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Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2017 part.2の分析


名勝負 オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:BxBハルク、Kzy、YAMATO(ch)vs.吉野正人、土井成樹、ジェイソン・リー(12/23/17)
好勝負 オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.斉藤了(12/23/17)

①オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、ドラゴン・キッド(ch)vs.ビッグR清水、Ben-K(11/3/17)
 清水というパワー・ファイターが加わったことで
 普段の技の攻防に+1の味付けがなされています。
 攻防を強引に押し切っている場面もありますが、
 CIMA、キッドが上手く若手側を押し殺させない
 バランスにゆり戻しているのはベテランの妙技です。
 若手も個性を発揮していましたが、
 この試合は中身も結果も王者側の貫録勝ちですね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.ジミー・ススム(11/3/17)
 ラリアットとサッカー・ボール・キックを交錯させた出だしは良し。
 望月の腕攻め、横須賀の脚攻めで
 後半にかけての時間を費やすも
 技の攻防に熱が入れば部位攻めの
 ダメージなんてどこかに霧消するのはDGの悪い癖。
 望月がvs.清水の時ほどではないにしろ
 カウンターが冴え渡っているので面白いものの
 やはり表現が追いついていかないと物足りない。
 横須賀の掟破りも表面的ですしね。
 中々良い試合。 

③オーバー・ザ・トップ・ロープ・イリミネーション・マッチ:土井成樹、吉野正人、ビッグR清水、ジェイソン・リーvs.CIMA、ドラゴン・キッド、Gamma、問題龍(11/26/17)
 東北初のビッグ・マッチ記念と銘打たれています。
 Gammmaの唾やコーナーへ全員で連続攻撃など
 DG伝統の見せ場を披露。
 脱落も比較的早い段階から入れ込んで
 飽きないよう見せ場を連続させていきます。
 ただ中盤Gammmaが攻防の質を下げているし、
 その後の2対2になってからも軽さは変わらず
 ファン・マッチの印象はぬぐえず。
 まあまあ良い試合。

④オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:BxBハルク、Kzy、YAMATO(ch)vs.吉野正人、土井成樹、ジェイソン・リー(12/23/17)
 ドラゲーの伝統的強みを活かしたアクションの中で
 リーの座禅といった変則ムーブは良いアクセントになっていますね。
 この6人であることで幅が広がっている。
 土井吉の連携は間違いないし、
 ハルク側もトリオとしてしっかり動けているので中盤も鉄板。
 後半になると高レベルなハイ・スポットが出てきます。
 そのスポット自体はDGなので予想の範囲内です。
 しかしこのスポットの繋げ方、
 ジェットコースターのようなライド感はDGの中でも飛び切り。
 そのくせ試合のために個が犠牲になることなく、
 個の位置づけも残っている交錯して言っているのだから感服します。
 DGの妙技が味わえます。
 ぎりぎり名勝負。

⑤オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.斉藤了(12/23/17)
 斉藤が脚攻めで先手を取るも
 望月が落ち着いて対処しエプロンでフェイス・バスター。
 そのままリングで待ってらしさを見せましたね。
 雰囲気が出来てその後が大事でしたが、
 両者ダウンさせてのサブミッション狙い。
 これはしっかり重みを感じさせる動き方で
 攻め手も受け手もスケール・アップできていましたね。
 終盤は望月が蹴り、斉藤が投げにシフト。
 この技の緩急を利かせたシフトが成功し、
 素晴らしい形で試合をまとめあげました。
 ぎりぎり好勝負。
 
(執筆日:1/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

①オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、ドラゴン・キッド(ch)vs.ビッグR清水、Ben-K(11/3/17)
②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.ジミー・ススム(11/3/17)
③オーバー・ザ・トップ・ロープ・イリミネーション・マッチ:土井成樹、吉野正人、ビッグR清水、ジェイソン・リーvs.CIMA、ドラゴン・キッド、Gamma、問題龍(11/26/17)
④オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:BxBハルク、Kzy、YAMATO(ch)vs.吉野正人、土井成樹、ジェイソン・リー(新チャンピオン!)(12/23/17)
⑤オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.斉藤了(12/23/17)