック。
  鶴田の脚は既にロープの外に出ている。
  天龍は起き上がるのを待つとチョップ。
  チョップ。
  ヘッド・バッド。
  ヘッド・バッドを叩き込む。
  鶴田が場外に転落。
  天竜はリングに入ってきた鶴田を蹴り上げチョップ。
  ロープに振りラリアット。
  カバーするもカウント2。
  起こすと胸に張り手。
  チョップ。
  鶴田が胸に張り手。
  耳にエルボー。
  もう1発。
  肩口にエルボーを落とす。
  カバーするもカウント2。
  バック・ドロップを狙う。
  天龍がこらえコーナーに逃げる。
  鶴田がショルダー・ブロック。
  コーナーに振りジャンピング・ニー。
  バック・ドロップを狙う。
  天龍がコーナーを蹴って潰す。
  両者ダウン。
  鶴田が天龍の首裏を殴りつける。
  ロープに振りラリアット。
  カバーするも天龍の脚がロープにかかる。
  15分経過。
  ロープに振りネック・ブリーカー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  起こすとブルドッグ。
  カバーするもカウント2。
  ボディ・スラム。
  頭部へのダイビング・ニー・ドロップ。
  カバーするも天龍の脚がロープにかかる。
  ダイビング・ニー・ドロップ。
  再び登り3発目。
  カバーするも天龍の脚がロープにかかる。
  ロープに振りテーズ・プレス。カウントは2。
  天龍の後頭部にニーを叩き込む。
  バック・ドロップを狙う。
  天龍が踏ん張る。
  鶴田が引っこ抜きバック・ドロップ。
  カバーするもカウントは2。
  ロープに振りテーズ・プレスへ。
  天龍がスタンガンに切り返しカバー。カウントは2。
  鶴田が天龍の背中に張り手。
  天龍をロープに振りドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  ダイビング・ニー・ストライク。
  20分経過。
  ニー・パッドを外す。
  コーナーの天龍にジャンピング・ニーを狙う。
  天龍が避け延髄切り。
  インサイド・クレイドルにつなげるもカウントは2。
  ニー・パッドを外す。
  ショート・レンジ・ラリアット。
  パワー・ボムを狙う。
  鶴田がリバース・スープレックスに切り返す。カウント2。
  鶴田がコーナー上へ。
  天龍が突進。
  鶴田は飛び越えて着地。
  天龍にラリアット。
  ベリー・トゥー・ベリーを狙う。
  天龍が脚をかけて潰す。
  天龍が鶴田にボディ・スラム。
  ダイビング・バック・エルボーへ。
  鶴田は避けて自爆させると背中を叩きつける。
  首を絞めて表向きにするとカバー。カウント2。
  頭部を蹴りつけ背中を叩きつける。
  ロープに走る。
  天龍はかわすと同時に鶴田をロープに激突させる。
  ラリアット。
  延髄切り。
  パワー・ボム。
  カウントは2。
  パワー・ボムを狙う。
  鶴田がこらえる。
  天龍が持ち上げパワー・ボムで1,2,3!
  天龍が新チャンピオンに!

試合結果

@天龍源一郎vs.タイガー・マスクII(全日本プロレス 6/1/87)
A天龍源一郎、阿修羅原vs.輪島大士、石川孝志(全日本プロレス 6/8/87)
BPWF、UN王座戦:天龍源一郎(UN ch)(新チャンピオン!)vs.スタン・ハンセン(PWF ch)(全日本プロレス 3/9/88)
C三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(新チャンピオン!)(6/5/89)
DPWF/Intタッグ王座戦:ジャンボ鶴田、谷津嘉章(ch)vs.天龍源一郎、スタン・ハンセン(新チャンピオン!)(10/20/89)
E優勝決定戦:天龍源一郎、スタン・ハンセン(優勝!)vs.ジャンボ鶴田、谷津嘉章(12/6/89)
F天龍源一郎vs.ランディ・サベージ(日米レスリング・サミット 4/13/90)